トップ > My ページ > Ichirokagawa さんのレビュー一覧

Ichirokagawa さんのレビュー一覧 

検索結果:77件中1件から15件まで表示

%%header%%

%%message%%

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2022/01/12

    花の章が付いた1893年版は初めて聴いた。マーラーのオーケストレーションは、今まで聴いてきたバージョンとはずいぶんと異なり、様々な聴いたことがない音形やパーセージがあり驚きの連続である。なにより、後のバージョンで纏った暑苦しいコートを脱ぎ捨て身軽になったことで、作品の本質が露わになっていると感じる。それにしても、ロト指揮するレ・シエクルのなんと瑞々しい響き!
    爽やかな印象の一枚である。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2022/01/07

    ミルガ・グラジニーテ=ティーラのデビュー・アルバムである。曲目はヴァインベルグの交響曲第2番と第21番「カディッシュ」だが、この作曲家は初めて聴く。
    第2番は弦楽オケ用の作品で、クレメラータ・バルティカの演奏。この楽団も初めて聴くが、アンサンブル能力が非常に高く、特に第3楽章が聴きもの。
    第21番の「カディッシュ」だが、このネーミングは、バーンスタインの交響曲にも同じものがあり、調べてみたらユダヤ教の祈りの歌とのこと。ヴァインベルグはユダヤ人らしいので合点がいく。この交響曲は、第2番と違ってオーケストレーションからいっても充実しているし、最終楽章には声楽も入り、物語性があると思った。オケはバーミンガム市響で、さすがに上手い。指揮者については、この選曲ではコメントが難しいが、デビュー・アルバムにこの選曲を持って来ること自体、只者ではない予感はある。今後のリリースに期待したい。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2022/01/06

    ミルガ・グラジニーテ=ティーラは初めて聴く指揮者である。イエロー・レーベル初の女性指揮者だという。
    このレーベルには先に2つのアルバムが出ているが未聴。
    当盤は”ブリティッシュ・プロジェクト”とあるが、バーミンガム市響との、そういうプロジェクトがあるのだろうか?
    最初はエルガーの”ソスピーリ(ため息)。実に美しい弦楽アンサンブルに陶然となる。このオケの響きは実に良い。
    2曲目はブリテンのシンフォニア・ダ・レクィエム。戦前日本の皇紀2600年祝典曲として送られて来たが、内容がふさわしくないという理由で無視されたもの。ブリテンの亡き父母を追悼して作曲されたものだから、最初から別の意図があったのだろう。この時代にこの様な作品を作曲したブリテンは本当に凄いと改めて思った。
    3曲目はウォルトン(C.パーマー編曲)の組曲『トロイラスとクレシダ』。オペラからの編曲で、フィナーレのサウンドがいかにもイギリスっぽく、カッコいい。
    4曲目はヴォーン・ウィリアムズのトマス・タリスの主題による幻想曲。最初のエルガーも良かったが、この作品の方が音楽が豊かで、胸が熱くなる。実に素晴らしい。
    最後に、指揮者について書こうと思うのだが、まだ適当な言葉が見つからない。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2022/01/04

    レジュネフのチェロ・リサイタルなのだが、宮沢明子の演奏が凄すぎて”主役”が霞んでしまっている。レジュネフのチェロは情感たっぷりで、バッハの無伴奏などは個人的にはもう少し機械的に弾いてもらった方がいいかなと思ったほど。宮沢明子の真骨頂はベートーヴェンのピアノとチェロのためのソナタにある。冒頭から宮沢明子がバリバリ弾いているので、レジュネフも負けずに一生懸命に弾いていて、聴いていてとにかく面白い。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2022/01/04

    宮沢明子のニューヨークでの録音とあるので、てっきりライヴ録音だと思い込んでいたら、どうやらセッション録音のようである。最初は、ガルッピのソナタ、次にスカルラッティのソナタが6曲。ここまでで半分聴いたが、まるで自宅で弾いている様にリラックスした弾きぶりである。1996年6月の収録なので55歳になったばかりの頃で、この時期の録音は余りないので貴重である。後半はショパンのピースが4曲とバッハが2曲(”主よ人の望みの喜びよ”、”シチリアーノ”)。選曲、構成とも良く、最後の2曲は特に味わい深く、また切ない感じがする。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2022/01/02

    フランス・ブリュッヘンが18世紀オーケストラを指揮したベートーヴェンは、確か第1番とモーツァルトの第40番のカップリングでリリースされたものが最初だったと記憶している。改めて第1番を聴いて、鮮やかなスピード感とライヴらしい感興の乗った演奏で、現在においても第1番の演奏史上最上位のもののひとつであると思う。唯一、トスカニーニの1930年代の演奏が匹敵するのではないか。ただし、他のナンバーは多少様子が異なる。典型的なのが第9番で、アポロ的とも言うべき軽やかさである。演奏の出来として、第8番、第4番、第2番及び第6番の偶数番号のものが優れているが、第5番と第3番もスケール感こそないが引き締まった良い演奏である。18世紀オーケストラは編成として大きくないので、既述の第9番にせよ第7番にせよ、比較的ゆっくりとしたテンポをとることにより、作品の巨大さを描出することに成功している。全体的な印象としては、殊更にピリオド楽器であることを強調しない演奏ぶりは、好感度が高い。なにより、ブレンドされたオケの響きが非常に美しい。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/12/22

    イギリス人のラトルにしてみれば、この惑星はお国ものなので、普通に演奏すればそこそこの結果は出るはず。ベルリン・フィルという天下の名オケを駆使してどれほどの成果が出るかが関心事である。結果、ラトルは特別なことは何もしなかった。と言うより、この作品自体にさほどのキャパシティはない。期待した火星、木星は、木曜のあの有名なメロディーの歌わせ方は流石だが、他に特筆すべきことはない。唯一、土星におけるオケの迫力は半端でない。オマケ的に、マシューズの冥王星や2枚目のCDに宇宙、天体に関した作品が収められているが、よほど聞き応えがあった。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/12/20

    ヘンデルのヴァイオリン・ソナタ集で、ヨゼフ・スークの弾くヴァイオリンは美音で、どこまでも昇っていくかの様。ズザナ・ルージチコヴァーのハープシコードは目立つことなく、主役を引き立てる。欠点は、録音のせいか、ヴァイオリンの音色が妙にキンキンするところ。ガット弦なら、しっとりとしたヘンデルが聴けたであろう。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/12/15

    モーツァルトの41番は、いつものモッサリした、凡そ”ジュピター”らしからぬ演奏だが、そこが正しくクナッパーツブッシュの芸風で、妙に説得力がある。1940年のライヴ録音だが、音質は思いの外良い。タンホイザー序曲は同日の演奏のようだが、途中に大きな欠落があるので、記録としての意味しかない。マイスタージンガーの第1幕への前奏曲は快活なイメージどおり演奏。第3幕の方は一転して濃厚な表現となる。この2曲は1950年のデッカによるセッション録音なので、音質は全く問題ない。重厚なヴィーン・フィルのサウンドが堪能できる。ボーナスに付いている魔笛の序曲はバイエルン国立オケの演奏で、とても味わい深い。1956年のライヴで音質もまあまあ良い。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/12/14

    いずれも、シューリヒトの貴重なライヴ録音で、CD初出とのこと。シューリヒトはフランスのオケと多くの録音を遺しているが、恐らく相性が良かったのだろう。このフランス国立放送管とのベートーヴェンの5番も、勢いのある演奏だが、そこはシューリヒトで、ひたすら突っ走るのではなく、要所でまったり感を出すのは流石の技である。シューマンの4番は唯一の録音らしく、身構えて聴いた。北ドイツ放送響の醸す峻厳な響きに圧倒される。ベートーヴェンは1956年のモントルー音楽祭のライヴで、音質は余り期待しない方が良い。シューマンは1962年のライヴで、マイクがオフ気味で、迫力はあるが余りクリアではない。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/12/14

    ヨハンナ・マルツィの珍しいライヴ録音集。バッハのヴァイオリン協奏曲第1番と第2番は1962年8月の収録。録音条件が厳しかったのだろう、高音質CDをもってしてもクリアとは言い難いが、たおやかな演奏ぶりは時代を反映していて懐かしさを覚える。ヴァイオリン・ソナタ第2番は1966年12月の収録。この録音も高音質とは言えないが、マルツィのライヴ演奏が聴けるだけで幸せな気持ちになる。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/12/13

    ヨハンナ・マルツィのお宝録音集。目玉はブルッフの第1番で、初めて聴くレパートリーだが、濃厚なロマンティシズムに陶然となる。スイス放送による1969年の放送用のスタジオ録音で音質良好。変わったところで、1947年のジュネーブ国際音楽コンクール本選の模様が収められている。23歳のマルツィの瑞々しいモーツァルトが聴けるのはうれしい。他にも1947年3月のラジオ・ジュネーブによる放送用の録音でピースが5曲収められていて、音質は余り良くないが、マイクが比較的オンなのでマルツィの生き生きとしたヴァイオリンが楽しめる。ハイフェッツ編曲のディニークの”ホラ・スタッカート”が聴きもの。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/12/10

    バッハが編曲を得意としていたことは知っていたが、ヴィヴァルディとマルチェロ兄弟の作品からの編曲があることは知らなかった。バッハの巧みな編曲によって、原曲のイメージが損なわれていないのは驚くべき仕業である。イェーツが弾くチェンバロは、華麗な音色で作品の良さをよく引き出している。余裕さえ感じられる演奏だが、パッションも十分に感じられる。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/12/10

    ミケランジェリのNHKホールにおけるリサイタルのライヴ録音。ライナーには、音源についての記載がないので、プライベート録音だろうが、音質から判断するとエアチェックしたものからのマスタリングというのが正解だと思う。当日は最初にガルッピの第5番のソナタが演奏されたようだが、このディスクには収録されていない。ベートーヴェンの第4番のソナタは、初期のソナタらしからね重量感に圧倒される。シューマンの謝肉祭は文字通り完璧な演奏。欲を言えば、テンポの緩急が穏やかなので、もっとスリリングでも良かった。ガルッピのソナタの第2楽章がアンコールで演奏されているが、とても素敵だったので、全曲が聴きたかった。気になったのは、3曲とも終演後の拍手がかぶり気味なところ。ブラボーこそないものの聴衆の興奮ぶりが伝わってくる。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/12/07

    アルヴィド・ヤンソンスのモツレク。噂には聞いていたが、凄い演奏だった。全曲を貫く緊張感と精神性の高さ。合唱の充実が感動に繋がっているのは間違い。独唱はやや個性的だが、ソプラノは魂が天国に昇っていくよう。音質はホールトーンも豊かで良好。余談だが、独唱者の姓が4人とも同じなのは、家族なのか、それともありきたりの姓なのかが少し気になった。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

検索結果:77件中1件から15件まで表示