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錦糸公園 さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/05/20

    ネルソンスのブルックナーシリーズもいよいよ佳境となってきてきました。6,9番以降、そろそろシリーズの〆に向けてだれるか、充実してくるかの分かれ目ですが、私は今回の演奏も大変感心しました。両曲ともとにかく美しい。叙情楽章は変に深刻にならず、ひたすら美しい。8番の4楽章などは1枚に収まっている時点で相応のアップテンポは聞く前から想像できるわけですが、リズム、音節の切り方等工夫をこらしており、やみくもに急いでる感じがしないのが大変好ましいと思いました。他の指揮者では聞かれないような伴奏の目立たせ方も、アバド的な発想が思い出されて面白く聞きました。最近のメータ、ベルリンなど、ヴァント後を越える演奏がポツポツ出てきて、嬉しい限りです。5番が大変楽しみです。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/08/03

    ショスタコービチシリーズで最近に気になっているネスソンス。ゲヴァントハウスとの組み合わせはどんなものかと聴いてみました。ゲヴァントハウスといえばシャイーとの様々な楽しい企画でワクワクさせてくれていましたが、ブルックナーとなるとやはりブロムシュテットとの全集を思い出さないわけにはいかないでしょう。ブロムシュテットの真面目なかっちりまとまった音楽は大変魅力的。特に3番や6番の抒情楽章の出来は特筆ものでしょう。ネルソンスはシャイーよりも大変澄んだ音作りをするなというのが当盤を聞いた第一の印象。そしてブロムシュテットよりもオケを存分に鳴らしながら巨匠然とした音楽作りをするところが、流石、若手注目株として世間の耳目を集めるだけのことはあるな、と大変感心した次第。唯一心残りは、版の問題。好みもあるでしょうが第一稿でやって欲しかった。組み合わせがタンホイザーなら尚更さら。。。ただ、今後の活躍を大いに期待させる上々のスタートとなったことは間違いないでしょう。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/07/03

    現在のムーティーの境地を味わうのに最適と思われる一枚。シカゴ響のパワーを完全に手中に治めており、大河然とした演奏を繰り広げる。昨今の演奏は、アゴーギグを必要以上に聞かせてみたり、テンポをやたらと動かしてみたり、響きのクリアさを求めてみたりと小手先の工夫で新奇さを出し、ファーストインプレッションで勝負みたいなところがあるが、ムーティーはそんなことには一顧だにしない。これが私の9番だ、という誰にもおもねない確固たる自信がここにはある。充実した1時間を約束してくれる。ふと思い出したときに聞き返したくなる演奏だと思う。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/10/11

    ここには音楽への喜びに満ち溢れている。CDを聞く者は当然として、映像が無くともベルリンフィルの奏者たちが、顔を見合わせながら嬉々として、楽器を奏でている様子が容易に思い浮かべることができる。アーノンクールだけは何時もの、真っ赤な形相で。。。1番の冒頭の典雅な響きを聴くだけで、このセットの値段を超えた価値をすぐに実感できる。新古典=快速という一辺倒の単純な解釈はここには無い。強弱、アーティキュレーション、楽章全体の構成力どれひとつともおそそかにされておらず、指揮者の目が細部にまで行き届いているのを感じることができる。そしてまた、そこに作為を感じることが無い。これは本当にすごいことだと素直に感動するしかない。アーノンクールはどうもシューベルトの場合スケルツォ(舞踏)に特段の意味を見出しているようである。これは該当楽章の素晴らしさだけでなく、他の楽章においてもリズムの刻み方にも影響を与えているようだ。そのためかテンポが遅い部分、落とす部分でも決して音楽が停滞してしまうことは無く心地よい緊張感が持続して行くのである。全曲甲乙つけ難いのだが、その中でも6番は特にこのスタイルで新たな真価を見出されたのでは無いかと思っている。後はグレート。名演揃いのこれまでの演奏を払拭するに値する名演。べーム、ヴァントといいベルリンフィルはシューベルトの名演と縁が深いようだ。特にスケルツォは出色のできばえ。天国的な長さはまさにこのこことか、終わってほしく無いと思いつつ、最後の和音は当然ディクレシェンドさせるのだが、ここへの数小節前からの持って行き方は、かくあるべしと我々が持っている先入観など忘却させてしまい、音が消え入るとともに溜息が漏れるのである。
    最近はメジャーレーベルのCDではなく、LSO LIVE等実際のコンサートプログラムと直結しているような演奏の購入が多くなっているのは、ある意味、愛好家の心ををどれだけ寄り添っているかという、時代の流れの掴み方の違いなのかもしれない。このような演奏、企画が続いて、音楽への喜びに浸れる機会をぜひとも数多く提供してくれることを切に願っている。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/07/02

    4番を初めて聞いたのは、ロジェストヴェンスキーと読響の演奏会だった。もう10年以上の前のことで、なぜ聞きに行こうと思ったのかも思い出せない。当時はCDもほとんどなく、予習の無い状態で聞いて、革命の前の交響曲でこんな暴力装置のような曲を作ってるのか?と、ただただ圧倒されてしまった。そのくせ何か心にひっかかるものがあって、ラトル、ミョンフン、ゲルギエフ等新譜が出るたびに聞いて来た。そして今回のサロネン版、これまでの演奏の延長戦かなとさして期待はしていなかったが、予想は覆された。これまでの切れば血が出るようなスリリングな演奏というより、旋律の美しさというかロマンチシズムを感じるような、美しい演奏なのである。スコアがスコアだけに当然、盛り上がるところは盛り上がるのだが、チャイコフスキーのようなわかり安さというか、あの複雑なスコアの曲がこんな簡単そうな曲に聞こえる?のと驚いてしまった。これまでの演奏の系譜とは一線を画す、不思議な魅力をもった演奏。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 14人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/06/12

    久しぶりのバーンスタインのCD、しかも9番ということでは流石に期待しないわけにはいかない。某教授のコラムが煽りすぎのせいか、技術的な面では瑕疵も多いし、ベルリンフィル版が出た時の熱狂とその後の批判に似ている感覚を覚えた。とはいうものの、晩年のLBの新譜を買ってはのめりこむように聞き、ここ数年はその熱狂からも覚めていた身からすると、久しぶりの新盤の出現はこの稀代の音楽家の凄さを再認識させられた。ここ数年のクラシック界の不毛は、やはりLBのような強烈な個性をもち、人間とは、人生とは何ぞやと哲学者も顔負けの主張を音楽を通じて臆面もなく声だがに叫ぶような熱血漢が見当たらないことにあるのではないか?(決してLBがただ汗だくになって、飛んだり跳ねたりするだけではなく、存命時はとてつもない知識人であったバックグラウンドがあってのことですが。)片やヴァントのように全てを譜面から語らしめ、神の声を再現するようなマエストロもいた。それが今は、どれも金太郎飴状態で、いずれの方向性にしても突き抜けている演奏家がいないのは確かでしょう。多少の瑕疵なんかどうでもいい。(とまでは言わないけど)全身全霊を捧げている音楽家に敬意を表したいと思う。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/29

    ”時間よ止まれ、汝は美しい”というファウストの言葉が想起させられる、素晴らしい演奏。チェリビダッケのブル8のサントリーライブと同じ思いにかられたのが、これらの演奏に共通する、音楽という時間の芸術の枠を飛び越え、ひたすら音の空間に埋没させられる不思議な感覚に囚われるということ。一般的には、両演奏とも、巨匠特有のテンポの遅さと弛緩の無い演奏といってしまえばそれまででしょう。しかし、これらの演奏に共通するのは通常のスコアに指定される演奏指示に従っているわけではない、逆に無視しているのではないかというような演奏にもかかわらず、通常の早い遅いでは言い表せない旋律に対する洞察があり、時間という絶対的な尺度では計れない、奇跡的な空間が表出されているとしか考えられないのです。90年代の終わりのレコ芸のインタビューでジュリーニ自身も演奏時間という意味で、テンポが遅くなっていることは認めた上で、例えば、トスカニーニのように、年齢と反比例するようにテンポが早くなっていったのを否定的にとらえていた解は、このことだったのかと、思い出されました。このような芸術体験をさせてくれる指揮者は今後、出てくるのでしょうか・・・・

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  • 19人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/11/05

    まだベートーヴェンでこのような演奏が可能だったのか?!ベートヴェンの交響曲を聞いてこれだけ心躍らすのは久しぶり。大御所の時代から、古楽、新古典と軽みへの流れに、どうも違和感を覚えていたけれども、シャイーはこれらを昇華させ新たな表現を開拓した。演奏は時間が示す通り一見快速。しかしながら、低音の豊かな響かせ方、効果的なホルンとティンパニの使い方が、流麗さだけに流れてしまわず、べートーヴェンらしい重厚さも兼ね備え、聴者の心をぐっと掴んでくる。私見ながら、シャイーは、エロイカを古典の集大成として一気に疾走する。終楽章などは崩壊寸前に倒れんばかりの勢い。これが4番以降、特にこういう演奏だと5、7番の終楽章も飛ばしまくるのかと思いきや、豊かな響き、明快なアーティキュレイションを駆使しながら、テンポについては、抑制の効いた大人な面も見せる(一般的な演奏からすると決して遅いわけではないけれども)。マーラーの全集は、あたりはずれが多少あったけれども、この全集については、完全に脱帽。序曲集も気合が入っており、コリオランなど冒頭から心が鷲掴みされる。初回前提版のパッケージも凝っていて、トータルで見て、数年ぶりにいいCDに出会えました。コリン・デイビスの全集とともに私の2大全集となりました。多くの人に是非聞いて欲しい演奏です。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/06/04

    60年近く前の録音がこんなサウンド聞けるとは夢にも思っていませんでした。シュトラウスといえば、プレビン、ティーレマンといった比較的最近の録音の優れた演奏で聞いとけばと十分かと思っていましたが・・・本当に吃驚!しました。他の方がコメントされているとおり音のみずみずしさ、奥行きとも申し分ありません。そして何よりも演奏の素晴らしいこと。英雄の妻のバイオリン独奏のつややかな音、オーケストラの弦が色気たっぷりで、ライナーの頑固親父的な写真しかしらない身としては、当時の演奏技術・水準の高さに対して認識を新たにしました。時間がたっても色褪せない解釈と高い演奏技術、そして新たな録音技術が見事に昇華しています。しかもこの価格、メジャーレーベルのSACDはやたら高いですが見習って欲しいところです。必聴盤です!!

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/04/09

    ブルックナーのオルガントーンとはこれだと冒頭から聞き惚れてしまった。SACDの録音も極上の部類で、強奏だけでなく弱音もしっかり音が鳴っており、最後まで音の洪水にどっぷりひたることができる。演奏時間的には長めの方だと思うけれども、実時間と実際の演奏における前進性の矛盾が絶妙のバランスを醸しだており、それがまた心地よく、全曲があっという間に終わってしまう。最終楽章最後のコラールは、それまでのテンポ設定からすると、そこまで落とすか、というギリギリのところまで倍テンポ化する。しかし、ブルックナーが意図したであろう教会の中に響き渡る音の大伽藍が出現し、この名演の白眉を飾っている。最後のティンパ二を決然と叩かせて終曲の大見得を切る。この曲のベストを競う名演と言ってよいと思う。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/04/04

    この演奏は凄い。曲の始まりから、これはと引き込まれてしまった。録音の素晴らしさも手伝って、インバルがこのスコアを完全に手中に収めきっていることが
    全曲を通じて隅々から伝わってくる。都響も指揮によく答え緩急自在に演奏しており、感心した。音のバランスや各パートのバランスも最高で、スコアが透けて見えるかのごとく、いろいろな動きが聞こえてくる。このシリーズが絶賛されている理由がよく分かった。これを聞いてしまうとラトルの演奏が何かぬるい感じがしてしまう。20年近く前に東京文化会館で同じ組み合わせで復活を聞いて感動したけれども、時を経て、格段に進化した演奏の記録に拍手しないではいられない。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/14

    一聴、ハイスピードに驚愕させられるが、これがまたlsoの余裕のある弾きぶりがこの曲の真価に新しい光を与えている。最近でこそベートーベンやブラームスの全集が評価が高いけれども、デイビスはかつて春の祭典の名演もあり、実は現代の作曲家への造詣が深く、複雑なリズムや音の処理も難なくこなしてしまう、もの凄い人なのではないかとの思いをますます強くさせられる。この演奏、御年80歳の指揮ぶりとは思えない快演。たまたま長年使っていたCDプレーヤーが駄目になりSACD対応の機種に変えて聞いて、更に感動が深くなりました。カラヤンが演奏するとなんでもカラヤンの音になってしまうけれども、やはり、デイビスの良さは作曲家に忠実で、総譜に語らしめるところですね。全集が完成することを期待します。80歳を過ぎてチャレンジする意味がひしひしと伝わってきます。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/11/04

    この演奏ほど小節ごとにスコアに書いていることがすべて見える演奏はないかもしれない。抜群の和音のバランス、どんなに強奏しても弦と管のバランスが崩れず、かといってこじんまりした演奏というわけではない。終結部の金管のアッチェントの2分音符を短く処理しすぎるのは衛星放送のN響演奏会でも気にはなったが、この演奏の価値を下げるものではない。最近はティーレマンやチェリビダッケの重厚長大型に耳が慣れていたので、正攻法の快演にすがすがしい思いです。ちなみに、私にとって速い演奏というのはアーノンクールやアバドの演奏で、このCDはそんなに快速な印象は無いですね。(アーノンクールの透明感にあふれた演奏や、アバドのぐいぐい進む演奏も大好きです。)

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/13

    最近は初版流行のようだけども、このシリーズの2番を聞いて、どうもあのフレーズの細切れな感じと何とも素直でない調の進行にやはりブルックナーは一般的な改定稿でいいんじゃないの?という印象を漠然と抱いていた。この8番は今まで聞いていた8番は何だったのだ、と打ちのめされるぐらいの衝撃を持って聞いた。これは初版の完成度もあるのだろうが、何よりもヤングの構成力の勝利に他ならないとであろう。特に3楽章の構築力は見事としかいいようが無く、普通の指揮者がしょっぽくなるようなシンバルの連打も、まったくかくあるべしとしかいいようがない。これは是非多くの人に聞いて欲しい演奏である。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/13

    評論家諸氏の絶賛の嵐についあらがえず買ってみました。確かに、今までの演奏とは違ってはっとさせられる場面も多い、のですが、ではこれが今後のスタンダードに成り得るのか?というのと、う〜んという印象を持ちました。確かに粒粒では読みがあるのでしょうが、何となく、スコアを食い散らかしたような感じがあって、曲全体の統一感に欠ける気がします。久しぶりにバーンスタインやシャイー、ベルティーニの演奏を聴いて、新鮮な印象を持ち直した次第です。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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