トップ > My ページ > 広島のパヴァンヌ さんのレビュー一覧

広島のパヴァンヌ さんのレビュー一覧 

検索結果:105件中31件から45件まで表示

%%header%%

%%message%%

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/08/11

    本盤についての資料が掲載されていないので、ここに提示しておきます。収録曲は次の通り。シベリウス 歴史的情景第1番,第2番..組曲「愛人」..叙情的円舞曲の4曲です。ポリフォニックで抒情的な演奏にかけがえのない魅力があり、本来なら評価を5としたいところですが、録音がよくないため、その分減点。中〜中高域がかなり過剰で、有り余る残響の中で演奏の実像が埋もれがちになっています。拙宅では思いっきりEQで調整して聴いています。ギブソンは、ゆったりめのテンポの中に陶酔的な間を端々に忍ばせ、ニュアンス豊かでありながら、スケール感のある耽美的で瞑想的な演奏に仕上げています。音質調整が可能な方には一聴の価値があります。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/05/09

    このセットはBMG・SONYのトスカニーニ録音集ボックスとは別の,1935〜1939年ロンドン・ライブを中心とした録音集で,NBC響とのデッドな録音とは違って会場に豊かに広がる残響あり,オケがBBC響のためなのか力量が高く,とてもよく歌い,大変音楽的です。その意味では,NBC響でとは違った柔軟な音楽づくりを行うトスカニーニの顔を見ることができる,貴重な録音集と言えるでしょう。特に小品では緩急やポルタメントを自在に操り,ロマンチックに表現されています。例えば「魔笛」序曲や「セミラーミデ」序曲などでは導入部分で緩やかなテンポをとりながら主部に入ると快速になってたたみかけるなど,演出巧者ぶりがうかがえます。したがって,どの曲も演奏は秀逸。録音もこの年代にしてはかなり良い状態で,SP録音によくある蚊の鳴くようなか細い音ではなく,低音の量感が十分あり,SP録音特有の周期的なワウフラがほとんど見られず,キズに起因するピチパチもほぼ取り去られ,鑑賞に問題が無くなるよう配慮されています。ただし全般的に高域の音量が不足気味であることと,大音量の所では歪みが顔を出して音の潤いを失うことがあるので,そう言った部分を含んで購入を判断する必要があるようです。また,曲によってf特バランスが異なるのでEQで調整しながら聴くことをお薦めします。このセットは録音年代による音質のため一般愛好家向けには適切ではないかも知れませんが,トスカニーニに関心のある人には必携なのではないでしょうか。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/05/09

    このセットはBMG・SONYのトスカニーニ録音集ボックスとは別の,1935〜1939年ロンドン・ライブを中心とした録音集で,NBC響とのデッドな録音とは違って会場に豊かに広がる残響あり,オケがBBC響のためなのか力量が高く,とてもよく歌い,大変音楽的です。その意味では,NBC響でとは違った柔軟な音楽づくりを行うトスカニーニの顔を見ることができる,貴重な録音集と言えるでしょう。特に小品では緩急やポルタメントを自在に操り,ロマンチックに表現されています。例えば「魔笛」序曲や「セミラーミデ」序曲などでは導入部分で緩やかなテンポをとりながら主部に入ると快速になってたたみかけるなど,演出巧者ぶりがうかがえます。したがって,どの曲も演奏は秀逸。録音もこの年代にしてはかなり良い状態で,SP録音によくある蚊の鳴くようなか細い音ではなく,低音の量感が十分あり,SP録音特有の周期的なワウフラがほとんど見られず,キズに起因するピチパチもほぼ取り去られ,鑑賞に問題が無くなるよう配慮されています。ただし全般的に高域の音量が不足気味であることと,大音量の所では歪みが顔を出して音の潤いを失うことがあるので,そう言った部分を含んで購入を判断する必要があるようです。また,曲によってf特バランスが異なるのでEQで調整しながら聴くことをお薦めします。このセットは録音年代による音質のため一般愛好家向けには適切ではないかも知れませんが,トスカニーニに関心のある人には必携なのではないでしょうか。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/05/03

    サー・アレグザンダー・ギブソンによるシベリウス作品集。彼のシベリウス録音は数多く,1980年代には交響曲全曲録音も成し遂げています。彼の音楽づくりは一見して強烈な表現を避けているようには見えますが,その実テンポ変化や強弱についてはかなり柔軟性があり,演出巧者ぶりが見て取れます。クライマックスに向けてじわじわと熱い感動に導いてくれます。このシベリウス作品集も味わい深い演奏が多く,シベリウス好きの人にはたまらないセットと言ってよいでしょう。例えば「春の歌」は私がこれまで聴いた中では最も熱く歌い上げた名演です。「森の精」や「ポホヨラの娘」の冒頭部分は緩やかなテンポの中で大変瞑想的な表現が見られ,感銘の深さが尾を引きます。また録音が各奏者の思いの入れをよく捉えており,演奏の意味深さをよく伝えてくれのが嬉しい所です。HMVにレビューがないので,以下の情報を参考にして下さい。(収録曲)・交響詩「伝説」op.9(18’12”)・交響詩「ルオンノタール」op.70(9’13”)・交響詩「フィンランディア」op.26(7’25”)・交響詩「春の歌」op.16(7’12”)・交響詩「吟遊詩人」op.64(7’47”)・交響詩「森の精」op.45 No.1(5’44”)・交響詩「ポヒョラの娘」op.49(12’35”)・交響詩「夜の騎行と日の出」op.55(15’02”)・交響詩「太陽の女神」op.73(10’43”)・交響詩「タピオラ」op.112(15’39”)

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/04/25

    クーベリックのマーラーはこれを高く評価する人は多く,確かにこの演奏には美しい部分やアグレッシブな表現が多々見られますが,数々の名演がある中ファーストチョイス向きとは言えないようです。それはCD化当初から音質がごっそり魅力を失っていた(私はEQが手放せない)だけでなく,バイエルン放送響の特徴ある金管群が後年の輝かしい完成度を獲得していないこと,解釈の完成度が今一歩と思われる部分が散見されることによります。たとえば曲によってはtpやHrのピッチに少しズレがあってしばしば不協和音を作り,他の楽器や全体の響きにうまくブレンドしにくいのです。また,木管群も美しいハーモニーを作るには音程がぴったりと合っていない部分も見られます。マーラーの複雑な楽譜を筋の通ったものへと昇華し表現へと結びつけるクーベリックの非凡な才能は明らかですが,同時代録音のクレンペラーやバルビローリといった大御所ほどの高みには達していないというのが正直な所です。この10年あとの同コンビによるマーラーならば,より完成度が高くこなれた演奏を聴くことが可能なはず。70年代後半の同コンビの演奏は凄みがありましたから。クーベリックの解釈は,速めのテンポをとることによって率直な演奏という印象を与えがちですが,その実くっきりとしたテンポ変化や抑揚をつけ,多くのマーラー演奏とは違って極めて柔軟で流動的です。そのためスケール感は失いがちで,時に完成度も犠牲にされる場合があります。しかし,たとえば4番や7番などは独特の美しさを持ち,一聴の価値があるでしょう。また1番や5番などもまずまずの好演と言ってよいのではないでしょうか。今となってはこのコンビの成熟期前のレコーディングであったことが残念です。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/04/20

    「新世界交響曲」はLP発売時は特に高い評価は得られませんでしたが,今の耳で聞くとVPOの各奏者の気合いのこもったなかなかの名演であることに気づきます。ベームは幾分ゆったりめのテンポの中でテンポ変化に節度を保ちながら厚めに響かせてガッチリとした曲作りをしています。そのため,この曲に郷愁を求める人やアーティキュレーションを自在に操る演奏を好む人には好悪を分かつでしょう。録音された1970年代はアナログ録音の成熟期にあり,世評の高いケルテス盤などよりはるかにバランスよくVPOの音が収録され,木管の音などがふっくらと響く美麗な「新世界交響曲」を聴くことができます。その意味ではVPOによる屈指の「新世界交響曲」と言えるのではないでしょうか。ただ,もう少し芝居っ気があれば万人向けの名演になったのではないかと思います。「未完成交響曲」はシューベルティアーデの実況録音のため,少し長い残響や小さいながらも会場の雑音が入り,音響特性もかなり異なります。スタジオ録音に比べて中低域の音が大きめに入っているために丸まった印象を与えがちですが,ベーム/VPOは来日公演等で聴かせた緊張感のある熱演と同様の演奏を繰り広げています。もちろんこちらもインテンポを基調とした名演です。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/03/25

    ベーム/VPOのブル4が世に現れた時は本当に驚いたものです。深々とした響きと悠揚せまらぬ自然な流れに大きな感銘を受けました。このティントナー盤は,ベーム盤をさらにしなやかにした美麗な演奏です。ただし録音が最善ではなく,残響が多くf特バランスに若干の難があり,例えばHrの音がモコモコして不自然に聞こえます。しかしEQで100Hz以下を若干補強し,500Hzあたりを4dBほど絞れば,この演奏の秀逸さが表に出て来ます。ティントナーは細部への配慮を綿密に行いながら,全体に自然な起伏をつくりあげ,ゆったりとしたブル4を聞かせてくれます。スコティッシュ・ナショナルo.も本盤を聞く限りでは,かなりの力を持った楽団のようです。ブルックナーに謎めいたものを期待する向きには不適かもしれませんが,ナチュラルで美しいブルックナーを受け入れられる方には大いにお薦めです。演奏時間は次の通り(T21:29 U16:17 V12:00 W23:10)全曲で73:08と,かなりゆったりしたテンポ設定です。この演奏を聴いて,ティントナーのブルックナー全集を注文したことをつけ加えておきます。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/03/18

    このCDは,とても聴きごたえがあります。密度の高い美麗な音質で記録されていることに加え,バルビローリ晩年に見られる大変濃密な表現により,他ではなかなか味わえないスケール感のあるドラマチックな幻想交響曲等を聴くことができます。
    ハイドンの交響曲「めんどり」は,幾分ゆったりめのテンポの中でバルビローリが唸り声をあげ,粘着質のカンタービレを奏でさせ,それによって,ハイドンがロマン派の交響曲に変貌しています。ベルリオーズの幻想交響曲は,繰り返しを行っていないにもかかわらず全曲で56分弱という,ミュンシュ/ボストンso.のものとは対極を行く緩やかなテンポをとり,その中でバルビローリは緩急や強弱を自在に操り,めくるめく幻想のドラマを思いを込めて語ります。その足取りは引きずるほど重く,どの瞬間もこってりとした演出が施され,その意味深さには耳が釘付けにされてしまうほどです。フィナーレでは鐘の音に銅鑼やピアノを重ねているらしく,その重々しい響きによって不気味な雰囲気を強めています。試しにカラヤンの幻想交響曲と聴き比べると,意味づけの弱さに愕然としました。オケもうまく,表面的にきれいには鳴っていますが,カラヤンは聴き手の心を深くは抉らないのです。やはりバルビとカラヤンでは芸術の格が圧倒的に違うのだと実感しました。
    最晩年のバルビローリなので悪いはずはないと思って手に入れたCDですが,予想を超える濃い内容に驚いたというのが正直なところです。これがCDではなくSACDならと思わずにはいられません。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/02/21

    この歴史的名盤,4500円のSACDを買い逃したと思っていたところ,3200円(税別)に値下げしての再発売。しかも,ケースこそレギュラーに変更していますが,シングルレイヤーSHM仕様,緑のコーティングはそのままなので大変お得感があります。このSACDの音の実力を2010年発売のBlue-specCDと聞き比べてみました。SACDはやや低音が不足気味ですが,弦も管も伸びやかに鳴り響き,チェコ・フィルらしい香りの高さを十分味わうことができます。対するBlue-specCDは冒頭ハープこそきれいですが,木管が鳴り始めると音の濁りが気になり,弦楽器が奏でると擦れた音にイライラします。Blue-specCDの帯には(192kHz/24bitコピー)とありますが,音の密度ではSACDにかないません。ノイマン/チェコ・フィルの「わが祖国」のSACDには,他に来日公演盤もありますが,それは熱演型であり,録音や表現のバランスは本盤の方がとれているように思います。ノイマンは恣意的な解釈を抑え、緩急の変化も控え目なため、例えばコバケンによる表現主義的な「わが祖国」のように圧倒することはありませんが、本盤はチェコ・フィルによるスタンダードな名演として位置づけることができるのではないでしょうか。今後も過去の名演が次々SACD化されることを望みます。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/02/10

    このSACDは、ピアノ曲のバイブルと言われるバッハの平均律を普遍的名演であるリヒテルの演奏で聞く楽しみを十二分に体験させてくれる絶対的貴重盤です。演奏については多くの人のレビューがあるのでそれらに譲り、SACDの実力を書き込みます。聞き比べたのは同じくリヒテルのCD盤(1990年ビクター盤)。SACD盤はピアノのハンマーが弦にぶつかる重みや弦が響く様子まで感じ取れます。またペダルで音を切る様子も判ります。その描写力がニュアンスを感じ取るのに大きく役立ち、演奏の真価を知らしめてくれます。ところがCDではそこまで克明に伝わってきません。音が太くマイルドには響きますが、ホールの響きが主で、ピアノからの直接音の成分は耳に届きません。自分自身もピアノを少し嗜みますが、本物のピアノでこんな音はかつて聴いたことがありません。ホールの入口からほんの少し外に離れた位置ではこんな音が聞こえるかもしれませんが。また、CD盤は少し大きな音ではヒステリックに感じられ、能力の限界を感じます。CDの音はやはり模造品の域を出ませんね。BGM風に聴くのならCDでも役に立ちますが、この名演奏を味わい尽くしたければ絶対にSACDが必要です。SACDをお持ちでない方は、是非このSACDを聴いて下さい。
    SACDがもうじき消え去るという情報を時々見かけますが、クラシック音楽にはSACDと言うメディアが必要です。ユニバーサルやワーナーで、SACDの発売をし続けてもらいたいです。それも4000円前後のべらぼうな値段ではなく、一枚2000円台半ばくらいなら多くのファンがパッケージメディアに戻ってくるはずです。我々はリヒターの「マタイ受難曲」も、オイストラッフの「ベートーヴェン・ソナタ全集」も、ヨッフムのブルックナー全集も、イ・ムジチの「四季」も、バーンスタインのDGマーラー全集も、マゼールのプロコフィエフ「ロメオとジュリエット」も、クリュイタンスの「ヘンゼルとグレーテル」も、ギレリスのブラームス協奏曲もSACDで手にしていません。きら星のごとく輝く数々の名演達の真価を、SACDによって是非耳にしたいと思っています。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/01/25

    フィラデルフィア・サウンドを堪能できる一枚です。ガーシュウィンの濃厚なサウンドに魅惑され、グローフェの「グランド・キャニオン」に圧倒されます。音質の改善は目を見張るものがあり、LPで聴かれた「グランド・キャニオン」のビリつきは一切ありません。この内容でこの値段なら、文句はつけようがありませんが、欲を言えば、少し高くてもSACDで出してほしかったですね。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/01/25

    音質の部分を引いて評価は4にしましたが、演奏だけなら評価は5。とてもいい演奏です。いつものベイヌムらしく、率直でありながら、不足するものは何もなく、充実した演奏です。ブックレットには、クレンペラーの代役にベイヌムが選ばれた理由も書かれており、それによるとベイヌムはイギリスでベートーヴェンサイクルを振っていたとのこと。ロンドンのオケのメンバーによると、ベイヌムはベートーヴェンをとてもよく知っていたとのこと。他の日に「エロイカ」も振っており、それも大変好評というので、録音が残っていれば是非聴いてみたいものです。夢ですね。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/01/11

    付録のアンプが大変素晴らしい。ラックスマン製デジタルアンプで、クセがないわりに明快で密度の高い音質です。出力レベルが12W+12Wですから、ある程度つまみを上げる必要がありますが、十分な音量を出すことができます。コンパクトで、置き場所にも困らない。しかもこの値段。予想を上回る良さなので早速二つ目も購入しました。20W+20Wまで増強できればと思うのは、この値段では無理でしょうか。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/01/04

    他の人の評価が非常に高いですが,これは音質に少し問題がある録音です。ザラッと感があり,そのままではVPOらしさから離れた響きがします。発売時から評論家も含めて誰も「音がおかしい」と言わなかったのは,「デジタルは音がいい」とのバイアスがあるからでしょう。「デジタルだから」と無批判に賞賛すべきではないですね。うちではEQで4kHzと8kHzを絞るといつものVPOの音になりました。演奏は,VPOらしく色彩感が豊富で豪快,上質,しかもライブ特有の熱気にあふれており,大変聴き応えがあります。マゼールの解釈には彼独特の「個人的な」と思えるものも含んでおり,これはこれでたいへんな熱演ですが,より普遍的な演奏を聴くならベーム盤を選ぶことになると思います。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/12/19

    この演奏は素晴らしい。チェコ・フィルらしい香りの高さが随所に見られる,熱い感興を呼び起こす名演です。アンチェル/チェコpo.のスタジオ録音から4年あまりを経たライブ録音で,スタジオ録音よりもやや緩やかなテンポをとり,解釈がこなれて一皮もふた皮もむけ,スケール感が増しています。聴き手を強く引きつける演出がバランスを保ちながら挿入され,終曲に至っては魂を丸ごとさらって行かれるほど興奮させられます。終演後のブラヴォーには共感。アンチェルはこんなにすごいんですね。残念なのは音質がやや大味なこと。多分再生に使った装置に問題があり,2kHz〜4kHzあたりにかなり歪みが入っています。拙宅ではEQで調整して聴いています。この演奏を生で,あるいはもっといい音で聴きたかった。音質の分だけ星一つ引くと,ひんしゅくを買うだろうか。演奏はピカピカの満点でもおつりがくる。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

検索結果:105件中31件から45件まで表示