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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2022/06/29
何という高雅な演奏!ペルルミュテールとパルナンQという最高の組み合わせによる、両曲の極めつけの名演!まずフランク:冒頭啜り泣くような弦から引きずり込まれるが、ペルルミュテールのピアノが思いの外熱く、とくに1楽章終盤や終楽章はかなりの熱演を聴かせる。一転、2楽章での静謐な祈りは感動的。フォーレ:私は永らくティッサン=ヴァランタン/ORTFqの名盤こそが至高と思っていたが、ペルルミュテール/パルナンは凛とした気品、弦の味わい深さ、ピアノの詩情どれをとってもティッサン=ヴァランタン盤と互角どころか上回る場面が多々あり、特に第3楽章は速めのテンポながらチェロを中心にたっぷり歌っており絶美。逆に遅めに設定された第2楽章も決してもたつかず、克明に浮き上がる弦とピアノの絡みからエスプリが匂い立つ。音質は両曲モノラルながら鮮明、不満なく聴ける。
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2022/02/22
黄金期VPOの何たる味わい深さ!VPOのシューマン春はフルベン、ショルティ、メータ、ムーティ、バンスタetc...名演揃いだがミトロプーロスは他の誰よりもVPOのコク深い響きを引き出し生々しく蠱惑的な音色で濃密に聴かせる。奔流の如きエナジーが爆発する第1楽章から既にミトプー芸術の虜となる事必至だが私は特に第2楽章の濃厚豊満かつ透明感に満ちた絶美の歌に痺れた!スケルツォ以降も生命力漲るダイナミックな熱演に大満足。これはもっと早くに聴くべきだった…家庭は演奏解釈自体はシューマンに比べ穏当だが(それでも熱演)、音はより生々しく目前で黄金期VPOが演奏しているかのような生命感・色彩感・圧倒的エナジー!艶の乗った弦合奏はまさに当時のVPOそのものの響きだし、まろやかな管楽器の味わいも格別。終結の大爆発も単に騒ぎ立てるのではなく各パート最良の音色を存分に発揮させており最高!音質は’57Liveとしては濃厚でリアルな陰翳に富み(特に家庭)VPO特有の音色を堪能できる。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2022/02/14
知られざる名曲、ワインガルトナーのピアノ六重奏曲の決定盤!現在おそらく3種の音盤が出ているが(探しまくってようやく3種手に入れた)中でもこのゼクステット・ウィーン盤は最も劇的ロマン色濃厚で、甘美な音色が甘美な作風に見事にハマった決定的名演!ポルタメントたっぷりに歌いまくる弦がとにかく魅力で、特に第2楽章第2トリオの爛熟しきった蠱惑的音色に思わず悶絶。何と甘ったるい音楽なのだろうか、胸焼け寸前だが一度ハマると病みつきになること請け合い!全体にロマン派の王道ともいうべき馴染みやすく美しい作品で、もっと知られてもおかしくない名曲だと思う。余白のシュトラウスの室内楽編曲版も、大曲の余韻をより深くしてくれるような気の利いた編曲&演奏で満足。音質は近接オンマイクでパワフル、特にバスのピチカートの深みある響きなどリアルに再現できており優秀。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2022/02/05
遂に我が理想のドボコンに辿り着いた!フルニエのドボコンは決定的名演セル/BPOをはじめ、シェルヘンやケルテス、チェリビダッケと組んだライヴ盤も非常に聴き応えのある名演で愛聴してきた。今回のマーツァルとのライヴも、第2楽章を中心としてフルニエならではの高雅な歌と実演ならではの気迫が全篇に渡って横溢する熱演!やはりフルニエは最高のドボコン弾きと確信!またマーツァル率いるケルン放送響が思いのほか味わい深く、派手さとは無縁だが人懐っこく素朴かつ分厚く豪快、土臭さ(ドボコンには重要)も十分あり絶品!完璧すぎたセルに人肌の温もりを加え、ケルテスに呼吸の深さを加えたようなまさに理想的伴奏(チェリはまた違う路線で完璧な伴奏だったが録音にクセ有)!音質も’72LiveだがONぎみの肉厚鮮明ステレオで良好。ドッペルはシュナイダーハンとの絡みが色気たっぷり、ドホナーニのオケも辛口に締まりながら歌も十分でこれまた絶品!オマケ程度かと思っていたがこちらもまた僕好みで嬉しい収穫であった。音は’64Liveだがmonoとしては最上で非常に鮮明、VnとVcの生々しい掛け合いから迫力のオケまで見事に捉えている。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2022/01/20
シェレンベルガーを筆頭に木管群が大活躍するラヴェル、華麗な弾き振りを堪能できるモーツァルトも素晴らしいが、何と言っても白眉はメインプログラムのエロイカ!重厚なBPOを隅々まで鳴らし切り壮麗な熱演を繰り広げる!バレンボイムらしい独特なデュナーミクを駆使し、雄渾豪快なエロイカを描き上げた。特筆すべきは引退直前のフォーグラーによるティンパニで、要所を見事に締める素晴らしいプレイを映像とともに堪能できる。特に第1楽章の後半や終楽章終結部など硬質な打音が炸裂し、あたかもフォーグラーこそが英雄かの如くオーケストラの頂点に君臨しておりまさに圧巻(アップで写し出される演奏フォームの美しさも見もの)!ワイド画面だが画質はやや古く、前年のアバドの方が鮮明(ちなみにアバドのベト7もフォーグラーが叩いている)。音質はオン気味で迫力満点、厚みのあるBPOサウンドをリアルに捉えた優秀録音。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/09/10
とにかく当盤の目玉はベト8!磨き切った大編成オケと、その美質を最高に発揮するために採られた遅いテンポによって、この愛らしい曲が空前絶後の巨大スケールを獲得し聴き手に迫る!最初の一音から他とはまるで違う。厚みと透明感を両立した当時のチェリ/MPOにしか成し得ないこの音!殊に印象的なのはティンパニで凄絶さの限りを尽くす。のっけから凄いが徐々に熱を帯びていき第1楽章展開部以降の鉄槌の如き強打には戦慄を覚えるほどだし、第4楽章ではトレモロと8分音符の違いがハッキリ分かるなど、伝説的名手ザードロ氏の妙技をこれでもかと堪能できる!録音も生々しく優秀!7番もチェリらしく細部まで磨いた美演だが、8番程印象に残らない。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/07/21
なんと言っても、ハイティンクと組んだブルッフが至高の超名演!パールマンのソロも、ハイティンク率いるACOも、いつになく燃え上がっており凄絶。第1楽章など地鳴りのするような豪壮なオケ(Timpメチャ巧い!)と鮮血迸るようなソロの掛け合いは手に汗握る!あまり話題にならない録音だが、我が家のライブラリの中では今のところ最高位。ベートーヴェンの方は、ジュリーニ/POの大河の如き伴奏を得て豊かに歌い上げ、スタイルは違うがこちらもブルッフに劣らぬ名演と思う。デジタル最初期のEMIながら、音質も悪くない(当方ARTリマスタ盤所持)。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/07/20
このアルバムの存在をつい先日まで知らなかったが、曲目が大好物ばかりなので飛びついた。まずダンテは幾分荒削りなオケをグイグイ引っ張っていく快演で、前のめりのテンポの中で各パートを豪放に鳴らす。またラストが最強音で終わる改訂版のためより一層強烈な余韻を残す。これぞ怪人アーロノヴィチの面目躍如!リエンツィも同様に、豪壮に高揚する熱演。そして目玉の法悦の詩は…ダンテ同様、豪快なドライヴは魅力だが、肝心のTpが頼りないのと弦にもう少し色気が欲しい(我が最愛のスヴェトラ/フランス国立管はその点でやはり敵う者なし!)。最後の凄絶なcresc(アーロノヴィチ編合唱付き!)で挽回するものの、やはりオケにはもう少し指揮に応えるだけの技術とパワフルさが欲しいと言うのが正直なところ。音質は3曲ともに自然なプレゼンスで優秀。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/07/19
抒情交響曲といえば、刷り込みもあってやはりこのマゼール盤。ソリッドなBPOと、F=D夫妻の強力な歌唱が相まって圧倒的迫力!冒頭から激しく燃え上がる最強金管軍とフォーグラーのTimp、そして飛沫を上げるような弦楽合奏と、まさに当時のBPO特有のサウンド!シノーポリやシャイーに比べてかなり硬質な印象だが、他にないこの豪快な響きが何よりの魅力で病みつきになる。冒頭楽章だけでなく、第2楽章なども非常に強烈痛快でインパクト絶大。録音状態について指摘があるが、たしかに音量レベルはやや低いものの、レンジも広大で、豪快なフォルテから消え入るようなピアニッシモまでしっかりと捉えており優秀。1981年というデジタル初期の録音としては最上と思う。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/03
アバドのベートーヴェン録音の中でも特に優れた名盤。分厚いBPOを存分に鳴らしつつ、威力的なだけに留まらせずアバドならではの流麗な歌心に溢れたなんとも魅力的な名演。まずエグモントは序曲からして奔流のようなエネルギーの放出がきわめて爽快だし、木管の扱いの巧さはアバドならではで目を見張るものがある。レオノーレも熱演だが、目玉はやはりキーシンを迎えた合唱幻想曲だろう。声楽陣はもちろん、熱く唸り上げるBPOを冴えたタクトで見事にまとめるアバドの才気といい、堂々の貫禄でオケと渡り合うキーシンといい、完璧と言って差し支えない。終盤に向けての凄まじい高揚感はまさに第九にも比肩しうる圧倒的なもの。シャウシュピールハウスでの収録で、普段のフィルハーモニーでの録音よりも美しく音質優秀。余談だが、映像が残っているので何とかソフト化されないだろうか・・・
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2020/11/11
正規発売されたカラヤンのベートーヴェン録音の中では、特に強烈なインパクトを受けたもの。それはやや特殊な録音状態にもよるのだろうが、非常に速いテンポと筋肉質のBPOサウンドがもたらす肉体的快感は他に代え難い。特に第5番は凄絶なまでの迫力を示す低音(特にテーリヒェンのティンパニ!)の痛快な音響に痺れる!荒れ狂う終楽章の轟音は他の録音では決して聴けない。田園も弦主体に基本しなやかながら嵐の場面は激烈な落雷で衝撃的。一方の第2楽章や終楽章における歌い込みも十分で、一部で言われるような急いだ印象はあまり無い。音質は若干ぼやけ気味ながら意外な程聴きやすく十分鑑賞に耐えるレベル。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2020/05/02
ワインガルトナーといえば指揮者としてのイメージが強いだろうが、作曲家としても実に魅力的。CPOからは交響曲全集をはじめとした管弦楽曲シリーズや室内楽曲シリーズが出ているが、どれも王道ロマン派というべき分かり易く耳馴染みのよい作品ばかり。中でも当盤のメイン:ピアノ六重奏曲は冒頭から全曲にわたって憂いを帯びた魅惑的な旋律が横溢し、実にロマンティック。個人的にはもっとロマン濃厚・劇的で迫力満点のゼクステット・ウィーン盤が好みだが、アンサンブル・アフトは速めのテンポですっきりと纏め上げめおり、初めてこの曲に接する聴き手にも親しみやすい仕上がりだと思う。八重奏曲は管楽器も参入しさらに重厚だが、あまり重苦しさを感じさせず爽やかに聴かせる。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2020/04/27
シューマンはセブンシーズ盤で親しんできた演奏だがようやくAltus盤を入手、期待の音質は勿論Altusに軍配。F特では高域の伸び。Dレンジも拡大。透明感up。全体バランス&歪感も良好。そして各楽器の分離・立体感なども申し分無しで、怪物的な金管の咆哮もリアルに浮かび上がる。演奏については既に語り尽くされたものだが、クナらしく巨大なスケールで自由自在にやりつくした内容で当時のVPOならではの艶やかな音色もたまらなく魅力的。肉厚鮮明な音質も相まってあたかも目前で黄金期VPOが演奏しているかのような生々しさ。元々我がライブラリではテンシュテット/BPO、チェリMPO(EMIのほう)などと並ぶ愛聴盤だったが音質upで益々愛着がわいた。死と変容もクナらしいゴツゴツ感が魅力。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2020/03/12
音質については最も古いレオノーレはやや不安定なものの、全般には言うほど悪くない。演奏はなんと言ってもプフィッツナーが最高の超名演!まずオケの音色が極上で、しなやかな弦楽やハリのある金管に朴訥とした木管、革の張りを感じさせるティンパニ等往年のVPOの魅力が濃密に薫り立つ。そしてこの名曲の魅力を存分に引き出すフルトヴェングラーのタクト。わずか15分ほどの間に驚くべきドラマが展開し、特に激動する三部の生々しいエナジー放射はモノラルのハンデを超越し聴き手の心を嵐の如く揺り動かす。幸い3曲中最も音質が良く、1949年のLiveだが鮮明でレンジも十分、艶やかな弦や管、轟くティンパニまで克明に捉えており良好。ブラ4は音質はプフィッツナーより落ちるが十分聴ける。演奏については今更御託を並べるまでもなく文句なしで48年盤と甲乙付け難い。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2020/02/08
名門ライプツィヒSQによるシベリウスということで期待して聴いたが…確かにライプツィヒらしい品のある流麗な演奏で佳演ではあるが、踏み込みがもうひとつでインパクトに欠けるのが正直な所。アゴーギクもどこかぎこちなさを感じる。フィッツウィリアムやテンペラ等に慣れてしまって我が感覚が麻痺したか?美しい録音と名門カルテットによる堅実な演奏で耳当たりは良いが、もう一押し欲しい。若書きのイ短調の方は流麗爽快な解釈がハマり終楽章など奔流のような勢いを感じさせ中々良い。音質は明瞭、誇張なく自然体で優秀。
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