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遊悠音詩人 さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2008/04/25

    表現力が豊かだからこそ、素朴なこれらの作品からオペラ・アリアのようなドラマティックな味わいを表出できたのでしょう。確かに私とてオッターの歌唱を無条件で受け入れている訳ではありません。殊にグリーグなら、ある種の清楚な雰囲気が必要だとは思いますが、それを差し引いても説得力ある歌唱であることに変わりはありません。そもそも、録音に恵まれないグリーグの歌曲集で、これに代われるものがあるでしょうか?もしお薦めがあれば、是非紹介をお願いします。

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     2008/04/23

    「シューマンの第1・2番の初演団体であるゲヴァントハウス管が、何故マーラー版を?」と半信半疑で購入。聴いてビックリ、存外の当たりでした!油絵の具をベットリと塗ったようなシューマンのオーケストレーションを、鮮やかなフレスコ画に仕立て上げたマーラー。意外です。マーラーと聞いて灰汁が強いかと思いきや、実にフレッシュな響きになっています(反対に、とてつもなく“マーラー的”なのがバーンスタインDG盤。クド過ぎ!)。特に強弱のメリハリに優れており、オケの力量も相まってエネルギッシュな演奏となっています。今では、通常版のシノーポリ/SKD盤、自筆譜版のスウィトナー/ベルリン・シュターツカペレ盤と共に、お気に入りの一組です。同じ曲を版の違いで楽しめるのは、クラシック界ではブルックナー位しかないと思っていましたが、シューマンの聴き比べも最高ですね。しかも老舗名門オケで!(因みに同じゲヴァントハウス管でも、マズアのシャルプラッテン盤は超凡演…。購入は是非ともシャイー盤を!)

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     2008/04/20

    まさしくインポテンツ的な《法悦の詩》ですな。性的倒錯など皆無。ちょっと冷静すぎやしませんか?私としてはゲルギエフやスヴェトラーノフなどの血気盛んな演奏のほうが、この曲には相応しいと思います。《ピアノ協奏曲》はラフマニノフばりの濃厚で感傷的なロマンティシズムに溢れた作品ですが、ブーレーズの指揮はやはり冷静…。さりとて、彼のトレードマークである精緻さがあるかといえばそうでもなく、ショルティ時代のバリバリのサウンドとは程遠い何とも荒削りなシカゴ響となっています。録音も精妙な音を捉え切れておらず、特に《プロメテウス》では合唱は埋没気味だしクライマックスでは音割れ寸前になるし、かなり辛いです。それでも、DGのようなメジャーレーベルが、スクリャービンのような演奏頻度の少ない作品にスポットを当ててくれたことは、評価に値するでしょう。

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     2008/04/18

    補足です。“悟り”といっても、決して空虚ではありません。いや寧ろ、物凄く理詰めをしています。特に響きの構成。正確無比な音程とハーモニーを駆使し、実際に音としてホールに放たれてから消化されるまでのプロセスを熟知し、それに見合ったテンポ設定をしています。単にテンポが遅いと批判出来ない明確な理由があるのです。憑依した人間がここまで出来るはずはありません。一言で言えばチェリビダッケは“理知的な宗教家”タイプだと思います。

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     2008/04/18

    敬虔なカトリックの信徒であったブルックナー。彼の曲は全て信仰告白です。そしてブルックナーを十八番とするチェリビダッケもまた、仏教的感性を有しています。つまり両者とも、超越的で宇宙的な境地に到達する術を心得ている訳です。ここに聴く《ロマンティック》は、そんな法悦に至る壮絶なプロセスが刻まれています。特に終結。一歩一歩踏みしめるように、さらなる高みへ、前人未到の涅槃の境涯へ到達しようとする如くです。決して憑りつかれているのではありません。これは“悟り”なのです。だから、こういう話が胡散臭く思えるような無神論者タイプの方は聴かないほうが良いです。

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     2008/04/13

    賛否両論ありだと思います。クライバーは、とにかく速めのテンポで一気呵成にまくし立てるような演奏を繰り広げています。ですから情熱やテンションの高さなどを評価する人は絶賛するでしょう。私もついこの間まではそうでした。しかし今では、アンサンブル力や透明感、深遠さといったものの欠如に物足りなさを感じてしまっています。単に嗜好の違いかも知れませんし、クライバーに求めたところで無駄かも知れません。難しいところです。絶賛される方も、一度未聴の名演を聴いて比べてみるとよいと思います。音質も、同日録音の4番と比較して、荒っぽさが気になります。まあ、《田園》程の劣悪さではないですがね。

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     2008/04/12

    楽譜のテンポ設定こそ絶対だと信じ切っている向きには、この演奏は単に「遅い」としか感じ得ないかも知れません。しかし、本来、テンポは絶対的なものではなく、曲自体の響きの構造やホール音響、更にその場の空気感までも含めたものとの相関関係によって成立するものなのです。詳しくは『チェリビダッケ 音楽の現象学』(アルファーベータ)に載っていますので、是非ご一読を!短絡的に「遅い」と批判することや、楽譜の指定を持ち出して演奏との違いを論じ立てることが如何に愚かかを、チェリビダッケ自らが哲学的レベルで論証しています。

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     2008/04/09

    音の一粒一粒から「じわっ」と滲み出るシベリウスへの深い慈愛!何よりも美しく、しかも決して作為的ではなく、自然な情感を発露した奇跡の名演です。渡邉さんは「フィンランドの人は皆、地味で真心がある」と語っていますが、「地味」が“滋味”に繋がる素晴らしさです。華やかさやきらびやかさだけで誤魔化さない誠実さ、心からの共感によってもたらされる温かさ、そして底流するフィンランドの魂…フィンランドの血を引く渡邉さんと、フィンランド人のみぞ成し得る、至高のシベリウスです。

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     2008/04/07

    ボベスコの良さとは何でしょうか。彼女は決して技巧派ではありません。時折ピッチはずれるし、音は裏返ったり擦れたりもします。技術的な完璧さこそ必須だと考えるタイプの人だと、この演奏のどこがいいのかサッパリ分からないかも知れません。しかし、欠点があるにも拘らず、ボベスコの演奏には人を引き付ける魅力があるのです。親近感や臨場感や即興性といったものが感じられるのです。私は、多少のミスがあっても味のある演奏と、完璧だが情感や温もりのない演奏が並べられたときには、常に前者を選ぶタイプです。そういう人にこそ、お薦めしたい一枚です。

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     2008/04/04

    ゆったりとしたテンポで、堂々と、まさに大家の貫禄を肌で感じる名演です。1982年のライヴでベト7というと、やたらとセンセーショナルなクライバー/バイエルン国立管盤があります。比較してみると、クライバーが速めのテンポで一気呵成にまくし立てるのとは対照的に、ヨッフムはじっくりと、一音一音を慈しむかのように丁寧に曲を進めていきます。スピード狂の人にはいささか物足りないかも知れませんが、特に第2楽章の深遠さは絶品で、これはクライバーなどからは決して求め得ないものです。録音も秀逸です。また、リハーサル風景も、楽団員と冗談をも交えた、いかにも好々爺といったヨッフムの姿が見え、ファンには堪らないものとなっています。

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     2008/04/04

    「遅いテンポ」云々と解説にありますが、これが聴いてみるといかにも自然な流れになっているから不思議です。演奏場所が東京文化会館だろうがNHKホールだろうが、VPOの手にかかればそこは忽ち楽友協会大ホールになってしまうのです。つまり、艶やかな弦や典雅な管が、豊かな残響を湛えて馥郁と香り立ってくるのです。響きが豊かであれば、必然的に遅めのテンポのほうがよくなります。独特の管弦楽法の妙、音の綾がよく分かりますし、何より録音が優秀なことには驚かされます。

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     2008/04/04

    冒頭の一音から、透き通るほどの清々しくひんやりとした空気が溢れてきます。近年稀に見る美しさです。木管の素朴さ、弦の艶やかさ、金管の力強さ…オケの美点を奇を衒うことなく引き出し、シベリウスならではの北欧の叙事詩を繰り広げていきます。終楽章は仰ぎ見る如く気宇壮大であり、堅固な構成はもとより、強弱の鮮やかさも特筆されます。ppでは息を呑むほど静謐で、限りない透明感が心に染みるし、フィナーレの盛り上がりには崇高さすら感じます。共感と絆に満ちた至高のライヴです。終演後の拍手にも納得。

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     2008/04/04

    演奏自体が、もはや悲劇的。ただし、一連の真理はある。苦と葛藤できる人は、まだいい。本当に憔悴している人は、目の前の苦に対してでさえ無反応だ。感情の振幅が皆無なのだ。その意味で、徹底的に冷徹に、感情を排してみせたインバルは、ある意味では評価されよう。皮肉なアプローチである。こんなマーラー演奏など二度と聴きたくない程だ。だから主観的にはダメ以下だが、客観的には賛同出来る。どこに視点を置くかで評価が真っ二つに割れる、不思議な一枚だ。熾烈な議論もむべなるかな。ただし、くれぐれも中傷合戦になりませぬよう。

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     2008/03/30

    宇野○芳氏大絶賛!精神美に溢れた名演です。ベートーヴェンでは、例えばオイストラフのような、一抹の春の艶やかさを愛でるような陶酔はありません。むしろ、春の中の厳しさを滲ませています。ただしシゲティのような痛々しさはなく、あくまで潔く曲に没入していくから素晴らしいです。技巧も引き締まっていながら、ハイフェッツのように情感に欠けることなく、気高く歌ってくれます。テンシュテット率いるオケも秀逸!“大伽藍”と評したくなるのも頷けます。音の一つ一つが手に取るように分かる明晰さと、しっかりした重心、それにリズムの歯切れや呼吸の良さが融和した迫力あるサウンドを堪能できます。それはブルッフにも言えることで、キョン=ファの素晴らしいヴァイオリンを格調高く引き立てています。なかんずく第3楽章での、上昇音階と下降音階の織り成す綾の見事さは、特筆に値します。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2008/03/27

    録音は良くないですね。リヒテルの強靱な打鍵を捉え切れず、音割れ寸前の状態になる箇所が散見されます。もしDECCA辺りで録音されていたら…と思うこと必至です。しかしそれを差し引いても、素晴らしい演奏であることには変わりありません。

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