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フォアグラ さんのレビュー一覧 

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     2018/09/14

    バーンスタイン名盤1000シリーズはどれも本当に面白い。どのレパートリーにもバーンスタインの秀逸なアイデアが刻印されており、聴いていてわくわくが止まらない。このスパニッシュ・アルバムも抜群の出来。シャブリエの「スペイン」がこれほどノリノリで演奏されたものがあっただろうか。ファリャはアンセルメやフリューベック・デ・ブルゴスと比べるとリズムが重く、そこに違和感を感じる聴き手もおられるかもしれないが、音楽が熱をおびてくるとこの重さかがとてつもないパワーを生み出し、どんでもないテンションになる。これには興奮せずにいられない。この一連のバーンスタイン録音のカロリーに勝てる現役音楽家はいるのだろうか。録音良好。

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     2018/09/12

    「海」が実に傑出した名演だ。予想通りダイナミックでスケールも大きいが、それ以上にドビュッシーの多彩なパレットから精妙に音を選び出し繊細な味付けをしていることに大変感心した。オーケストラもうまく、アメリカのオケによるものとしてはライナー/シカゴと双璧といいたい(ミュンシュ/ボストン、ブーレーズ/クリーヴランドより断然いい)。「牧神」の熱帯夜のようなねっとりとした表現も面白いし、「遊戯」の若きバーンスタインの才気煥発さも楽しい聴きものだ。

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     2018/09/12

    「ツァラトゥストラ」はフレーズの意味を考え抜いた演奏である。そしてバーンスタインが感じた「ツァラトゥストラ」は思いのほか人間味に溢れたものになった。超人の音楽ではないし、後半のワルツもどこか不器用で人懐っこい。異色の演奏だが、個性という点で際立っており個人的に大好きだ。10年前の「ティル」「ドン・ファン」は実に鮮烈。ライナー、セルに見劣りしない。LPを買い損ねた外盤のジャケット採用は大変嬉しいが、ソニークラシカルのロゴは無粋。気に入っていた国内盤ジャケットを裏面に印刷してくれたらなおよかった。プレヴィンの「海の交響曲」をBMGジャパンが出したとき表が外盤、裏が国内盤ジャケットになっていて何て粋な計らいだろうと感激したのを思い出す。

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     2018/08/28

    2曲とも抜群に面白い。特に2番はよくもまあここまで曲の真価を掘り起こしたものだと感嘆せずにおれない。そう、ニールセンは曲の流れを阻害するかのようなエピソードが乱入し、ドイツ的交響曲の枠組を逸脱するところに醍醐味があり、それをバーンスタインほど深く理解し音化した指揮者はいない。LPで2番が出た時、その演奏を褒めた音楽誌はなく、当時バーンスタインの代名詞であった粗い仕上げ、アンサンブル不備で片付けられていたと記憶する。久々に聴いていかにバーンスタインが時代を超えた音楽家であったかを痛感した。4番は2番ほどの驚きはないが、それでも素晴らしい演奏。ニールセン生誕150年で出たヤルヴィ、ギルバート、ストゥールゴールズらがこうしたニールセンの楽想の抉り抜きを行わず、綺麗にまとめることを優先したのは本当に残念であり、バーンスタインの爪のアカでも煎じて飲めといいたい。録音良好。

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     2018/08/24

    20年ぶりの復活で初のオリジナルジャケット。今回のバーンスタイン名盤1000の中でも最も重要な復刻であり人類の宝といいたい遺産なのだから、限定生産ではなく常時手に入るようにしてほしいものだ。とにかく数ある「ミサ・ソレムニス」の中でもこれほどダイナミックで生命力に溢れ人生に対し肯定的な演奏はない。「グローリア」の激烈さも凄いが、圧巻は「クレド」のフーガで、もうこれはロックだ。ウエストミンスター合唱団も白熱的で独唱も優秀。コンセルトヘボウとの再録音も名演だがヨーロッパの伝統との接点を探っての演奏だったのが、このニューヨーク・フィル盤はバーンスタイン独自のベートーヴェン像がより明確になっており最も正統的な名演であるベーム(旧盤)、ヨッフムと対極にある。21世紀になってこれほどの燃焼度のあるベートーヴェンが皆無になってしまったのは寂しい限りだが、故にこの価値は絶大である。

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     2018/08/24

    ジャケットにオリジナル・オーケストレーションと表示されているのが面白い。シューマンのスコア通りにやるのがまだ珍しい時代だったのだろう。演奏はバーンスタインの個性爆発。「ライン」でオリジナルスコアからこれだけ色々な音を引き出した演奏は珍しい。4番でのドイツ系とは違う構築と終楽章での圧倒的なクライマックスも見事。さらに驚いたのは私が愛してやまない「マンフレッド」序曲。この曲のフレーズをこんなに叩きつけるように奏したものは初めて聴いた。フルトヴェングラーのロマン性とは対極のストレートで激しい衝動に突き動かされるシューマンが描かれる。音質は「ライン」が荒く4番、マンフレッドはまずまず。2番のような酷さではないのが助かる。

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     2018/08/24

    待望のバーンスタインCBS時代オリジナルジャケットシリーズ。まずシューマンから聴く。1960年9月から10月に4曲集中的に定期で演奏、録音されたものだが、不思議なことに録音レベルがかなり違う。1番、4番は良く、次いで3番。2番はかなり落ちる。総じて60年という年代としては平均を下回る音質なのもこのコンビの低評価に繋がったと思う。1番はこの時代のバーンスタインならではの覇気とアイデアに充ちたもので、重要なティンパニもリズミックに決まり実に爽快。ドイツ風とは全く違うシューマン像だが説得力十分。2番はバーンスタインお気に入りの曲であり、スコアの読み込みの深さには感心するが、フォルテが汚れ、うるさくて音量を上げられない音質のため感動に導かれないのは誠に残念。ソニーはちゃんとリマスタリングしたんだろうか。音質の問題もありウィーン・フィルとのDG盤を優先するが、解釈がかなり違うので興味がある方にはお薦めする。

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     2018/08/12

    「妖精」「恋愛禁制」は序曲がつまらなく先が思いやられるが、オペラは思いのほかしっかり作られており、クライマックスもあって退屈せず聴ける。ワーグナーはシューベルトやシューマンとは違いオペラのノウハウを若くして身に着けていたことがわかる。「タンホイザー」や「ローエングリン」のメロディも現れ興味深かった。ただ、劇場のレパートリーになるには印象的なシーンやメロディが不足する。「リエンツィ」は序曲が一気に充実。ワーグナーの世界に初めて引き込む作品だ。オペラのナンバーも前2作とは比較にならないが、後半尻すぼみ気味になるのが惜しい。4時間を超える超大作を2時間半に刈り込んだのも原因だが、だからと言って完全全曲を聴きたいと思わせる程の魅力作ともいえない。演奏はこれ以上望めないほど優秀。なによりセバスティアン・ヴァイグレのメリハリがあり推進力に充ちた指揮が素晴らしく、そのおかげで退屈せず聴けるといってもいい。声楽陣、合唱それにフランクフルト歌劇場ムゼウム管弦楽団も万全の出来であり、録音も優秀。めったに聴かれないこの3作に興味ある人にはお勧めしたい。

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     2018/07/15

    アレクサンドル・タローがメイエを熱く語っているのを読んで、聴いてみたいなと思っていたが、これは大当たりだった。崩れのない端正な演奏だが、タッチに何とも言えない洗練されたニュアンスがあり、それが古い録音でも十分に伝わる。ドビュッシー、ラヴェルは同時代の録音ではギーゼキングが圧倒的に有名だが、私にはメイエのほうがはるかに素晴らしく感じる。ラモーもピアノで弾いたものでこんなに楽しいとは。モーツァルトのK331(k311とクレジットされている)の「トルコ行進曲」で床を踏み鳴らして野卑な感じを出すアイデアとか当時は非常に珍しかったのではないだろうか。ドビュッシーもラヴェルも重要曲が僅かに欠けているのは早く亡くなってしまったからだろう。惜しいことだ。フランスは自国文化第一主義を挙げながら、こういう素晴らしいピアニストを長らく埋もれさせているとか変な国だ。メンブランは最近酷い復刻のものを混ぜることがあり要注意だが、このセットの復刻はまずまず。ただ、エスプラは疑似ステレオになっているし、29年のハイドンはエルプでの復刻のようだ。共演者のクレジットなしも手抜き。モーツァルトはモーリス・エウィット、エスプラとミヨーは作曲者、リヒャルト・シュトラウスはクリュイタンスである。

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     2018/07/07

    ワーナー(EMI)のICONシリーズではスタインバーグの魅力を発見し驚かされたが、サージェントEMI録音集はそれ以来の衝撃だ。サージェントといえばビートルズとの逸話にあるようなジェントルな英国紳士というイメージだが、これらの録音はそれを根底からひっくり返す。まずCD1の「英雄」から大変な名演奏である。遅めのテンポながら少しも弛まず緊迫感と開放感に充ちたもので、ロイヤル・フィルも素晴らしい出来。次の「未完成」は「英雄」ほどではないもののこれも名演。ドイツものが少ないのが本当に残念。「わが祖国」もフォルムは端正ながらメリハリがきき熱情が溢れる。全曲中もう一つの出来になりがちの「シャールカ」がこんなに見事に演奏されたものはめったにない。オラトリオ、カンタータが多く収録されているが、46年の「メサイア」は音もスタイルも古い。が、47年の「エリア」は音質も向上し十分満足できる。そして54年の「ゲロンティアスの夢」は独唱陣が優れていることもあり同曲最高を争うものになっている。アフリカ系英国人コールリッジ=テイラーを聴いてみたくてこのセットを買ったのだが、普通の牧歌的な曲で肩すかしを食らった。ディーリアスの「コアンガ」のような異教的な興奮はなく、忘れられても仕方がないかも。それでもサージェントの合唱統率は立派。ウィーン・フィルとのシベリウスにも触れたいがきりがないので最後にウォルトンの1番について。死の前年病をおしての録音だが、魂の叫びとでもいいたい壮絶な演奏で聞き手を震撼させる。もう少し長生きしたらボールトやバルビローリ並みに評価された人ではないだろうか。何にせよこれを聴いたら間違いなくサージェントを見直すことになる絶対にお薦めのセットだ。

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     2018/07/05

    凄い。レビュアー全員満点。ここで低い評価をしたらドン引きだろうが、どうもこの一連のデッカ録音にはカラヤンらしさが良くも悪くも感じられないのだ。一言でいえば、粗い。演奏自体もそうだが、「惑星」で明らかなスコア読みミスがあるにもかかわらず、カルショウもノーチェックでそのまま通してしまっている点など、通常のカラヤン録音ならありえないと思う。他のレビュアーの方も触れておられるが、カルショウの自伝を読むとカルショウとカラヤンの関係は良好とはいえず、カルショウもデッカ上層部へのグチばかりが書き連ねてあり(中間管理職そのもの)、お互い多忙の中やっつけ仕事の面が見えてしまうのだ。もちろん素晴らしいものもいくつかあり、「ツァラトゥストラ」チャイコフスキー3大バレエ、グリーグはウィーンの魅力もでた名演。やっつけ仕事のはずの「ジゼル」が聴きごたえ十分なのも面白い。どの曲も一筆書きのような勢いがあるところが良さであり、カラヤンらしい緻密な構成感が後退しているところをどう評価するかによって感想も変るだろう。

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     2018/07/04

    54年録音の5番のほうが音がよく、演奏も優れている。辛口の表現だが、歌に不足することはなく終楽章は遅いテンポにもかかわらず演奏は白熱する。ロスバウトだけあって各セクションは明快に分離しモノーラル録音のマイナスを感じさせない。とびきりの職人芸だ。57年の4番はテープ劣化によるノイズが耳障り。演奏も変っている。基本インテンポで段落でテンポを動かすやりかたはブルックナーではよくあるがチャイコフスキーには珍しいし、違和感もある。「悲愴」はなかったのかなあ。

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     2018/06/23

    「イリュミナシオン」はランボーの詩にブリテンがフランス語のまま曲を付けているが、意外にフランス人歌手の録音は少ない。ミショーの歌唱を聴くとネイティブはこんなに違うのかと唸らされる(もちろんミショーのキャラもあるのだが)。ピアーズならいかにもイギリスらしい皮肉っぽい色合いになるが、ミショーでは実にカラフルでエスプリに満ちた音楽になってしまうのだ。「シェエラザード」のアジアへの憧れも素晴らしい。「選ばれた乙女」では一転して清楚でアルカイック。我々がよく知るパテEMI時代より古い録音だが、音はむしろ良く、ミショーの声も美しい。「ミショーの芸術」というタイトルがピッタリの一枚だ。ブリテン、ラヴェルがフィリップス、ドビュッシー、シャブリエがデッカ。デッカのプロデューサーは駆け出しのカルショウである。

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     2018/06/15

    シベリウスは全曲50分、かなり遅いテンポの演奏である。しかし、このテンポから予想される演歌調、情念的、感動の強制といったものからは無縁だ。カラヤン、バーンスタインの新盤のような演奏を期待すると肩透かしを食らうだろう。キタエンコの指揮は、北欧の大自然の中で深呼吸したらこういうテンポになったという感じであり、どこまでも清々しくおおらか。名演だ。グリーグもいじらしい美しさに満ちている。もう、このコンビは大好きだ。録音も相変わらず優秀。

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     2018/06/10

    私が初めて聴いた「ばらの騎士」は当然これなのだが、良さがわからず、カラヤン新盤を聴いてますますわからなくなった。その後エーリヒ・クライバー、ベーム、クナッパーツブッシュ、それにカルロスの演奏を知り、こんなに面白いオペラだったんだと驚いた。正直高く評価されすぎの演奏だと思う。特に女声トリオがよくない。シュワルツコップは厚化粧の大年増に聴こえるが、マルシャリンは若い女性である。表情に凝りすぎる歌唱が古い。デラ=カーザだったらどんなによかったか。シュティッヒ=ランダルのゾフィーも大人しすぎるが、アコールのセットを聴くと素晴らしいソプラノだったことがわかる。ゾフィーには合わなかったということ。カラヤンの指揮は巧みだが、クライバー親子のような目もくらむ勢いがあるわけでもなく、クナのユーモアがあるわけでもない。フィルハーモニアも魅力が薄い。

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