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林檎太郎 さんのレビュー一覧 

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/12/02

    懐かしい。懐かしすぎる。
    マリナーが今は亡きフィリップスにいれたハイドンのシンフォニーは、LP時代に呼び名がついている曲が、ネイムドシンフォニーと銘打ってまとめられただけで、それ以降、日の目を見ることがなかった。当時のレコード芸術で、大木正興氏に酷評されていたことも思い出す。ほぼ同時期に同じレーベルからリリースされていた、コリンデイヴィス指揮コンセルトヘボウの録音の陰に隠れて、目立たない存在のままだったように記憶している。
    マリナーは、当時、カラヤンと並んで、レコードのリリース数の多さを誇って、人気指揮者だったのに、未だにそれらをまとめたボックスも中途半端なものしか出ない。理由はわからなくも無いけれど、せめてこのハイドンは、くっきりとしたフレッシュな演奏を、もう一度聴き直して、マエストロを偲びたい。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/04/25

    ライブ録音でありながら、隅々まで神経がゆきとどいている丁寧な演奏。造形はレガート主体で、スムーズに進んでゆくため、聞きやすい。オルガンのストップを入れ替えるような演奏では無い。ことさらよけいな味付けをせず、じっくりと音楽を進行させ、終盤には良い音楽を聴いたという感銘を与えてくれる。すぐれた演奏だ。ただ、使用楽譜についての記述がライナーにはなく、HMVのコメント通りに受け取れない曲もある。全体的にいわゆる改訂版のテイストがかなりはいっているようだ。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/01/15

    終楽章など冒頭から末尾まで、1本の旋律線で歌い抜こうとする指揮者の強い意志が、無国籍のオーケストラの隅々まで浸透した、きわめてユニークなブルックナー像が打ち立てられた。
    孤高の指揮者の独白のようなこの音楽から喚起されるのは、人間の孤独だ。功成り名遂げた大指揮者の晩年からこのようなモノローグが語られるとは予想もしていなかった。

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  • 15人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/12/14

    1枚1枚聴き進めているが、その度に驚きと喜びに満ちた音楽体験を味わっている。音質について言えば、これまでの音源とは、全く別物と言って良く、過去を否定しない観点で言えば、別のコンセプトを持ってリマスタリングされたと言えるのでは無いだろうか。特に驚いているのは、音のスピード感、オケのアタックの強さだ。好々爺のおだやかな音楽といった印象は一新され、人生の最後まで駆け抜けた音楽家の燃焼を聴き取ることが出来る。感動的の一語に尽きる。聴けて良かったと、心から思えるディスク。

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  • 20人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/12/13

    ベルリンフィルとのボックスではオリジナルジャケットデザインなのに、ウィーンフィルボックスでは違うのですね。がっかりさせる企画だなあ。どうしてそろえないのだろう。理解に苦しみます。これが大方の受け止めでしょうね。

    20人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 15人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/12/01

    デッカへの貢献度が高かったにもかかわらず、カラヤン、バーンスタイン・・・・のように、全集ボックスは作ってもらえないんだ。それが不憫で不憫で・・・・。ハイドン、モーツァルトが数枚では、食指が伸びない。

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     2019/11/04

    ベストと銘打っているが要はサンプラー。SACDではあるが、サンプラーにしては価格が・・・・。音はたしかに、初期盤、SBM盤と比較しても、明らかに違っているが、リマスター担当者が語っているようには聞こえない。むしろ、曇りが取れた明るい音質に仕上がっているように思う。これまでのディスクを所持していて、買い換える必要があるかというと、やはりこのリマスターの音を知らないままでいるのは、惜しい気がする。自分は少なくともCDボックスは購入しようと思う。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/06/15

    ジャケット写真のイメージのまま。こんな風に歳を重ねたいと思わせる、滋味溢れる秀演。このディスクを手に取ろうとした人が、期待するものを余すところなく与えてくれる。ひとつの人生の理想を見る思い。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/04/28

    録音のせいもあるかもしれないが、ダイナミック、テンポいずれをとっても、レンジが控えめの表現に聞こえるディスクである。そのため峻烈な表現を求める聴き手にはおそらく物足りなさをを感じさせるものと想像できる。一方で、中庸で落ち着いた表現を好む聴き手にとっては、愛聴盤になり得るだろう。いかにもドイツの中堅といった良心的な演奏を聴くことができる。好感を持てる全集だった。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2019/02/24

    稀代の名演と思う。テンポについての違和感は、個人的な感覚では全く無い。特にカタコンブはこうでなければと思われる。まだアファナシエフも若く、打鍵の豪放さもこの音楽に必須のものと思われる。で、しかも瞑想的。個人的には理想的な表現に思われ、なぜ早く手に取らなかったのか後悔しきりで荒る。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/01/06

    最近の演奏のトレンドはスコアからどれだけ多くの情報量を引き出すことができるか競い合っているようで、このディスクはその最右翼。膨大なディスコグラフィーの山の中から存在価値を示すために腐心している跡がうかがえる。2楽章のホルンとか、新たな発見をさせてくれる点で興味深く聴いた。ただ表現主義が鼻につかないかというと、嘘になる。個人的に愛聴盤になるとは言いがたいが、時々取り出して、聴きこむことにはなりそうだ。この人には、やはりヨーロッパで録音の仕事をしてほしいと思う。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/01/06

    後期ソナタの書法を明快に解き明かし、しかも感覚的にも美しい。すばらしい演奏だと思います。ただ、音源については、電子的にややお化粧しすぎなのではないかと思ったのも正直なところ。もしやと思って確かめたところ、やはりキースジャレットのケルンコンサートと同じプロデューサーによるものだった。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/12/22

    クラシックCDの価格が下がったおかげで、ピアノソナタ全集が手軽に入手できるようになり、気がつくと20種を超える全集ボックスを架蔵するに至ったが、この全集の演奏に最も感動を覚える。南米出身であるにもかかわらず、いや、であるからこそ、ヨーロッパ古典音楽芸術の精髄を極めようという求道者的精神が、ここかしこから伝わってくる。重心が低く、絶妙に重ねられる音の美しさには息を呑む。すばらしい!!!

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/12/22

    遅ればせながら聴いてみたが、なるほどたしかに新しい個性の発露という点では、際だった演奏を聴かせてくれている。しかし、このダイナミックレンジは、実演の聴感を伝えるものなのか、ひどく疑問を感じる。演奏者も含めた意図的なものだとするならば、それには賛同できないというのが正直な気持ちだ。実演に触れてみたい。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/06/15

    CD39に不具合があると当サイトより連絡をいただきました。それで流通が止まっているのかもしれませんね。対応後、引き続き販売されることを望みます。なぜなら、ここには20世紀の再現芸術のもっとも良質な成果が凝縮していると、言って過言ではないすばらしい演奏の数々が収められているからです。マーラーの交響曲のディスクも、クーベリックのLPの初出時には、想像も出来ないほど大量のディスクが、現在リリースされています。それらを耳にして、もう一度クーベリックに戻ってみると、全く色あせない、いやむしろ新鮮に聴くことが出来る、虚飾を感じさせることの無い純粋な音楽の数々に耳を奪われることになります。情報量を競うのではなく、太い筆を握って,さっと一筆で書き上げたような、そんな魅力を覚えるのです。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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