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Poirot さんのレビュー一覧 

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     2022/06/09

    指揮者が素晴らしい!!
    ワーグナーのリングは好きなので,CDやBlurayがリリースされたら,とりあえず購入しておくため,このCDも大分前に購入していたが,未聴のまま,この4月末ウィーンへ。
    COVID-19 でしばらく聴くこと(観ること)ができなかったリング・サイクルのため。
    2020年のリングは,アダム・フィッシャーの予定で,チケットも購入していたが,COVID感染拡大でキャンセルされ,昨年もリングはなかった。ということで,久々のリング,期待していたが,指揮者がコーバーということで,実はちょっとがっかりしていた。彼の指揮は,バイロイトでの指揮を聴いた覚えがあるが,あまり印象に残っていなかったので「フィッシャーの方が良かったのに,まあ今回は,ブリュンヒルデがシュテンメなので,それで満足するか」と考えて出かけていった。(アダム・フィッシャーの指揮の方は,フィガロで堪能させてもらいました!全曲暗譜!!)。さて,リングの第1チクルスは,5/4のラインの黄金で始まった。演出は,ベヒトルフの特に音楽鑑賞を妨げない点が取り柄の,無難なもの(奇抜で演奏に集中できない噴飯者よりずっといいい)で,前回(2017)ペーター・シュナイダーの指揮で見たものと同じだが,若干細部に修正がされていた。さて,演奏であるが,オーケストラが素晴らしい。ウィーン国立オペラなので当然だが,指揮者がテンポ・強弱のメリハリも明確に,指揮台の上を乗り越えて大きな動作で各パートに明確に指示を出し,ワーグナーの音楽を引き出していく。これほどのリングのオーケストラは,これまでの経験(ミュンヘン,ベルリン,ウィーン,ドレスデン,ライプチヒ)と比べても,バイエルン・オペラで聴いたペトレンコ以来である。終演後の拍手も,指揮者コーバーへの拍手が最も大きかった。そこで期待のワルキューレ(5/8),シュテンメのブリュンヒルデも期待通りだったが,やはりオーケストラが最高で,終演後の拍手も,シュテンメを押さえて,コーバーが最大の喝采を受けていた。聴衆もわかっている。あとで地元の人に聞いたところ,コーバーのリングは,ウィーンでは2019にやっていて,そのときに「近年最高のリング(の指揮者)」という評価だったという。その後のジークフリート,黄昏も良かったので,結局第2チクルスも全部聴いてしまった。それで本題のCDのほうだが,オーケストラの力量はウィーンには及ばないが,指揮者の意図は明確に表現しており,近年のリングでは最高だと思う。少なくとも,比較的最近出たラトル&バイエルンよりも相当上を行く演奏であることは間違いない。コーバーは,演奏会での指揮も評判がいいらしいので,日本のオーケストラで呼んでくれないものか。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2022/02/23

    演奏は素晴らしく,録音も,ムラヴィンスキーのライブでは最上のもの。
    しかし,シングル・レイヤーなら1枚で収録できるものを2枚にして価格を上げるという販売戦略からは,ムラヴィンスキーの芸術に敬意を払っているとは思えない企業の体質を感じるのが残念。
    (★3個は,演奏の評価★5と,ディスクを2枚にした営利優先の発売会社に対する評価★1との平均です)

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/05/01

    これだけのコンプリートは,素晴らしい仕事ですし,価格も良心的で高く評価しています。ただ残念なのは,ジャケット写真のクオリティが低いこと。まるで素人のスキャンレベルのものが多い(特にオリジナル・ジャケットが写真を使用している場合がひどく,イラストの場合には大きな問題はない)。
    この点,ソニー・BMG系のセル,ワルター,最近のオーマンディのボックスなどは,ジャケットの作りも裏面まできちんと再現しており,製作部門の質の違いを感じます。
    ということで,商品としてみた場合には★マイナス1とします。

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     2021/05/01

    バラで購入してきた者に対して,No.4 & No.6 はバラで出さずに全集を買わせようとするような企業は,芸術を扱って欲しくないですね。
    演奏内容はいいのに,残念です。
    (★1つは,営業のやり方に対するもので,演奏は★5つ)

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/03/03

    演奏は悪くはないが,録音が悪すぎて,実際のバランスがわからない。
    まともな装置で聴くのは耐えがたいので,あまり分離の良くない装置か,いっそのことモノラルで聴く方がいいかもしれない(それでも,バランスの悪さは変わらないが,ステレオでのアンバランスで耳にきつい音よりはいいかもしれない)。
    マゼールのベートーヴェン全集は,クリーヴランドが今ひとつ彼らしくないので,バイエルン放送響時代のチクルス(BRの自主製作)が録音も含めて最高だと思う。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/10/30

     今から20年以上前,このクレンペラーのベートーヴェン・チクルスが放送されるというので,スカパーに加入した。画像も録音もそれほど鮮明とは言えなかったが,クレンペラー最晩年の姿に感動したことを覚えている。そして今回のソフトは,うれしいことに,画像も録音もかなり改善されている。
     クレンペラーの演奏は,テンポがかなり遅いことが多いが,同様に超低速の晩年のチェリビダッケとは全く異なる,チェリビダッケがシルクなら,クレンペラーは木綿か麻の手触り。音を磨き上げることには関心がなく,全ての声部を明確に音にしていく。その結果,テンポは遅いが,演奏自体は最近のHIPに近い性質を持っている。その点で,同年代のフルトヴェングラーやワルターなどの演奏だけでなく,カラヤンなどのベートーヴェン演奏が時代とともに古くさく感じられることがあっても,クレンペラーの演奏は,時代を超越して新鮮さを保っている。画像では,残念ながら眼鏡が反射をして,目の表情をはっきり見ることができないが,それ以外は十分鮮明である。
     指揮姿も,身体的な衰えは隠せないが(6年前の第9と比べても,かなり衰えているが,80代の6年は大きい)カラヤンやバーンスタインのようなわざとらしさは全くなく,基本的に明確に4拍子は4つ,というように振っており,演奏者からは指揮者の意図が明確にわかるような指揮ぶりである。
     順番に見て(聴いて)行ったが,最初のうちは体調があまりよくないような印象を受けたものの,6番(田園)あたりから指揮もダイナミックになり,後半の曲は十分なパワーも感じた。
     歴史的に翻弄され,身体的にもたびたび苦難の時を経験したが,やはり20世紀を代表する大指揮者であったことは間違いない。

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     2018/12/03

    これまで不覚にも,ゴジラのイメージが強く,若干の曲を除いてきちんと聴いては来ませんでした.
    今回,クーポンが大量に期限切れに近づいたという理由で,ボックスセットを購入.聴いてみて驚いたのは,日本人作曲家としては武満以上ではないかということ(ゴジラ系ファンタジーは別として).
    何より日本の血を感じさせます(理屈抜きに,聴いていて郷愁のようなものを感じる)
    ドイツ生まれで現在はオーストリア国籍を持つ外国人の友人に聴かせたところ,大いに気に入り,購入して持って帰りました.彼曰く「日本のバルトークだ」とのこと.
    伊福部先生,存命中にその価値に気づかず,大変申し訳ありませんでした.
    これまでちゃんと聴いていなかった音楽ファンに強くお勧めします.
    (初期の不良=アマゾン・レビューに書かれている=も良品に交換されています)

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/10/30

    双生児デュオが売りだが,写真を見ればわかるように,二卵性双生児なので,実質的には同性の姉妹と同じであり,一卵性双生児のような等質のハーモニーではない。実際,ソロ部分の方が美しく,デュエット部分では,若干の声質の違いのために,かえって響きが濁ってしまっている。
    しかしより大きな問題は,録音で,エンジニアのせいだと思われるが,ピアノと声の位置関係が分離せず,ピアノの音と声の位置が重なって聞こえる。偶然,直前にメロディアから最近出た弦楽合奏によるムソルグスキーの展覧会の絵を聞き,フィルアップされたソプラノソロで,見事に弦楽合奏とは分離して,きれいに前に定位する声を聴いた直後だったので,その録音レベルの低さ(音場感の悪さ)にがっかり。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/11/01

    大量のライヴ録音を収集したことは素晴らしいと思います。ただ,別のレビュアーの方も指摘しているように,収録順・1枚のCD内のカップリングに規則性が余り見られないので,マイナス1とします。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/06/04

    待望のネトレプコのワーグナー・デビュー。さて、観て(聴いて)の結果は、オーケストラの演奏(指揮)は、期待通り星5つ。演出は、保守的で、新たな発見はないが、演出家の自己満足的なおかしなことをしておらず、演奏を邪魔していないので、星4つ。肝心のネトレプコのエルザはというと、歌唱の方は、ティーレマンの特訓もあったとも言われるが、残念ながら、ドイツ語としては子音が弱すぎ、イタリアオペラのよう。視覚的にカヴァーできているかというと(この期待が大きと思われるが)、10年ほど前のザルツブルクでのヴィオレッタをやった頃だったら良かったと思うが、今やロシアのおばさん化しているため、純真無垢のエルザというより、マクベス夫人かデリラのよう。これでは、ワーグナー歌手としては、クンドリーか、タンホイザーのヴェーヌスくらいしか無理ではないか(声質からして、ブリュンヒルデは無理だろう)。タイトルロールのベチャワのローエングリンは、歌唱、演技ともまずまず。ハーリッチアスというあまりよく知らない人のオルトルートが、今回の演奏では歌手としてはベストかもしれない。ハインリッヒ王は、演技はまあまあだが、目の使い方が悪役っぽいため、王の威厳には不足する。というわけで、本命にはがっかりということで、全体としては星3つの評価。

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     2017/04/04

    演奏、録音ともに、なかなかよいと思います。
    ちなみに、当初 Bluray/DVD 付きのものがアナウンスされていましたが、その後発売中止扱いの連絡がありました。しかし、ドイツやオーストリアでは普通に売られているところをみると、限定版のため日本輸入用に単に一定数を確保できなかっただけのようです。ただし、画像は演奏ではなく、ホールについてのものなので、なくても特に問題はありませんが。

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     2017/03/02

    SACD としては,非常に貧しい音。プレイヤーとの相性かと思い,数台のSACDPで試したが(アンプやSPの組合せも替えてみたが)基本的には同じで貧しい音。録音のせいか(以前の通常CDもそれほど優秀録音ではなかったが,70年代の平均的録音)リマスタリングのせいか?
    すぐ後で,ワルターのSACDでブラームスの4番を聴いたが,こちらは20年前の録音にもかかわらず,大変優秀。DG と Columbia の録音の違いか(一般的なイメージとは逆)
    演奏は悪くないが,SACD化は失敗としか思えない。

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     2017/02/04

    実際には,星0個
    4部作のそれぞれが,短縮されて1幕になり,1夜でリングを聞けるという企画。
    いつも長いなあと感じるワルキューレの2幕や,ジークフリートの一部など,うまく刈り込めば,結構いけるかと思いきや,普段聞いている部分がないと,やはり何か物足りない。全部聴来たくなってくる。
    全体の主役と言うべきブリュンヒルデ役のリンダ・ワトソンは,余裕で(ちょっと粗い部分もあるが)歌い抜き,オケも(今ひとつなところは散見されるものの)健闘,なにより指揮者のパーテルノストロが最大の殊勲者か。
    しかし,カット以前の問題として,演出が最悪。当初の演出担当者の突然のキャンセルという点は同情の余地があるが,それにしても悪趣味すぎる。最近は読み替えも大幅で,バイロイトですら読み替えても意味不明(というより,演出家の能力不足をバイロイト側が把握できていない,全体的な水準低下の結果)の演出が多く,ちょっとくらいの「おかしな」演出では驚かなくなったが,こんれは変な演出というのではなく,単なる「悪趣味」。これほど見終わった後で不快になった指環の映像はない。
    1度見て,すぐに処分(売却)しました。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/01/03

    演奏(オーケストラ+指揮)星4〜5
    歌唱(歌手)星4
    演出:星0
    総合:星3
    演出がひどすぎる。読み替えにもなっていない,素人並みの演出。
    演奏はよい(ただし,イタリアオペラとしては非典型的)だけに残念。
    画像を消して,音だけ鑑賞すればいいかもしれない。

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     2013/05/25

    これはダメ。復刻に使用した原盤自体があまり良くない。ノイズっぽいし、レンジも狭い。ちなみに、状態の良いアナログ版では、もっと自然な再生音がする。これなら、EMI輸入版の2枚組のハイブリッド(のCDレイヤー)で十分。

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