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としちゃん さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/03/04

    学生の頃、KINGから発売のクナ=ウィーンフィルの名盤を購入し、一枚一枚、大切に聴いてきました。宇野功芳氏の名解説を楽しみながら。第3番の録音は、この時代としては最高レヴェルなのでは?
    そして、私はこの録音を基準として、新しいCDを散々聴いてきました。
    ベーム、ハイティンク、ヨッフム、カラヤン、マゼール、朝比奈、ヴァント、チェリビダッケ…
    それでもやはり、この名盤に戻ってくると、なんでしょうね、この安心感は。テンポの良さなのか。リズムの良さなのか。間の良さなのか。きっとその全てでしょう。
    経験を積み上げてきた大指揮者と、戦中・戦後から復活の狼煙を上げたウィーンフィルの見事な共演が繰り広げられたのでしょう。飽きの来ない、第3番の基準となるCDです。
    平林復刻を待っていました。第5番、第4番ときて、ついに第3番も出してくれました。これからも大切に聴いていきます。大推薦!こうなったら、ぜひ第8番(ミュンヘン)も出していただければと思います。

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     2020/07/25

    オーケストラが上手い、ということが、どんなに聴衆を安心させ、圧倒させうるのか、がよく分かる音盤だ。とにかくシカゴ交響楽団は上手い。金管どころか木管も弦楽器も圧倒的に上手だ。そして指揮者が壮年のクーベリック!堂に行ったオケのドライヴ振り!推進力のあるタイプのブルックナー第8番演奏の最右翼でしょう。私はすごく感激した。

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     2020/07/20

     ブルックナー 4番。ずいぶん昔に音質の悪いCDで聴いたはずだが、印象はさっぱりだった。すぐに手放したのだが、音質の向上により、印象は大きく変わった。この表情の大きさ・豊かさは、チェリビダッケの録音に聴くものに酷似していることにビックリである。チェリビダッケはクナーのことを『悪い音楽家だが下手な指揮者ではなかった』と言っていたと評論誌で読んだ。本当に驚きで、冒頭のヴァイオリン群が1オクターブ上げて奏でる旋律の歌わせ方は、チェリビダッケにそっくりと言っていいと私は感じた。ALTUSなどのメーカーが、オリジナルテープから更に音質改善して出してくれないものか。

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     2017/10/18

    生まれて初めて購入したマーラーの2番はこの録音だった。買いに行った日の、家族とのお出かけのひと時まで覚えている、私にとっての基準となっている。いまだにその国内盤CDを所有しているが、音質の違いにビックリした。楽器一つひとつの存在感や録音会場の空間の広がりなどが、より聴き手に伝わるCDである。ソニー盤の繊細さや柔らかさも好きなのだが、今後購入する方はグランドスラム盤を購入したらいいと思う。廃盤になるのは惜しい、素敵なテープ起こしのCDです。

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     2016/08/14

    大作曲家に指導を受けた後、「ヴェルディは、天才だ!」と若きトスカニーニは母親に叫んだと云う。このような情熱を保ち、凄まじい意思・集中力をもって大オーケストラと合唱団、ソリスト達を統率できる老人が、いまの世の中にいるだろうか。日ごろは全くヴェルディ作品を聴くことはない私でも、このステレオ音声のレクイエムには脱帽です。特別な熱気と霊感にとりつかれたような合唱!恐怖さえ感じさせるバスドラムの強打!無我夢中のソリスト達!オケも実に素晴らしいです。「トスカニーニは格別の天才だ!」と、私は改めて思いました。

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     2016/06/03

    史上最高のマーラー第5番録音だと思った。指揮者の激情に汚されない、まことに美しい音と音の綾が聞かれる。各楽器がまた、非常に上手い!トランペットといい、トロンボーンといい。ホルンなど言うまでもない。突き抜けたバーンスタイン盤も凄かったが。聴き物は第4楽章。なんという美演であろうか。ブーレーズとウィーンフィルが遺したマーラーは全て大事に聴いている。

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     2016/06/02

    第7番のなんという面白さ。重いようで軽やかさのある、とても良いテンポだ。数年後のシューベルトを思い出した。第4楽章の最後には手綱を緩め、オケの自発性に任すところは任す、迫力満点の終結だ。第3番の第2楽章に、ワルター追悼の念が込められていたとは初めて知った。音色の艶やかさ、各楽器の圧倒的な実力が伝わる。大好きだったミュンヘンフィル盤を超え、クナーの第3番の私のベストはオルフェオ盤となった。第3楽章の、大きく間を取った後に咆哮するホルンの凄さ。やっぱりクナーは凄い。音楽ファンでよかった。オルフェオさんありがとう!

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     2016/05/23

    マーラーの第8番で、無事故の録音を見つけるのは難しいと思う。最悪だったのは、若き日の私のヒーローであったバーンスタイン=ウィーン盤である。指揮者の意気込みが無用な力みとなって、演奏者を徐々に追い詰めていく。神秘の合唱で、二人のソプラノが大きな旋律を二人でつなげる素晴らしい箇所があるが、レニー盤はここで大事故を起こす(聴いたことがある方は分かりますね)。指揮者の情熱を否定するものではないが、演奏者たちを煽るだけ煽って、結果、外れが多いのがバーンスタインだなぁ、とがっかりである。その点、このショウ盤は凄く美しい。オケは流石にアメリカのオケである。金管もとてもきれいで、冒頭から音を外していたバーンスタイン盤と違い、破たんなく、実に上手だ。聴き物は神秘の合唱の、あのハッとする瞬間である。音楽が盛り上がる。一つのパートのみ音を残し、再度フォルテの合奏。歌い手が実に気持ちよく歌うので、こちらも心地よい。ビブラートきき過ぎの嫌なソリストもいない。すべてにバランスの良いCDとして、最も素晴らしいのはショウ盤だと。あとは、少々ほころびがあっても超絶のライヴだったベルティーニ=ケルン盤があれば、私は他盤はもういいや、と思っている。

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     2015/12/04

    本当に凄い録音だ。音色の変化やニュアンスは、おそらく実演とは全く違うのではあろうが、このコンビの一面を知るには最高の、明瞭な録音だと思った。

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     2015/12/04

    ものすごく美しい弦楽器にくらくらした。管楽器も美しい。ホルンの独奏の音色はオケの中に溶け込んでウットリ。DGのチャイコフスキーも剛直で凄いが、より実演に近い音は、こちらだろうな、と想像することはできた。くるみ割り人形、素晴らしいです。スヴェトラーノフ=N響の録音も大好きですが、オケの実力はさすがに桁が違う。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/11/28

    仙台フィルは我が地元の素晴らしいオケだ。山下一史が指揮した大感動のマーラー第5番(震災後、初の定期。あの日の録音が欲しい!)、山田和樹の指揮した光輝くようなマーラー第4番、先日聴いたガブリエル・フェルツ指揮の美しい「大地の歌」!NHKホールみたいに広すぎない丁度よい大きさのホールで、素敵なオケで気軽にクラシック音楽を聴くことのできる私は幸せ者だ。さて『チャイコ』は、初演を聴いて『悪臭を放つ音楽』とハンスリックは言ったとか、ウィーンフィルとリヒター自体、好印象を持たずに演奏したとか散々な歴史の証言を読んできた。しかし、他のCDからは「そこまで言う必要があったのか?」ぐらいの印象しか受けなかった。しかし本盤からは、なるほど、嫌いな人は大嫌いで、お好きな方には堪らないだろうと。佐藤さんの演奏以上に、昔の大家は崩しまくったろうな、などと興味がぐんぐん湧いてきた。たいへん面白かった。『ベートーヴェン』も宇野=仙台フィルは、やり切っている。出し切っている。若いころ感激して聴いていたブルックナーの第4以上に、私にとっては大切な音盤となった。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/11/23

    ズバリ申します。大好きです。面白くて、美しいです。特に気に入ったのは、合唱及び独唱の『歌わせ方』。自分の合唱指揮者としての経験と知恵を、「最後の第9」につぎ込んだのだと分かります。四重唱のソプラノ!バイロイト盤のシュワルツコップそのままの歌いまわしです。まさしく、そうでなくっちゃ、と思ってしまいました。他の演奏でのソプラノの、変なずり上げやずり下がりで、何回がっかりしたことか(やはりシュワルツコップは素晴らしかったのだな)。ホルンの個性的な音色は不思議と心に残りますが、バイロイト盤の「疲れてバテちゃった」ホルンよりずっと安定しています(あれ、はっきり言って下手でしょう。晩年のF教授=ベルリンフィル盤の登場に期待したいですね。記録上は、あったはず)。宇野功芳さんのオーケストラ指揮のCDでは、一番好きです。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/11/09

    ベートーヴェンが素晴らしかったです。中野雄氏の書いた評価を読んで、グランドスラム盤でぜひ聴かねばと思い、再発売を待っていました。さらに良いテープを使用とのことで、待った甲斐がありました。まずバックのオーケストラ合奏が凄い。ミュンシュさんの演奏はあまり所持していませんが、オケの凄みに圧倒されます。ハイフェッツの美しい演奏が実に鮮やか。トスカニーニ盤よりも好きです。さて、メンデルスゾーンはMidoriさんの録音の方がずっと素晴らしいと私は思いました。いつの日かMidoriさんが、シゲティやハイフェッツのような、素晴らしいベートーヴェンのコンチェルトを録音してくれる日を待っていよう、と勝手に思いました。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/10/14

    味付けの濃いレーグナーみたい。颯爽として決め所は決めてみせる。コーダは師匠筋のチェリビダッケの技を自分のものとして披露している。速いテンポのブルックナー4番の第2稿中、今後は一番に手が伸びそうだ。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/10/13

    有名な『シャコンヌ』は心地よいテンポで、仰々しい重苦しさはない。奏者の、音楽(バッハ)へ心身を捧げる姿勢に心を打たれた。あくまでも全曲中の一つの楽章として腑に落ちる。私は特に、ソナタ第3番の美しさにハッとした。自分のできることを突き詰め、生きていくと、人間はこんなに気高くなるのだなぁ、と思った。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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