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広島のパヴァンヌ さんのレビュー一覧 

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/12/19

    これは素晴らしい。SACDの音質も素晴らしいですが,都響の演奏が実に緻密で味わい深いです。一曲目の「ペレアスとメリザンド」からまいってしまいます。その香りの高さは「フランス音楽はお国ものが…」の言葉が空しくなるほど。それはフルネの熟練とともに,都響の技量と音楽性,自発性に裏打ちされたものといえるでしょう。SACDは,その演奏の魅力をあますことなく伝えており,正に今そこで演奏しているかのような音響を再現できます。単なるCDではなかったのが良い。また,ブックレット中の岩野裕一氏による「フルネのフォーレ…」の一文も,演奏者やこの録音に対する深い共感と洞察にあふれ,感銘をいっそう深めます。フォーレを満喫する幸せな時間をもたらす一枚です。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/11/14

    本来キングコングが出演するところ,アメリカ側が内容に難色を示したためゴジラ映画になったとか。従って,エビラはいつものゴジラ映画の怪獣とは違って巨大なエビそのもの。また,コングのテイストの演技をする陽気なゴジラがあちこちで見られます。若大将,加山雄三のもの真似をするゴジラには失笑。元気な天本英世さんがなつかしい。絶えず微笑んで悪役を演じる本来は二枚目の平田昭彦さん,悪役を楽しんで演じていらっしゃる。 これは恐怖映画としてのゴジラではなく,一つのエンターテイメントとして楽しむ作品です。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/11/10

    このSACDは,素晴らしい演奏が高密度の音で入っていますが,音質が思わしくなく(特に協奏曲),演奏の真価が伝わりにくいようです。EQを使ったていねいなマスタリングをお願いしたい。ユーザーは再生機器から出た音そのものを聴きたいのではなく,演奏者が会場で出していた音,あるいは曲や演奏にふさわしい音質の音楽を聴きたいと願っています。拙宅でEQで調整して聴くと,これらは普通の演奏などではなく,それはそれは切れば血が出る白熱の名演だということが分かりました。何しろムラヴィンスキーとリヒテルですからね。普通に成りようがないじゃありませんか。オケもピアノも至る所で唸りを上げ,圧倒的です。交響曲を同音源のDG盤CDと聴き比べると,音のバランスのよさではDG盤に利があるものの,音の密度とダイナミック感で本盤が圧倒していました。SACDでの発売は大いに歓迎です。素晴らしい演奏の記録が,音楽文化遺産として価値を保ち続けるような,完成度の高い商品作りをお願いしたい所です。演奏は文句なしですが,音質の分☆ひとつ引きました。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/11/10

    本盤はクリップス・ファン向けですね。音質が万全でない。協奏曲とコリオランは中音域が過剰で時折小さな雑音が入る。交響曲は低音不足。音質を調整すれば,オーソドックスなベートーヴェンを鑑賞できる。特に交響曲第1番はステレオ録音で、ロンドンso.とのものと同様に木管のハーモニーが美しく、味わい深いなかなかの好演です。この人の演奏は,何もしていないようで,実に細やかな配慮がなされ、生き生きとして聞こえる所が素晴らしい。協奏曲とコリオランは録音がやや古く、モノーラルですが、確かクリップスには他の録音がなく、その意味では貴重です。ただ、音質が演奏の真価を伝えきれていません。音質がやや落ちるので評価は3とします。クリップスをとても好きなんですが。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2013/10/30

    この素晴らしい演奏に生で接せられた方々をとてもうらやましく思います。小編成の室内オケ伴奏による1893年版の演奏のため,楽器編成等,聞き慣れた演奏と異なる部分が少なくなく,聴き始めは戸惑いました。しかし,聴き進むにつれ,それらは忘れ去り,静謐なこの演奏に息をのんで聴き入るしかありませんでした。この数年の間に私の前から去っていったいくつもの親しい存在に思いをはせながら。この演奏の神々しさには,形容の言葉がありません。ライナーノートには,1972年録音のベルン響との名盤の成立についてもコメントがあり,そこにはコルボが急逝した教会音楽家の叔父に代わって指揮をとり,その記念碑として録音が残されたことが記してあります。従って,コルボによる演奏は多く出回っている商業録音などとは対極に位置しているのではないでしょうか。完成度とか解釈などを云々する次元とは異なる世界にあるように思うのです。神に向かって演奏し,私たちはそれを聴いているという。SACDの音質も素晴らしく,演奏の本質をあます所なく伝えているようです。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/08/28

    カラヤン/BPOのモーツァルト後期交響曲集は,CDではよくわからなかったので,SACDで確認。SACDは素晴らしいですね,カラヤンが実に細やかな配慮を行き届かせて曲作りをしていることが聴き取れます。勿論,カラヤン特有のダイナミックの振幅の大きさはいつも通りですが,対称的に,旋律線は強弱による抑揚が控えめで,ヴィヴラートをきかせて微妙な陰影をつけているのです。それは,SACD化によって演奏意図が伝わりやすくなったリハーサルを聴いてもわかるとおり,カラヤンの解釈によるものであることは明らかです。したがって,これはカラヤン流の美学に徹したモーツァルト演奏と言えるでしょう。こんなモーツァルトもあっていいと思います。私はカラヤンの美学が何たるかを,このSACDで初めて理解できました。それは,繊細ですが,か細いと言えるほどにデリケートなため,劣るメディアのCDなどでは十分に伝わらないようです。ワルターのモーツァルトのようなふくよかさを求めると,肩すかしを食うことになるでしょう。従って演奏評価は4。しかし,音質はCDとは次元の違う良質なもので,たっぷりと収録されたリハーサルも含めると,資料的価値は高いと思います。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/07/13

    安価でないので購入を渋っていましたが,つよしくんのレビューで購入。これ,大変な名演の記録ではないでしょうか。これほど充実した名演のすべてを一日で録音できたことは驚異ですらあります。シューベルトの古典的な4番はバルビの手にかかると,特有の粘っこいレガートやカンタービレによってより劇性の強い「悲劇的」となり,その重々しさはシューマンやブラームスにつながるロマン性さえ感じさせます。ブリテンのセレナードも,説得力のある場面づくりが行われ,作品の詩情の豊かさをしみじみと味わえます。この演奏なら,作品を初めて聴く人でも作品の価値を深く理解できるでしょう。シベリウスの2番は,つよしくんの「バルビ,2番,4種類」は誤りで,以下の5種類あるようです。「@1940年NYP(T8’22” U12’31” V5’41” W12’25”) A1952年ハレO.(T9’22” U13’32” V5’42” W12’42”) B1962年RPOT10’13” U14’26” V6’01” W13’39”) C1966年ハレO.(T10’24” U14’59” V5’59” W14’21”) D本録音1969年ケルン放送響(T10’38” U14’43” V6’09” W14’13”) この演奏についてつよしくんの「あまりのテンションの高さに.....バルビローリの唸り声が聴こえ...」とあるのも,実は「バルビが唸り声を上げてまでオケのテンションを高めている」のが実情で,「バルビローリの燃えるような指揮に,アンサンブルのタテの線が合わないなど,若干の戸惑いを感じて....」とあるのはオケが戸惑いを感じることはなく「バルビが本番でオケを大いにあおったため,アンサンブルの乱れが生じた」とするのが妥当ではないでしょうか。さてこのシベリウスの2番。これまでの4つの録音も力演揃いで,特にNYPとの録音はスリムで颯爽としながら豊かな情感もたたえ,独特の魅力があります。しかし本録音の演奏は,それらとは次元の異なる高みへ達しているのではないでしょうか。1〜3楽章ではゆとりのある表現が抒情性をさらに深めます。また,フィナーレでは深い抒情性に加えて、緩急自在の表現により情熱の吐露ともいうべき壮絶で圧倒的な演奏を築き上げ,聴き手の魂を激しく揺さぶります。クライマックスの高揚感は並ではありません。御存知の方も多いと思いますが,ある演奏会の終演後,楽屋で興奮冷めやらぬバルビが突然「God!I love that music!]と言って妻の手を固く握りしめ,涙したといいます。このシベ2は正にそんなバルビだからこそなし得た,魂のこもった熱い熱い演奏。唯一絶対無二の経験をさせてくれます。正直な所,こんなにいいとは思わなかった。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/07/07

    これ,SACDになって誰もレヴューを入れてないんですね。CD所有ながら音質改善を期待しSACDを購入。初期デジタル録音の音源はSACD化で音質改善はないとの説はありますが,聴き比べると(拙宅の装置では)アナログ録音ほどではありませんがある程度はっきりした違いが聴き取れました。実はCDは聴くのが辛かった。高音が伸びないわりにはジャリジャリした感じで,音量が大きくなると飽和感があるのです。その点SACDではよりしなやかな音で,大音量でも余裕をもって響きます。CDの限界とSACDの可能性を感じます。この演奏に惹かれる人はSACDの購入の価値があるのでは?演奏については私は冷静な判断を下せません。他のレビューの中には「テンポが遅い」の「コントロールする力がない」のと批判が見られますが,この演奏をFM放送で固唾を飲んで聴いた世代としては,大変な緊張感の中での熱演に,ただただひれ伏すのみ。この頃のベームは体調が万全でない中を押して来日しており,日本のファンの期待に何としても応えようとするベームと,その下で熱演を繰り広げるウィーン・フィルにケチなどつけられません。これはベートーヴェンのシンフォニーの録音ではなく,ベーム/ウィーン・フィルの最後の来日公演の貴重な,貴重な!ドキュメントです。演奏後のブラヴォーに賛同!

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/06/25

    昨日このCDのレビューを開けてビックリ。その数のあまりの多さと評価の低さ。ここには多くの方々の本CDにかける期待の並々ならぬ大きさと無念の情が表れていると感じます。私も購入当初,むごい音質にがっかりしたものです。しかし,これはたいへんな名演の記録です。オルフェオがマスタリングを怠けて高音域を無造作に強調し,刺激的な音質のまま発売したので,その良さが伝わらないだけなのです。私の評価は演奏がピカピカの5,音質が2!(1?)と言った所。演奏評価を記しました。拙宅では演奏の真価に近づけるべく,グラフィックイコライザーで調整しています。するとカルロスがこの田園に大変なエネルギーを注ぎ,他にはない非常に密度の高い田園を演っていることが明らかになります。グライコの音質調整のデータの一例は次の通り。(250Hz以下は±0dB,500Hz+2dB,1kHzは+1dB,2kHzは−1dB,4kHzは−7dB,8kHzは−3dB,16kHzは±0dB)刺激的な音域の4kHzを−7dBと大幅に下げている所がミソ。この調整はアンプのトーンコントロールでは不可能です。関心のある方は是非試みて下さい(グライコはネットで安いものは2万円程度で入手可)。カルロスクライバーの「田園」は全体を35分強で駆け抜ける大変速いテンポを取りますが,どんな楽句も濃密に表現し,流線型のしなやかな田園に仕上がっています。その密度の高さは類例がなく,例えば2楽章でさえもこってりと表現し尽くし,穏やかなこの楽章の印象とは無縁でありながらもとても魅力的でユニークです。全体を通して躍動的で喜々とした「田園」になっています。たしかクライバーはウィーン・フィルとの録音をすっぽかしたとか。もし録音が実現していれば,大変な名盤になったはず。オルフェオさんにお願いです。丁寧にマスタリングして下さい。SACDでの発売があれば,必ず購入します。もちろん聴くときはグライコで音質調整しますが....。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/06/17

    クリップス/ロンドン響のこの全集は,数あるベートーヴェン全集の中で雅(みやび)の感じられる唯一無二の存在です。管のアンサンブルはまるでアコーディオンで和音を奏でているかのように少し鋭くて太く甘い音色でブレンドし(特に木管が美しい!),弦は輝かしさの中に豊かな抑揚をたたえます。また,打楽器は過度に自己主張することなく全体の芳醇な響きの中に調和します。テンポやダイナミックでは中庸を行き,まるでモーツァルトの時代の雰囲気が尾を引く中で奏でられているかの如き。しかし凡庸に陥ることなく,自然でありながらも豊かで時に強靱さも見せるイントネーションは,聴き手の感受性を強く引きつけます。特に「田園」の1,2楽章が絶美!豊かな響きとゆったりしたテンポの中で管や弦の音が柔らかく融け合い,馥郁たる雰囲気の中で夢見心地を味わえます。その他にも管の和声の美しい1番や8番,柔和で優雅な「英雄」(葬送行進曲は12’51”と速い),インテンポで通しながらも説得力のある5番の1楽章など,聞かせどころが数々あります。この全集,カラヤン&ベルリンフィルよりもよっぽど好ましく思うのですが.....。唯一残念なのはパッケージがあまりに簡素なこと。ブックレットがなく,タイム表記もありません。音質は帯に「高音質盤」とあり,以前のヴァンガードクラシックスのエヴェレストCDと同様です。エヴェレストCDSBM仕様盤は多少ですが中低域にエネルギーが偏り気味でしたが,このメモリーズ盤ではよりフラットになっているようです。そのため多少高音がきつめに感じる場合もあるかもしれませんが,ニュアンスはより伝わりやすくなっているようです。私はこれをSACDで聴きたかった。高音域がよりしなやかに響くはず。極上の演奏を極上のメディアで。夢ですね。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2013/06/13

    やはりSACDはいいですね。アイススケート荒川静香のイナバウアー金メダル獲得から「トゥーランドット」に関心をもった人も多いと思います。実は今年(2013年)3月に地元広島で「トゥーランドット」公演があり,その充実ぶりにより観客は大変深い感銘を受けていました。このSACDは,その実演の音響と同等のものをそのまま家庭の装置で再現できる素晴らしいディスクだと思います。ブックレットによる演奏時間は(第一幕29’37”,第二幕43’00”,第三幕39’49”),快調なテンポで全曲を駆け抜けます。歌手陣はどこにも穴がなく充実し,オケもなかなかの力演を行っています。カラフのビョルリンクも素晴らしいですが,特にニルソンとテバルディの歌唱には大変な凄みがあり,聞き手を強く興奮させます。残念なのはどういうわけかオケの響きが薄めなことです。そのため,オーボエやブラス等の音が全体の響きにうまくブレンドしているとは言えず,好印象を与えきれません。しかし,演奏自体は大変な熱演です。ラインスドルフの指揮はオケや声楽陣の情熱的な演奏を引き出した立派なもので,特に第三幕のクライマックスの盛り上がりは感動的です。しかし,第一幕ではオケと声楽でのタテの線の不揃いが散見されたり,第三幕でしばしば入れられる間の効果に当たり外れがあったりします。「誰も寝てはならぬ」では,やや緩やかすぎるテンポと非効果的な間によって間のびし,曲名にも関わらずやや眠たくなる印象があり,どうにかならないのか,何もしないでくれと感じたりしました。こういった所がラインスドルフの評判を高めない要因なのでしょう。と言うわけで??も幾つかありますが,全体的な力演と実演さながらの音質により,評価は最高ランク。細かなことにこだわらなければ十分楽しめますよ。

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     2013/06/12

    メディアとしてのSACDのすごさを思い知らされる1枚です。フィードラー/ボストン・ポップスのCDはいくつか所有していますが,RCAのものはイマイチパッとしない印象でした。しかし,このSACDは違う!キャラが立っている。ペット,クラ,ストリングス,ピアノ,ブラス,パーカッション等どの楽器も生き生きしています。ラプソディー・イン・ブルーも厚い響きがたまりません。ここまで思いっっっっきり表現されると,引き込まれないではいられない。以前,知人から「フィードラー/ボストン・ポップスは凄い」と聞かされたことがありますが,その言葉の真実味を思い知らされます。SACDですからCDとは違い,我が家が演奏会場になったような臨場感があり,音質は最新録音に全くひけとりません。そして,演奏者の圧倒的な表現意欲の前に,いつしか心の中がスウィングしている自分に気づきます。私にとってはガーシュウィンはあまり馴染みがありませんが,この1枚なら繰り返し聞きたい。あまりの魅力に私の頭はマグマグデュー(山形弁:ケンミンショーより)。収録曲全曲が名曲とはいいませんが,このSACDならどの曲も大変魅力的です。およそ80分間,息もつかせず聞き入りました。もちろん評価は最高ランク。是非購入して,たっぷりお楽しみ下さい。

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     2013/06/11

    みなさん書かれているとおり,録音史上最速の「新世界交響曲」のようですね。これ以前の最速と思われていたパレー/デトロイトso.盤のタイミングは(7:55/10:13/6:55/9:48),本盤のタイミングは(7:41/9:51/6:47/9:26)でパレー盤よりも1分以上短い驚異的な速さです。しかし「速すぎる」との印象を与えないのは,このテンポでも平板になることなく,至る所で丁寧な表現が施されているからだと思います。適度な緊張感が持続する熱演で,しかもチェコとは無縁の我が地元のオーケストラがこれほどの好演をしていることを大変嬉しく思います。「チェコ組曲」も歌心に満ちた生き生きとした好演で,この曲の魅力を初めて知ることができました。指揮のエヴァルド・ダネルは,チェコとスロヴァキア,そしてウィーンで指揮を学び,ドヴォルザークの曲への深い共感が感じられる,ツボを押さえた演出を行っています。大変残念なのは録音のアンバランスです。ティンパニが大太鼓と一緒にたたいているように響くのは大問題!弦も管もマスの響きに埋もれ,イントネーションが伝わりにくい。録音会場のアステールプラザ・リハーサルホール(私も入ったことがある)は過剰な残響にあふれ,ここを選んだ関係者の見識に疑問です。もっといい会場を選んで欲しかった。広響はきれいになるはず。そうすれば、この演奏はもっともっと新鮮に響くはずです。したがって鑑賞時には低音を4dBほど絞る必要がありますが,高音域にもクセがあるためイコライザーで調整するのがベター。評価は演奏が4〜5,録音が2〜3です。(最新録音なのに!)(ついでに)ある雑誌による本盤の批評は高くありませんでしたが,ホントはとてもいい演奏です。評論家の方たちは音質に惑わされているのでは?

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     2013/06/07

    ここのレビューを今まで誰も入れていないことが不思議なほど素敵なCDです。音質が1940年あたりの録音とは信じられないほど良好で,しかもバルビ/NYPの名演が揃っているからです。特に木管の音が美しく収録されています。若いバルビローリがNYPをドライブし,颯爽と音楽づくりを行う様が見て取れます。メインのブラ2は,テンポこそかなり速いですが,後年のウィーンpo盤を彷彿とさせる情緒豊かな熱演で,集めの響きをつくり,バルビ特有の粘着質の粘っこく甘いカンタービレの中で,聴き手の魂を揺さぶるひと押しふた押しが続く様から,ウィーン盤と同じ指向性をもつと言えるでしょう。タイミングは次のとおりです。(T 12′50″,U8′31″,V4′31″,W8′07″)全局でおよそ34分というトスカニーニやワルター/NYPをも越える快速ぶりですが,バルビローリが大変密度の高い音楽作りを行っているため,テンポの速さは意識されず,その代わり次々と行われる濃密な表現によって,いつしか夢の世界へと誘われます。聞き手を酔わせるバルビはこの当時から健在だったのですね。叶うならば,最高の録音あるいはSACDで耳にしたかった。バルビ/ウィーンpoのブラ2をお好きな方は,是非このNYP盤も耳にしてみて下さい。他の曲も大変魅力的ですが,特にスメタナの「売られた花嫁」序曲は大変な名演で,どこを切っても血の吹き出る演奏とはこのことでしょう。演奏時間6′29″と言う速めのテンポの中で濃密なカンタービレときびきびした合奏を融合させ,聞き手を魅了します。
    曲によって音質の多少のばらつきがあり,ブラ2はやや低音不足ですが,音質調整すれば十分楽しめます。音質を考えれば評価は4でしょうが,演奏の魅力に抗しきれず,評価を5とします。

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     2013/05/05

    シューリヒト&ハーグ・フィルのブル7は、私の記憶ではかつてセカンドチョイス向きの名演として高く評価されていました。シューリヒトの「率直」と言うイメージとは異なり、このブル7は弦や木管が(金管も?)伸びやかに歌うしなやかな名演です。録音のバランスはオンマイク気味で、木管や金管が大きめに入り、各奏者の発するニュアンスがよく伝わります。ただ、客席で聴くバランスとはかなり異なり(これは間違いなくステージ上で聞こえる音!)不自然と感じる方もいるかも知れません。いずれにしろ、呼吸の大きなロマンティックな演奏で、その魅力には抗しがたいものがあります。本盤はコンサートホール協会が会員に頒布するための音源で、日本ではDENONがライセンスを取り一般に市販されました。これが今でも手に入るとは,良いものは息が長いですね。

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