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ビアだる太郎 さんのレビュー一覧 

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     2021/11/23

    持っている盤がかなりあるが、何故か最近入手困難なハイドン99番目当てで、思い切って購入した。近年復刻されたSACDを中古で1枚だけ購入した田園が素晴らしかったので、ある程度は期待していたが、聴き始めると全て期待以上!全然古さを感じさせず、生命力に溢れた音楽から耳が離せなくなって一気に聴いてしまった。存在を初めて知った音源もあって、本当に有難いBOXセットだ。ただ一つ残念なのは、ライヴのモーツアルト40番が左右逆になっていることだけ。う〜ん、以前から欲しくて迷っている、左右リバーススイッチが付いた中古のマッキンC26をやっぱり買おうかなと余分な欲望に火が着いちゃうじゃないか。

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     2021/03/19

    たまたま通りかっかた中古屋で2番を見つけて購入したら、予想以上に素晴らしかったので、全集を注文したら、予定日より遅れたので、キャンセルしたら、翌日に入荷していたので、慌てて再注文してやっと聴けた。ダブらないように2番が別テイクという親切さもさることながら、とにかく渡邉暁雄の遺伝子を見事に受け継いだ演奏が素晴らしい。晩年の渡邉暁雄の7番をテレビかラジオのライヴで聴いた感動が蘇る。どこか懐かしく、人肌の温もりがあるシベリウス。決して、本場の演奏ではないかもしれないが、日本人の心象風景にこれ程マッチする演奏は他にはないだろう。最近、シベリウスの全集が沢山リリースされついつい買てしまうが、やっとこんなシベリウスが聴きたかったと満足できるCDに出会えてよかった。

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     2021/03/11

    随分前のCDだが、平林氏が大絶賛のブル3を既に持っているせいか気に留めていなかった。最近、CD2の歌曲の存在に気が付いて、ブル3のSACDとどっちにしようか迷ったが、歌曲を優先して、こっちを購入した。さすらう…は、やや諦観したおじさん風のハイティンク盤よりも
    ずっとやり場のない若さに苦しむ若者感が出ていて、声がやや歪っぽいけどもよかった。ユダヤの民族詩は、ハイティンク盤を持っていたかどうか記憶が曖昧だったが、ダークなショスタコ版子供の角笛という感じで、寓意に満ちたショスタコワールドが展開して、とても聴きごたえがあった。初演を任されたのも納得だ。

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     2021/03/11

    私も板起こし盤(スタインバーグの芸術・28CD)を持っていますが、そっちは、一緒に入っている古いモノラル録音の方が低音が豊かでずっといい音でがっかりした。でも、今回はテープ起こし(おそらくカッティング用のサブマスター)で、信じられないくらい音が良くなっている。半世紀前に、国内盤1000円LPとして発売されて、友人が密に愛聴していてなど隠れ名盤と伝えられてきたが、今回やっとその真価を聴くことができて、大きな喜びだ。特に、マーラー版の第9は、第4楽章だけがLPの状態が悪くて辟易していたので有難い。但し、声楽が歪っぽいのは元の録音のせいか致し方ない。私の装置では、全く別物という程低音が豊かで、チューバで増強した効果がやっと分かった。オーゴット!でティンパニがクレシェンドし続ける所は最高だ。他の曲も見違える程良くなっているので、買って良かった。

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     2021/03/07

    ナクソス初期のベートーベン全集(3・6番を除く)を担当した懐かしいザクレブフィル。確か、大野和士氏が厳しい国内情勢の中で命がけで演奏活動を続けたと仰っていたような記憶がある。しかし、オケのサウンドはそんな厳しさを微塵も感じさせず、実に優しいサウンドだ。キタエンコのアプローチもじつに優美で、よく旋律を歌わせ今までに聴いたことがないような抒情的なシーンが展開する。セレナーデは、さらに優しく、これ程力感を抑えた表現は初めて体験した。やや低音が弱いが、幻想的な色彩感に溢れた録音も好感が持てる。

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     2021/03/07

    DISC2は、CDを持っているので、迷ったが、グレートを近所のCD屋が閉店前にDGのBOXセットをばら売りした時に買いそびれたので、DISC1目当てで買った。フルヴェンのSACDは、他レーベルと聴き比べたが、クナは同一レーベルなのでそれ程違いはないと思っていたが、ビックリするほど音が違ていた。CDは低音と高音が強調されていて、全体に録音レベルが高めで強弱の差が少ない。SACDは、自然で強弱の対比が大きく、録音レベルが低いので、同レベルで再生するとむしろ迫力が弱い。逆に、大型装置で音量を上げて聴くと、SACDの方が真価を発揮して、会場にいる様な自然な臨場感で圧倒される。語弊があるが、CDは米ロンドン盤LPで、SACDは独デッカ盤LPみたいな音といったところかな。サブウーファーやリボンツイッターがある大型のメインシステムでは、断然SACDに軍配を上げるが、夜中に静かに聴くには、小型のサブシステムでCDを再生した方が小音量でもメリハリがあっていい。また、クナの持つやりたい放題のイメージにはちょっとどぎついCDのサウンドの方がマッチしていて、SACDでは、特別なことはやってないと思えるほど自然過ぎるかもしれない。どちらも持っていたくなる悪魔の誘惑だ。

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     2021/03/01

    ディヴィスの中古を漁っていたら、何故かこのCDが混じっていて、デジャヴ感のあるジャケットに魅かれて思わず購入してしまった。故長岡鉄男が好きそうなゲテモノ録音だが、とても面白い。民族音楽とも現代音楽とも断言できない、民族系フュージョンともいうべきか、ジャケットから想像されるようなおどろおどろしさはなく、親しみやすく安心して楽しめる。こんな拾い物があるから、中古探しはやめられないね。

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     2021/03/01

    これは素晴らしい。8番は、VPOとのライヴは凄いが、このBPO盤の方が、改訂版が表現したいことを分かりやすく再現されていると思う。改訂版が実はブルックナー愛に溢れていることは、ピアノ連弾版の全集を聴いて確信したが、クナのブルックナー愛が、成る程こういう表現を求めているのかということがVPOやミュンヘンよりもよく伝わってくるように感じる。9番は、更に素晴らしく、改訂版がやりたいことは、聴衆を圧倒することではなく、あくまでも宗教的感動を伝えたいという思いからだということが実感できる。やはり、クナは只者ではなかったと改めて実感させられた。

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     2021/03/01

    激安全集で出ていたときは、ゲテモノだろうと手を出さなかったが、今になって聴きたくなって、やや高いが中古をげっとした。実はショスタコーヴィチを数枚買って、それ程酷いオケではないと判断したのだが、この録音の頃はちょっと怪しかったね。スケール感は望むべくもなく、こじんまりとした感じが逆にノスタルジーを感じさせて味わいがある。8番など、フィナーレで、合唱の出番が終わった後、オケの存在も希薄になり、オルガンとティンパニ・銅鑼だけが異様に張り切ってコーダを演奏するのがとてつもなく面白い。他の曲も、同様にずっこけたようなところはあるが、一所懸命さは物凄くよく伝わってきて、嫌いにはなれない。一度は耳にして損はない全集だと思う。

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     2021/03/01

    ダフニスは、BPOとの再録音が凄まじいので、ちょっと魅力がなくなったが、初めて聴いた時には、その色彩感に圧倒されたものだ。実は、個人的には、クリーヴランドとの第2組曲の方が、普通では聴こえない音が入っていて好きなので、そちらの方もSACD化されると嬉しいのだが。LP未発売だったうぐいすの歌は、ブーレーズが演奏会でも度々取り上げていた曲だけに、ちゃんとSACD化されてよかった。4chのプレイヤーをきちんと直して、70年代の色彩の洪水に浸ってみたいと改めて思った。

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     2021/03/01

    ラ・ペリがNYP時代の屈指の名演だったので、CDが入手しずらかっただけにこの復刻は嬉しい。ファリャも三角帽子と協奏曲が別々のCDだったので、一緒に聴けるようになって有難い。ラ・ぺりは、とにかくニューヨークのオケとは思えない、色っぽくて繊細なサウンドが魅力。重低音もしっかり入っていて。リスニングルームの空気が匂うような幻想的な雰囲気に包まれて素晴らしい。ブーレーズのレパートリーとは真逆と思えたファリャも、ややスマート過ぎるかもしれないが、なかなか面白い。フィナーレに向かってぐんぐん加速するスタイルはちょっと好みが分かれるかもしれない。

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     2021/03/01

    実はこのハルサイは、ブーレーズのオケコンと同じく、サークル配置で録音されているのだが、オケコンのような四方に楽器を配置することはなく、後方が残響のみでSQ4ch化されたはず。当時、音の混濁感を防ぐため、ケンペの第9なども合唱てオケが対抗配置で録音されたり、そのまま4ch化したら面白そうな録音があるが、サラウンド時代の今こそ録音されたそのままの状態で再生したいものだと思うのは私だけだろうか。今回のSACD化で2chで聴いても、当時FMエアチェックした際には、音が団子状態で暑苦しいサウンドだったイメージが、すっかり払拭されて、以外と細かい音が聴こえるのは感心した。大太鼓の威力もなかなかのもので、改めてバーンスタインの聴かせ上手な語り口のうまさを堪能できた。カップリングの合唱物はLP当時からお気に入りだったので、続けて聴けて満福になった。

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     2021/03/01

    2chで聴くと、5楽章のバンダが出しゃばりすぎることで有名な録音だが、やっと正規の4chで再生できるのが嬉しい。しかし、我が家のサラウンド再生機は不調で今は2ch再生のみなのが残念。でも、今回のマスタリングでは、2chでもバンダのバランスや定位の不自然さをそれ程感じずに聴くことができてよかった。録音としては、ややナローレンジで、重低音にも不満があるが、スローテンポで穏やかな表現とはマッチして、ストコフスキーの晩年の境地がよく理解できる。同じ、ロンドン響を使い、教会でSQ4ch録音したバーンスタイン盤も同様にSACD化されるといいのだが…(一応DVD版でサラウンド再生できるが)。

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     2021/03/01

    実は、エロイカとマーラーはアルトゥスのシングルレイヤー盤を買ったばかりなのだが、レヴューに同日のベト1が入ったターラ盤の方がいいというコメントがあったので、1番が聴きたくて中古でこうにゅうした。エロイカは、アルトゥスのSACDよりカッティングレベルが高くて、冒頭などちょっと聞くと迫力がある様に感じるが、録音レベルが均一化されている感じで、クレシェンドでは、アルトゥスのSACDの方がぐんぐん音が大きくなっていく起伏の大きさを感じる。低音も、ちょっと聴くとターラ―盤の方が量感があるが、サブウーファーの音域まで低音が伸びているのはアルトゥスの方である。ターラは小型の装置向けで、再生しやすく一般にお勧めだが、アルトゥスのシングルレイヤーはマニア向けといったところかな。お目当ての1番は、エロイカ以上にフルヴェンのお気に入りの曲なんだなと感じるような和やかさが心地よい。

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     2021/03/01

    EMI盤のSACDも持っているが、さりげなくマーラーやラヴェルが入っているところが気に入って購入した。このレーベル特有の残響処理で拡がりを持たせたマスタリングが心地よく、古さを感じさせず音楽に没入できるのがよい。DG原盤のラヴェルは持っていなかったので、初めて聴いたが、予想以上に細かい音が鮮明に聴こえて驚いた。ディースカウのおかげで、初めてマーラーの音楽が理解できたとフルヴェンが語ったさすらう若人の歌は、やはり一世一代の名演。晩年のブラームスと音楽談義を交わしたことがあるマーラーの曲をボヘミア的なブラームスの舞曲の後に入れる選曲のよさもなかなかのものである。重ね重ね、このレーベルがなくなるのは残念だ。

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