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最後の一閃 さんのレビュー一覧 

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/02/18

    バッハ大全集の「聴き比べ」が出来る時代が来るとは何とも贅沢の限りです。荒っぽい表現ですが当盤が「ピリオド演奏」。ヘンスラー盤が「モダン演奏」。ブリリアント盤が「両者中間演奏」と言えましょうか。要は演奏の優劣では無く好みの演奏スタイルで選べば良いと思います。こうした大全集を複数所有されている方も多いと思います。そんな方にはCPOレーベルのバッハ偽作シリーズの鑑賞をお奨め致します。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 11人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/02/22

    マリア・カラスの全盛期は1950年代の約10年間に集約される事。専属契約のEMIがステレオ録音に消極的だった事。彼女の歌唱スタイルがマイク録音では必ずしも充分捕らえるには適していなかった事。これらの点からカラスは録音に対して不遇な環境にあったのかも知れません。しかし積極的にセッション録音を重ね、ライブ録音の掘り起こしも多数に及ぶので、ファンにとっては残された音源の数々は掛け替えのない存在です。さてこのセットですが、ファンの多くは既に多数のディスクを持ち、さらにはEMIから類似の企画セットが既発売されているので、案外「冷めた目」で見守っているのかも知れません。その辺の事情は先般のフルトヴェングラーのボックスセット発売に寄せる彼のファンの思いと相通じるものが有ると思います。つまりは手持ちのダブリとの兼ね合いで「思いは、ファンの数だけある」と言う事です。ところで1950年代は本当に凄い時代でした。「類は友を呼ぶ」と言いますが、テバルディ、ディ・ステファノ、デル・モナコ、シミオナート、F=ディースカウ、シュワルツコップ、ホッター、ニルソン、ヴィントガッセン、デラ・カーザ、ヘフリガー・・・。正にマリア・カラスという「天才」が数々の「友」を呼んだ!。そんな時代でした。

    11人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 38人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/02/09

    かつてトスカニーニはフルトヴェングラーを評して「偉大なるアマチュア」と語ったという。その偉大なるアマチュアのとんでもないBOXセットの登場です。フルトヴェングラーのファンならLPレコード時代から「より良い音源」を求めて多大なる努力をされた事と思います。CDディスク化に辺り音質に十分満足出来ないファンの為に、メーカーの様々な「板起こし」「リマスタリング」等数多くのマスター由来のディスクが乱立発売され、結果としてその中から取捨選択し、自身のコレクションをある時は「差し替え」ある時は「買い増す」という事に膨大な費用と労力を経験された方には、「それに代え難い喜び」も伴った事でしょう。今回のセットの登場は、そんな努力を経ずとも得られる簡便さと同時に「代え難い喜び」を経験する機会をも失ったとも言えましょうか。先般のEMIのBOXセットの発売故、手持ちのダブリとの兼ね合いで「受け止め方」も人様々でしょう。「良い時代になった」と大歓迎する方。あるい「神聖な音源の安売り」を恨めしく思える方・・・。ところでこれだけの大企画ボックスにも拘わらず選に漏れた名演が多々有ります。ざっと列挙しますと、44年ウラニア盤「エロイカ」、49年ヴィスバーデンのブラームス第4番、54年セッション録音「運命」、54年ルツェルンの第9、そして少々マニアックですが51年バイロイト第9と54年マタイ受難曲の其々の「別テイク」。この事はフルトヴェングラーの芸術の世界が、如何に幅広く如何に奥深いものであるかと言う証でも有りましょう。

    38人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/02/07

    このセット最大の魅力は、「知る人ぞ知る」コジェルフのト短調交響曲でしょう。モーツァルトの同じ調の先駆的作品として評価の高い作品です。ここに収められた諸作品を聞けばモーツァルトという天才が「突然変異的」に出現したのでは無く、様々な才能が切磋琢磨した結果として現れた頂点としての存在である事を感じる事でしょう。この時代交響曲は数万曲作曲されました。我々はそのほんの一握りの作品しか知り得ないのです。このシリーズが今後も続き「知られざる宝」を世に紹介して頂ける事を希望して止みません。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/02/05

    LP発売当初、評論家の吉田秀和氏の朝日新聞への投稿「風花がひとひら、ふたひら舞落ちる様な光景を連想させる」という文面を読みすぐにテープに録音した記憶が蘇りました。私には唯一無二の名演に思えましたが、この曲には名演が多いので人夫々の事と思います。ところでこの曲にはヨアヒムの助言でブラームス自身によって書かれた4小節の異稿の存在があります。ガーディナーあたりが録音してくれないかと期待しましたが、今のところその気配は皆無です。和音の強打が(おそらくは)第1主題を台無しにしてしまうのでしょが、1度は聞いてみたい気がします。モーツァルトの第40番はセッション録音とは趣が異なり興味深い演奏です。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/02/05

    ボッケリーニの交響曲は文献によって総数が26曲〜29曲と色々な数字が書かれています。それは@26曲の交響曲。A1曲の編曲にて成立した交響曲。B1曲の協奏交響曲。C1曲の序曲と区分が決着していない作品。これら@〜Cの取り扱いの違いによるものです。ここに収録されたのは@〜Bの28曲。ボッケリーニはチェロ奏者だったので、チェロ協奏曲や室内楽曲が有名ですが、交響曲もウィーン古典派とは趣きが異なり、興味深い作品が多いのでお勧めです。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/02/02

    18世紀に作曲された交響曲は、楽譜現存数だけで1万1千曲有るそうです。この時代の重要な交響曲作曲家として、ハイドン兄弟・モーツァルト・ヴァンハル・クリスチャンバッハ等に相当数の録音が有るのに対し、ディッタースドルフはやや不遇の立場と言えましょうか。このディスク収録の中でト短調交響曲は、モーツァルトの作品の先駆的作品として評価されることのある傑作です。一度聞いてみる事をお勧めします。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/09/02

    今でもFM放送時の録音テープを所有しています。確か当日はこの1曲のみのプログラムでした。感動的な演奏が終わって鳴り止まぬ拍手をよそに「アンコールなし」で終わり、ファンをがっかりさせたと当時の新聞記事に載った「あの名演」がCDとして聞く事が出来るのは何とも喜ばしい限りです。カラヤンの第9は数多いですが、これは疑いもなく最高の名演です。第3楽章が白眉ですね。

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  • 14人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/30

    1970年代、大手レーベルがモーツァルト初期歌劇集と、ヴェルディ初期歌劇集のセッション録音を積極的に出来たのは、アメリカにある2万館の図書館のおかげでした。アメリカの図書館は「世界書録音で、音源が出所正しき物」なら蔵書としてLPレコード(今日ではCD)を買い上げてくれるのでした。大手レーベルは採算面で「採算割れ」するリスクを伴う危険性が無いからこうした企画を実施出来たのです。今日「家庭で歌劇が見る事が出来る」おかげでこのようなDVDセットが出現しました事は何とも喜ばしい事です。初発売時に比べ随分廉価になったのも尚喜ばしい事です。願わくば「日本語字幕付き」バージョンを廉価で販売される事を祈ります。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/24

    当盤発売直後、音楽之友社刊・交響曲読本の「埋もれたマイナー・シンフォニストたち」のコーナーでこの2曲が紹介された為、爆発的な人気を得、その年のNAXOSレーベル売り上げナンバーワンを記録した記念すべきCD。当時ヤルヴィ盤も存在したが1曲1枚で、1枚2800円。当盤は当時およそ1000円。これでは食指が動くのは当然だったのでしょう。今ではヤルヴィ盤もスヴェトラーノフ盤も、求め易い価格帯になったので当盤の役割も一応終えたと評して良いかと思います。この2曲に対し「メロディーは美しいが深い精神性に欠ける」と評する向きもあろうかと思いますが、メンデルスゾーンやモーツァルトの本当の偉大さは「分かり易いメロディー・メーカー」であった点に尽きると思います。「最高の美酒は水にも似たり」。音楽は音学ではありませんので。尚、カリンニコフに興味のある方はスヴェトラーノフの管弦楽曲集をも聞く事をお勧めします。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/11

    かつて1980年11月21日、LP2枚組3000円限定発売されていたもの。当時は廉価版の「フィデリオ」が珍しく大いに話題になりました。1957年5月30日〜6月12日イエス・キリスト教会でのセッション録音。フレッチャイの芸風が大きく変化し始めた頃のステレオ録音。この盤の最大の特徴はF=ディースカウが通常のドン・フェルナンド役では無く、敵役のピッツァロを歌っている事でしょう。台詞は俳優の吹き替え。レオノーレ第3番序曲はLPには収録されていなかったが、この盤では最後に「余白扱いで」収録されています。よってこの盤はファン向けのマニアックな存在と言えましょうか。演奏もフリッチャイ晩年のスケールの大きな演奏とは一線を画し「ごつごつした」演奏です。残念ながら彼のステレオ・歌劇録音「フィガロ」「ドン・ジョバンニ」に比べて「あと一歩で推薦」の評価に留めます

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/07

    この演奏を初めて聞いたのは30年以上も前、一枚1500円のLP3枚組セット。同時に発売された「フィガロ」は消えたままだ。F=ディースカウは67年のベーム盤で酷評されたから「聞かず嫌い」される方も多いと思いますが、アルマヴィーヴァ伯爵と共に立派な歌唱を聞かせてくれる。個人的にはシエピよりも良いと思う。彼は当録音の後、61年には同じコンビのライブ盤、63年にはレーヴライン盤(ハイライト盤)、67年ベーム盤と4度も録音した事が彼がこの作品を重視した事を物語っています。ドンジョバンニという役は、ヴェルディならば「テノールに歌わせた」と言われる官能と激しさに満ちた役を敢えてバリトンで歌うのだからF=ディースカウが最も適役というのは強ち外れてはいまい。しかしフリッチャイに指揮も立派だがF=ディースカウの、あの威厳に満ちたアンチ・エロティックな正装のリート歌手によるエロディシズムの表現は驚きの外無い。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/07

    鍵盤の獅子王バックハウスと「若い彼」と評されたベームの競演はブラームス第2番、モーツァルト第27番が広く知られています。しかし今のところ映像作品はベートーベン第4番のみ。1967年製作だから当時83歳。しかし暗譜で指の乱れが微塵も無いのは流石です。知識の無い方がこの映像を見たら「この爺さん大丈夫か?」と心配したくなる風体(失礼!)から堂々たる音が出るギャップにさぞ驚く事でしょう。映像作品の世界にも「世界遺産」という概念が有るならば、真っ先に「登録」すべき記録です。オケがウイーンPOでは無いのが残念と考える向きも有りましょうが、当時のベームはむしろウイーンSOと良い仕事を多く残しています。後半のブラームスは1970年録画でウイーンPOとのコンビ。この頃のウイーンPOとの録画は案外少なくモーツァルト交響曲第28番が思い浮ぶ位。後のセッション録音よりきびきびしてるが少々荒っぽいかな。ライブだからそれも良し。こちらも貴重な記録ですから。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/06

    改めて申すまでも無く「オテロ」の代表的名盤。デル=モナコの当たり役故全曲録音も多く、50年ヴォット(ライブ)・54年エレーデ(セッション)・58年セラフィン(ライブDVDも有った)・58年クレヴァ(ライブ)・59年エレーデ(ライブDVDも有る)・61年当演奏・62年レーニッシュ(ライブ)等が有ります。デル=モナコファンならば当盤と2つのエレーデ盤がコレクションの必須アイテムです。特に54年盤はテバルディを含め皆声が若々しく、指揮者の解釈が「お粗末」な演奏しかしないのを補って余りありました。またセラフィン盤とクレヴァ盤も録音情況は左程芳しく有りませんがやはり彼の歌唱は一級品です。カラヤンという指揮者は賛否両論有りますが、アンチ派でもこの演奏だけは賛同する向きが多いのではないでしょうか。これは彼の再録音盤では望めない事です。それは一重にプロデューサーのカルーショウの手腕が関わっているのでは?と思われます。だからエットレ・バスティアニーニの降板(彼がヤーゴを歌う筈だった)以外はカラヤンの暴走を抑えたのでしょう。またデル=モナコの歌唱にも賛否両論あります。
    確かに純声楽的には「素人の発声法」ですし、常に「鋭角的なメロディーライン」「空気が抜ける様な」等酷評が有ります。しかしその「素人」が全世界で「最高のオテロ」と絶賛されたのは何故でしょう。偉大と言われた歌手、F=ディースカウ、シュワルツコップ、ヘフリガーは皆発声法は個性的です。「最高の美酒は水にも似たり」つまり最高の歌唱は「ヘタクソ」と紙一重なのかも知れませんね。最後に当盤は再発売を重ねた為、バレエを収めたものとカットした盤(発売時期によるバージョン?)が有りますので注意が必要です。

    10人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/06

    ヴンダーリッヒとプライのコンビは、しばしばシュライヤーとF=ディースカウのコンビと比較されます。前者の特徴はただ姿を現しただけで「周りが明るくなる」。端的に言えば「華のある」歌手である事です。後者は技巧派とでも呼べば言いのでしょうか。1960年前半、ヴンダーリッヒとプライの二人でモーツァルトの歌劇は、15年間男声歌手に困らないと批評されました。しかし1966年ヴンダ−リッヒは「酒に酔っていた訳でもないのに、階段から足を踏み外し」事故死します。結局黄金のコンビの競演は極僅かしか残されずファンをがっかりさせました。しかし、モノクロ、モノラルとは言えこうした映像作品が存在する事は望外の喜びでしょう。音楽ソフト界に「世界遺産」なんて概念があれば「少なくとも候補」には挙げられる存在だと思います。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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