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つよしくん さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/07/20

    アシュケナージのピアノや指揮については、評論家によっては没個性的だとして貶す者が少なからずいるのは承知している。私としては、そうした意見に全面的に賛同するものではないが、しかし、そうした個性を殺した演奏が、楽曲によっては逆にプラスに働くことがあることも十分に留意すべきであろう。そのプラス面に働いた好例が、本CDにおさめられたモーツァルトのピアノ協奏曲だと思われる。両曲の演奏のどの部分をとっても、嫌みがない美しさ、高貴さを漂わせており、モーツァルトの音楽の魅力がダイレクトに伝わってくる。確かに、アシュケナージならではの解釈というのはあまり見当たらないように思うが、これだけ楽曲の魅力を堪能させてくれれば文句は言えまい。SACDマルチによる高音質録音も、本CDの価値に華を添えている。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/07/20

    重厚で劇的なバッハである。古楽器による小編成の演奏が主流となっている中で、このようなカラヤンによるバッハ演奏を古色蒼然たるものとして忌避する向きもあるが、かつての大指揮者はこうした大編成による演奏を行って、喝采を浴びてきたのである。このようなバッハ演奏の輝かしい伝統に思いを致せば、軽妙浮薄が尊ばれる現代においてこそ、伝統的な大編成によるバッハ演奏は、その原点を再認識させてくれるという意味においても十分に存在価値があるものであり、もっと評価されてしかるべきなのではなかろうか。歌手陣やカラヤンによって徹底して鍛えられたであろう楽友協会合唱団による合唱の出来も素晴らしいものがあり、録音の良さも相まって、安心してバッハの音楽の魅力を満喫することができる。本演奏は昨年SHMCD化されたが、今般のは通常CDではあるが、オリジナルジャケットを使用しており、その点も高く評価したい。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/07/20

    その後に録音された全集によってすっかり忘れられていた存在の名演の待望の復活を心から喜びたい。小澤は、最近、サイトウキネンとの組み合わせで第1の名演を成し遂げたが、それが老練な円熟の名演であるのに対して、本演奏は若き小澤による勢いのある爆発的な名演と言った表現がふさわしいのではないかと思われる。本盤の録音時の小澤はまだ40代であるが、曲がマーラーの青雲の志を描いた第1だけに、曲と指揮者の相性も抜群であったのだろう。私は、本演奏を30年近くも前にLPで聴いて大変感動したのを記憶しているが、今回、本CDを聴いても、全くその印象は変わらなかった。私が当時購入したLPには収録されていなかった花の章を聴くことが出来るのも素晴らしい。

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     2009/07/20

    ヴェルディが作曲した序曲や前奏曲のほぼ全てをおさめた空前にして絶後の全集だ。しかも、指揮はイタリアオペラも得意とした世紀の巨匠カラヤンで、オーケストラがスーパー軍団ベルリンフィルというのは何ともぜいたくな限りだ。カラヤンは、各楽曲の聴かせどころのつぼを押さえた心憎いまでの演奏を巧みに行い、ベルリンフィルも圧倒的な合奏力でカラヤンの指揮に見事に応えている。ここに収録した楽曲の中でカラヤンがオペラ全曲を録音したのは仮面舞踏会とアイーダだけであるが、例えばナブッコの中間部に現れる有名な「行け、わが想いよ、金色の翼にのって」の旋律の崇高な美しさ、リゴレットのアグレッシブな悲劇、椿姫のこの世のものとは思えない美しい抒情、そして運命の力の緩急自在の音のドラマなど、いずれもこれ以上望めないような高次元の演奏を行っており、カラヤンの指揮でこれらのオペラ全曲を聴きたかったとの思いがふつふつと込み上げてくる。

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     2009/07/19

    教皇がおわすローマ・ヴァチカンの総本山でのミサの荘厳な雰囲気を味わうことができる一枚だ。コンサートホールや歌劇場ではオーケストラ、合唱団、歌手、そして聴衆を圧倒的な統率力で支配してきたカラヤンも、ここでは教皇のしもべに徹して、敬虔な気持ちで神妙に演奏を行っているように感じられる。晩年のカラヤンには、このように、自己主張を前面に打ち出すのではなく、楽曲を素直に解釈・表現していこうという姿勢が顕著になるが、ここではそれが徹底している。モーツァルトの傑作でありながら名演になかなか恵まれない戴冠式ミサ曲の最右翼に掲げられる名演であるとともに、歴史的な記録としても貴重な演奏であると言えるだろう。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/07/18

    ヒコックスによる圧倒的な名演である。ヒコックスの老練な指揮に率いられて、ロンドン交響楽団も同合唱団も、そして各独唱者も最高のパフォーマンスを示している。ライブ録音だけに、指揮者、オーケストラ、合唱団や独唱者、そしてコンサートホールの客の熱気も、冒頭から終結部に至るまで尋常ではない盛り上がりを見せており、CDを聴いている私までもが、心が高揚していくのを感じた。コンサートホールでの生演奏ではよくあることだが、CDを聴いて今回のように心が高揚することはあまり経験はなく、それだけこの演奏が圧倒的な名演であるということなのだと思う。SACDマルチチャンネルの効果も実に素晴らしい。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/07/18

    手垢によごれたマーラーの第1を、新鮮な解釈で洗い流してくれるような正に新時代を感じさせる名演だ。全体としては丁寧な演奏を心掛けているが、決して安全運転というのではなく、盛り上がりに向けての効果的なアッチェレランドや、緩急自在のテンポ設定、時折見られる美しいレガードなど、ホーネックならではの個性的な解釈が随所に見られる。そして、何よりもこのCDの素晴らしさは、筆舌には尽くしがたい鮮明な録音だ。各楽器の音が、例えば終楽章の冒頭や終結部の大音量の箇所でも、これほどまでに分離して聴こえた例は他に知らない。しかも、SACDのマルチチャンネルでなく、2チャンネルでもホールの空間が感じられるというのは、本CDの並はずれた音質の鮮明さ、素晴らしさを示していると言えよう。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/07/18

    カラヤンの幻想としては3枚目のCDであるが、意外にもこの74年盤が最後の録音である。カラヤンは、その後、89年の死去の年までに幾度となく演奏会で幻想を採り上げているが、スタジオ録音しないままあの世に逝ってしまった。その理由についてはよくわからないが、本盤は、最後の録音という名に恥じないくらいの名演だと思う。74年と言えばカラヤンとベルリンフィルの蜜月時代の末期であり、カラヤンの卓越した統率力と各楽章の的確な描き分け、それにベルリンフィルの卓抜した技量も相まって、珠玉の名演に仕上がっている。終楽章の鐘の音色にはやや違和感を覚えるが、ベルリンフィルの重量感あふれる演奏には意外とマッチしているかもしれない。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/07/18

    最晩年のカラヤンによる重厚にして華麗なモーツァルトである。古楽器演奏や奏法が一般的になりつつある中で、このようなモーツァルトを時代遅れとしてけなすことは簡単ではある。しかしながら、新譜CDが激減し、クラシック音楽界に不況の嵐が吹き荒れている現代においては、カラヤンのような世紀の大巨匠が、ディヴェルティメントというモーツァルトとしては一流の芸術作品とは必ずしも言えない軽快な曲を、ベルリンフィルのような大オーケストラを使って大真面目に演奏をしていたという、クラシック音楽界のいわゆる古き良き時代(それを批判する意見も十分に承知しているが)が少々懐かしく思われるのもまた事実である。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/07/17

    いかにもヨッフムらしいロマンティックなブルックナーである。それは、第2楽章のローテンポや、終楽章の大見栄を切るようなテンポの激変、金管の無機的になる寸前に至るまでの最強奏などに顕著であるが、それでも全体の造型にいささかのゆるぎもなく、ブルックナーらしさを決して失うことがないのは、ヨッフムがブルックナーの本質をしっかりと捉えているからに他ならない。ヨッフムは他にも第7の名演を数多く残しているが、ライブならではの熱気や最晩年の枯れ切ってしまう直前の覇気のある指揮ぶりを考慮すれば、最もバランスのとれた名演ということになるのではなかろうか。惜しむらくは高音がキンキン響いたりテープヒスが目立つなど、録音の状態にやや問題がある点だ。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/07/16

    ツィマーマンは、超絶的な技巧をベースとしながらも、決して無機的にはならず、各楽曲の性格を、最強奏から最弱音、そして胸のすくようなハイスピードからローテンポの心に沁み入るような抒情に至るまで、様々な奏法を駆使するなど巧みに描き分けを行っている。正にツィマーマンの卓越した芸術性とともに、スコアリーディングの読みの深さを感じる。ドビュッシーの前奏曲集には、古くはギーゼキング、その後はフランソワ、ミケランジェリ、そしてべロフに至るまで、名演が目白押しであるが、このツィマーマン盤は、前述のような各楽曲の性格に応じた描き分けの巧みさにおいて、これらの名演に決して引けをとらない個性的な名演と言うべきだろう。

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     2009/07/14

    ブーレーズとツィマーマンという演奏の志向が微妙に異なる組み合わせであり、鑑賞前は両者の息が合うのか若干不安に思っていたが、それは杞憂であった。本盤におさめられたラヴェルの2つのピアノ協奏曲は実に素晴らしい名演だ。高齢になり丸くなったブーレーズは、若き日の斬新的なアプローチに固執せず、ここではツィマーマンの技術偏重に陥らない芸術的なピアノにぴたりと寄り添い、この曲の様々な局面に現れる憂愁や抒情を緩急自在のテンポを駆使して、実に表情豊かに表現している。もちろん、ここぞという時のダイナミズムや力奏にもいささかの不足もなく、2つのピアノ協奏曲の持つ魅力を存分に味わわせてくれるのは大変嬉しい。中間におさめられた高雅にして感傷的なワルツもなかなかの好演だ。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/07/13

    20世紀に生まれた弦楽四重奏曲としては、バルトークやショスタコーヴィチによるものがやたら有名であるが、ヤナーチェクによるものも、作品の質においてこれらに決して引けをとらないと思われるが、そのわりには相応の評価が得られているとは言い難い状況にある。そんな中で登場したエマーソンSQの演奏は、これ以上望むべくもない完璧な技量の下、両曲の標題も踏まえつつ、緩急自在のテンポで実に表情豊かな演奏を行っており、ヤナーチェクをこれから聴こうという聴者にも親しみやすい、やかりやすい名演となっている点を高く評価したい。マルチヌーの知られざる作品にも、優れた演奏によって光を当てた点も大いに歓迎したい。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/07/12

    ブルックナーの第6と言えば、私も、これまでは、ヴァント盤やヨッフム盤などの曲のスケールの小ささに応じ、あまり風呂敷を拡げ過ぎない演奏に親しんできた。しかし、このブロムシュテット盤は、これらの演奏とは一線を画し、風呂敷を拡げるだけ拡げ、第6を、後期の3大交響曲のようにスケールの大きい大作と捉えて演奏している。その意味では、朝比奈のアプローチに近い解釈であり、そのような解釈も評価をしたいところだが、金管の最強奏など、少し無機的に感じる箇所も散見されるなどいささかデリカシーに欠ける点があるのは残念。特に致命的なのは終楽章の終結部、第1楽章の主題が回帰するのだが、それがSACDマルチでさえも実に聴きづらい。これは、第6のクライマックスの箇所でもあるし、相当に致命的なダメージだと思う。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/07/12

    雷鳴のようなティンパ二の強打、重厚な低弦の響き、最強奏しつつも決して無機的には陥ることのない金管の咆哮、これらを縦横に駆使しつつ、堂々たるインテンポで名演を成し遂げているが、これは正に、ブルックナー演奏の王道を行くもの。若きクライツベルクの才能が見事に全開している。特に、第7のクライマックスである第2楽章の頂点、ノヴァーク版ならではのシンバルの連打がなされる箇所での一瞬の間を置いた最強奏など、いささか芝居がかっているとも言えるが、決して不自然ではなく、他にもあまり類例がない新鮮な解釈と言えるものであり、クライツベルクの類いまれなる個性と才能を感じた。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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