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まめ さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/05/19

    正直、聴くまでは半信半疑のディスク(当方、ホルショフスキーやフリードマン、コルトー、デームスなどのロマンティックな演奏がロマン派音楽では好み)であったが、これは、聴いて驚き素晴らしい!
    グールドのバッハはSACD(シングルレイヤー)で聴きなおして、その普遍的な美点(BGMとして非常に耳につかない)に気づかされたが、こちらはグールドのいかにも(誤解を恐れず言えば)即物的で機械的なイメージとは異なり、ロマンティックな色合いと深さを感じる意外性がある。特にOp117-2、118-2の深く深淵に沈み込むような音楽はいい意味で期待を裏切られた演奏でアンチグールドの人は是非お試しを。

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     2020/05/19

    日本人によるフランスの知られざるオペラ作品のアーカイブとして秀逸かつ記念碑的な録音。クリアな音場と演奏レヴェルの高さ(ブックレットのメンバー表で確認するとオケもN響、読響などのメンバー率が高くホルンのソロに驚いたが福川氏)で満足度が高い。タイトルロール、鳥木弥生の理知的な歌唱(フランスでも同役で経験があるオーソリティ)、樋口の全力投球の歌いっぷり、岡の端正かつ正確な歌唱。全体を通し、ディクションを含めた安定感がある。
    ライブならではの不安定な部分あるが、『カルメン』を作曲した大作曲家による知られざるオリエンタルな作品の魅力を感じるには充分な演奏。日本語訳つきで2000円なら買って損はない。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/05/12

    1990年芸劇オープニングでのシノポリとフィルハーモニアによるマーラー交響曲のツィクルスがわが国におけるマーラー需要の始まり(ベートーヴェンなどのように広い意味で一般化する)とするならば、さしずめこの演奏会はその5年前、足がかりとでもいうべき演奏会。
    当時は最晩年のカラヤン、バーンスタインが2大巨匠として君臨していたロマン主義の残滓が色濃く残る時代感の中、全編を通じ、ライブならではの熱さと緩急自在のロマンティックな解釈。マゼールはこの読響はじめ、ピッツバーグ、ウィーンフィル、フランス国立管、ミュンヘンフィル、ニューヨークフィルなど数多くの実演を聴いてきたが、いたってオーソドックスな解釈の冷静なもの、この実演のようにアゴーギグ利かせたなんだかやたら温度の高い演奏会と同一人物とは思えないようなものであったが、比較的日本での演奏会はやりたい放題やっていた印象。

    そんな彼によるこの復活は、文化会館の乾いた録音で生音感満載でちょっとした弦楽器のずれなどが目立ってしったり管のピッチが気になるところは大いにあるものの(今の読響がこの30年でどんだけ上手くなっているか、ある意味わかりやすい)、熱感と生きた音のする一聴の価値あるライブ録音。
    惜しむべきは、5楽章で音が入りきらずスケールが実際より、かなり小さくきこえてしまうこと。往年の伊原さんのまさにアルトといえる低めの色気ある声も白眉。コーラスは弱音部こそ静寂な美しさがあるがフォルテッシモに至ると地声が目立ってしまったり響きが浅くなったり不安定。そういう点ではまだまだマーラー需要創世記、オケもコーラスも欧米の楽団のクオリティに届いていない時代という点では現代とは隔世の感。
    そんな点も考慮しつつ聴いてみるとなんだか30年後の我が国のオーケストラ文化に夢を感じることができるような音源。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/09/02

    実演の思い出がよみがえる。
    スヴェトラーノフ客演のN響定期はすべて聴いた中、特に印象に残っているのがこのチャイコフスキーバレエ音楽ナイト。とにかく巨大とよぶにふさわしい音楽で神様仏様が人間を手のひらで踊らせ、演奏させ・・という趣のすごいライブ。チャイコフスキーのバレエ音楽の音楽自体のすごみ、素晴らしさをこれ以上あらわした演奏は今後出るのだろうか?という圧巻、圧倒の演奏会。

    定期では異例のアンコールとしてくるみのパ・ド・ドゥが演奏されこのCDに残されている通りの文字通り巨大なスケール感あふれるクレッシェンドで土肝を抜かれた。何十年に1回の演奏会の一つであり、CD化すべき遺産。音質も変にデジタル感がなく優秀。

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     2018/02/27

    マメールロワは稀代の名演。クリュイタンス&パリ音楽院管の素晴らしい洒脱な古き良き20世紀初頭の薫を残した名演と双璧をなす。後者は木管の響きがラヴェルが想定したバソンをはじめとするフランス式ウインドのノーブルな美しい響きをダイレクトに感じる点で有利であるが、このSACDでの都響の響きも驚くべきノーブルな音色、これぞフルネマジック。実演でも感じたが出てくるだけで雰囲気が伝わるマエストロでした。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/12/15

    聴いて驚きの素晴らしい演奏が含まれている。エロイカの冒頭、ハンマーで叩きつけるような和音に始まり速めのテンポで推進していく中、オリジナル楽器独特のクッキリした明快な響きとPPの美しさ、管楽器群の達者な技量、アンサンブル、かゆいところに手が届くような、アクセントの絶妙なはまりぐあい、ダイナミズムの豊かさすべてが素晴らしいの一言。2楽章のオーボエソロの美しさ、はかなさ奥深さも特筆。これ1曲でも十分な価値ある交響曲選集である。

    だまされたと思って聞いてみると、日本のオリジナル楽器オーケストラのベートーヴェン演奏がここまで来ていたのか・・という驚きと実感。ヨーロッパでブリュッヘン、ガ‐ディナーが成し遂げたツィクルスに迫るかエロイカに関してはそれらを超えているような印象。1番、2番、8番も同様に優れた演奏。録音も立体的で優れており、日本のオーケストラ演奏史で考えても誇りといえる記録である。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2015/03/11

    様々な四季を聴いてきて、これは個人的には好きな方。
    条件的にSACDであることを勘案し、
    @この曲の演奏法として必要不可欠なスリリングさ
    A生命力
    B描写性

    すべて及第点。足りないものはイタリア的な音色の明るさ。
    どこかどんより雲の色・・。あの青空とは違う世界・・。

    同時期にリリースのラ・プティットと比べて演奏様式は面白い。
    あちらのほうは小人数ならではの室内楽的な行間の美しさ。
    こちらはそれなりの人数の合奏能力の高さとパーヴォに鍛え抜かれた
    切れ味の鋭さ・・。決してパーヴォが仕事してないわけではなく、
    その影響はとてつもなく大きい。

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     2014/10/20

    究極の白鳥湖。
    冒頭の序曲から凍てつくロシアの暗い湖が現れ、全編にわたりすべてのドラマがこれほどまでに音だけで表現しうるとは驚き。スヴェトラーノフのバレエ音楽はくるみ割りの巨大さも忘れがたいが、この白鳥のすごさ、すべての音の真実味(血肉湧き踊る)は他の指揮者では不可能な次元。強力な弦と金管がこれでもかとクレッシェンドとアッチェレランドで畳みかけるが、えげつなさ、厭らしさは皆無。
    当時のソビエトの世相を反映した全体主義的凶暴強力な推進力あるオケと巨大なスケールとカリスマを持った指揮者の組み合わせでしかなしえない遺産。
    是非SACD化を期待。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/06/05

    CDのプレイボタンを押しヘッドフォンで集中して聞く最初のハイドンでのオケのクオリティにびっくり(現時点の同じオケとは比較にならないほど)。音程、響きの薄さなど隔世の感・・・。

    ところが・・・バルトークになると驚くべき集中力と充実した響きで前半とは別のオケのように血肉の入った演奏に驚き。元来のバレエ音楽としての情景やストーリーが引き締まった響きの中に浮かび上がる。この演奏だけでもこの音源の価値は認めざるを得ない。評価はマンダリンに対して!

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/12/29

    はるか昔・・ヤンソンス&モスクワフィル、レニングラードフィルによるロシアものを実演で聴きあまり記憶に残らず、CDではオスロフィルとのショスタコーヴィチでがっかりもし、3度目の正直!?あまりにこのミスマッチとも感じるコンセルトヘボウとの組み合わせの評価が高いので、まずは実演で聴いてみる・・・
    驚き・・ヤンソンスはこの20年で別人?!になっていた。ストラヴィンスキーもチャイコフスキーもなんとも自然で音楽的、すべてのフレーズが心地よくブレンドされ浮かび上がり消えていく妙技・・・このオケの美点を余すところなく引き出していて興奮とは別物のじわりとくる感動的な音楽を奏でる。指揮とオケの関係性の良さがもろに音に出ていて現代オケにおける最高の相性の良さを感じる。
    このマーラーも同様に純音楽的で自然そのもの。このディスクに限らずこのLIVEシリーズは総じて作品そのものの美観を客観的か解釈ながら見事な美しく音楽的な響きで味わえる。
    ライブの雰囲気をよく取り入れコンセルトヘボウならではの柔らかな音を体感できる。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/11/03

    よいCD。買って損はありません。
    理由
    @シングルレイヤーの利点を活かして1枚250分の大盤振る舞い。
    EMIのようにLPなみの入れ替えせずにじっくり流し聞きもできます。
    (最も流し聞きできるような軽い演奏では全くありませんが!)
    ➁音質も当然リマスタリングされ、SACDらしく音場の広がりが改善。
    B値段も安い。

    不思議なのは年代の古い65年の録音(主に2枚目と1枚目の最後のワーグナー2曲)の方が断然クリアで音の分離感も艶も音場も優っている点。2枚目は冒頭のグリンカから圧倒的です。ライブでこれだけのアンサンブルとダイナミクスつけられるのはこのコンビならでは。1枚目最後のワーグナー(ローエングリンとワルキューレの騎行)、2枚目のすべてが圧倒的なクオリティと集中力、演奏技術の粋を集めていてすごいの一言。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/28

    SACD化でいままでの何か曇ったヴェールがあるような、モヤモヤした感じが一新した印象。特にダフニスとクロエは初演者の棒でこの音質(最新録音に伍するクリアな音像)で聴くことができるのは、まさに音の”世界遺産”といっても過言ではない。演奏もただアルヒーフと言うに及ばず、スコアを見透したような明快かつ見通しの良い解釈で様々な音型からレトリックが読み取れる。かといってブーレーズのように冷たい印象を抱かないのがモントゥーの素晴らしさ。
    SACD化で見直した一枚。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/03/24

    たしかに、シングルレイヤー4500円は高い・・ハイブリッドの手間を考えればなおさら(いくら発売数が少ないとはいえ、そもそもクラシック自体が2000枚から5000枚程度のセールスでマーケティングしているんだから、たいして変わらないでしょう・・・)。。しかし演奏と録音は・・凄いの一言。
    通常CDと聴き比べても段違い。@ダイナミクス、A音の分離、B楽器の音色感、すべてが完璧。60年という録音時期を考えると驚異的の一言。他のEMI、スプラフォン、DGのSACDも相当聴いているが、これは別格的な音質。何度も聴くこと考えると、個人的には4500円の価値はある。もちろん演奏も古今東西あらゆるディスクを考えても現代までこれを超えるものは無いと思う。こういうディスクを聴いているとライブ演奏の価値が自身の中で揺らいでしまうのが怖い・・。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/03/21

    SACDシングルレイヤー盤ので感想。
    冒頭のヴィシェフラドから雰囲気満点、金管の歌わせ方も呼吸するがごときもので自然の息使いを感じさせ、以前行ったこの地のイメージにピッタリ。
    チェコの神話歴史、自然を表現するにふさわしい一枚。
    気になったのは、シャルカの6分30秒あたりから突然音質がクリアになって分解能があがるのは?!それまではトゥッティのffになると混濁、スケールも小さく聴こえるが、これ以後は見事なホールトーンとクリアな分離を得られるのに・・・耳の問題!?それとも・・・。
    特にターボル、ブラニークは解釈、録音ともに圧巻。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/02/11

    クリュイタンスによる10年前の録音(SACDシングルレイヤー)と比較した。音質の傾向は全く同じEMIなので同じ傾向・・・でオケもコンセルヴァトワールと新装なったパリ管ということでとても近く感じる。
    ただし木管の音色が決定的に異なり(特にバソン→ファゴット)、色気やら立ち上る様な香り、色彩感を感じるクリュイタンス盤が好み。
    また例えて言うなら温度差があるような感じでクリュイタンス盤は全体的に高め、マルティノンは低め・・(平熱36,5分と35.5分の違いのような)。
    そこの違いがマメールロワなんかの妖精の園の感興で一寸の違いがある。
    さらに美女と野獣の対話のコントラファゴットの荒々しさ、(不細工な野獣らしさ)はクリュイタンス盤に惹かれる。

    全体的に言えるのはそういう細かい枝葉の部分の相違の積み重ねで全体を通して聴いた折の感動の差異を感じる。個人的には19世紀〜20世紀初頭のパリはかくあった・・という最後の光彩を感じるクリュイタンス盤。ただしマルティノン盤もそれに次ぐ魅力ある音源であることは間違いない。SACD化で明らかに魅力を取り戻した全集。シングルレイヤー5枚組で1万円はお得でしょう。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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