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ジュピター さんのレビュー一覧 

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     2019/06/29

    これこそ世界遺産級の演奏である。アルゲリッチのCDで一番好きなものかもしれない。特にラフマニノフの組曲第2番は今後これ以上の名演は不可能と断言できる、スリリングな演奏である。序奏、これほど難しい和音の連続が素晴らしくブレンドされた芳醇な音で演奏できるものなのか。ワルツ、細かい音の連続が1音たりともずれることなく二人の呼吸は一致、あまりの超絶技巧に目がくらむようである。ロマンスの抑えた抒情の美しさは恍惚とさせるし、タランテラの猛スピードを駆け抜ける二人の丁々発止の掛け合いはスリリングの極みで、2台のピアノでこれほどの興奮を味わえる演奏は皆無。これ以外の同曲のCDをいくら買ってもこの演奏以上のスリルと興奮を味わえる演奏には巡り合えなかった。いつ聴いても心臓がバクバクしてしまう。ラ・ヴァルスもパガニーニ変奏曲も最高。無人島に持っていく1枚。
    2009年あたりに二人のデュオをサントリーホールで聴いたが、落ち着いてしまっていて、このような興奮を得られるのはこの頃の若い2人だからこそ可能なものだ分かった。輝かしい録音とともにぜひお楽しみください!

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/01/03

    私は、この演奏の現場にいた。東京文化会館小ホールは満席、異様な静けさが張り詰めていた。息を凝らし、その緊張感の中でメジューエワの一音一音明確で透き通った深い音が空間に解き放たれていった。これを至福と言わずして何と表現したらよいのだろうか。この幸せは次はいつ味わえるのだろうか。録音しているとは知らず、最高の記録を残してくれたことに感謝している。メジューエワのCDは名演にもかかわらず、録音の状態がいつも曇ったような感じで残念であるが、このCDはとても明瞭で、1925年製ニューヨーク・スタインウェイの懐深い音を堪能できて最高の状態である。願わくば拍手をカットしてほしかった。ショパンの夜想曲全曲は前回リリース盤がレコードアカデミー賞を取った名盤であるが、もしどちらかを購入予定であれば、絶対にこのライヴ盤を購入することをお勧めする。(今回もレコードアカデミー賞を取るべき演奏だと思う)メジューエワが日本に住み、日本を活動の拠点としていることを幸せを感じる。このリサイタルを聴いて、「メジューエワを一生聴き続ける」と誓った。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/01/03

    ピアノ協奏曲はアルゲリッチ・ツィメルマン以来の待望の決定盤が出た。聴けば聴くほど感動が深まる演奏で、かみしめるように聴いてしまう味わいの深さである。宝石のように輝く音色とゆるぎないテクニック、何度も繰り返し聴きたいと思ったこの曲の演奏は久しぶりである。今回のショパンコンクールの後の日本公演のテレビを見ていて、チョ・ソンジンが他の入賞者と比較して別格に上手いということが分かった。丁寧な語り口が私の呼吸に合う。同曲はダン・タイ・ソン以外の歴代の優勝者が本選で弾いた曲であるが、ブーニン、ユンディ・リ、ブレハッチは私の感性には合わなかった。レコード芸術ではなぜか2人の評論家とも準推薦であり、レコードアカデミー賞の可能性はなくなったが、私にとっては同曲トップ3の名盤が現れた喜びでいっぱいである。ショパンのピアノ協奏曲第1番を聴く人が全員持つべきCDだと思う。バラードも名演。ツィメルマンの名盤の右に置いてよいと思う。チョ・ソンジンは本当に別格のピアニスト。こういう演奏を聴いてしまうと、ハングリー精神がなくなりかけている日本人からショパンコンクールの優勝者が出るだろうかと思わせる。心からピアノを歌わせられるチョ・ソンジンに本当に魅了された。どうでもよいことだが、私の50歳の誕生日に発売されたことも最高のプレゼントになった。2017年1月17日のサントリーホールの公演が私にとって初体験となるが、とても楽しみである。

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     2015/11/08

    シベリウスの幽玄な世界に引き込まれる。この音の美しさはオーロラから降ってくるような情景であろうか。秋から冬にひとり浸りたいCDです。シベリウスのピアノ曲はメジャーでないですが宝物になる珠玉の作品です。田部京子のシベリウスアルバムとともに楽しんでいます。

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     2014/09/13

    ここでの評判がとても良いので購入した。本当だった。ヴェルヴェットのような柔らかい肌触りのような極上の音で紡ぎだされる永遠の音楽。とても幸せな時間。平均律は姿勢を正して聴くような別格の音楽として自分の中に横たわっていたが、フェルナーはそれを自分の隣に置いてくれた。これまでこんなに何度も平均律を取り出して聴いたことがない。しばらく聴いていないと聴きたくなってしまう平均律。並み居る大家の演奏と比べてもトップクラスに位置する、静かな名盤。是非秋の夜長に静かに聴いてほしい。心が落ち着き、洗われる。

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     2014/08/09

    前回のガーシュインで抜群の技術とセンスを確認し、また凄い才能を見つけたと、すぐこのアルバムを購入した。音色に対する繊細なコントロールと精密な技術、まさに世界に誇る「クールジャパン」を体現しているような演奏である。音がどのように響き、相手にどのように伝わるかまでを考えて神経を張り巡らせているようである。水の戯れのきらきらした響きの中に溺れてしまう快感、ラ・ヴァルスは一台であることを忘れさせる迫力、夜のガスパールは最後まで冷静に丁寧に、精密に弾ききる。スティーヴィー・ワンダーの曲がまた、抜群のセンス。粋な締めくくり!こんな精密なピアニズムでクープランの墓や、ショパンのノクターンを聴いてみたい。そしてモーツァルトのような最小限の音で構成されている音楽がどのように演奏されるか興味が尽きない。円熟した頃、再録音も期待しています。

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     2014/08/09

    このあどけないルックスとこれでもかという名曲アルバムといかにも売り出していますという感じから全く購入意欲がなかったCDである。2014年6月に彼の弾くショパンのピアノ協奏曲第2番をライブで聴き、弱音の中でしなやかに歌われる音楽に驚いた。自分が中学生のころに初めてクラシックに触れたころ、ショパンやラフマニノフの激しくかっこよい曲が大好きでそういう曲ばかり聴いていたのだが、彼はこの密やかで深遠な世界をこの年齢で築いてしまっているのだ。当日弾かれたアンコールのショパンの夜想曲第2番がまた、しなやかで、小声でささやかれたような演奏で鳥肌が立った。CDをヘッドフォンで聴くとよくわかるのだが、彼の打鍵の微妙なコントロールは絶妙で、一音一音に隅々まで神経が行き渡っていて全く弾き流しがない。一般的なピアニストだときっと予想ができる単調な表現で飽きてしまう名曲アルバムだと思うが、これは聴かせる。彼の演奏する密やかな世界で今後も人々を魅了してほしい。

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     2014/08/09

    ショパンのワルツは華麗なる大円舞曲Op.18をはじめ、元気でかっ飛ばす演奏が多く、全体的に軽いイメージがあり、ショパンの中ではあまり取り出して聴きたいものではなかった。たぶんポリーニもそういうイメージがあるのか、全集を完成させずOp.34しか録音していない。しかし、ポブウォツカの演奏はそのイメージを全く変えてしまった。Op.18でさえ憂いを帯びた美しい作品に仕上げ、一つ一つの作品が人生の秋を感じさせる円熟した演奏であり、聴き入ってしまう。一音一音をなぞるように聴いてしまう。こんなに美しく、心を打つ曲集だったのかとショパンと出会って34年になる私は今さらながらに感じた。自分の人生の経過とともに擦り切れるほど聴いてきた曲がこんなに違って聴こえるとは・・ということで今はショパンのワルツにはまっている。ポブウォツカだけでなく、フリッター、ルイサダ(2013)、楊麗貞も大変味わい深い演奏をしており、それぞれに取り出して聴いている。50歳にも手が届きそうな私は、このような円熟した、静かな演奏が本当に心地よい。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/08/05

    2013年5月から2か月半、風呂場で聴き、土日は常にCDをかけ続けてバッハ三昧で全曲聴き終わった。おそらく演奏は最高峰といっても良いと思うし、生涯の中でバッハを全曲聴くことができたことだけでも大変な満足感です。録音も良く、全く不満なことろがありません。それにしてもバッハの海はとてつもなく広く、深く、知らない曲ばかりであった。鍵盤作品が好きなのでその作品の演奏者も所有しているCDの演奏者と全く重ならない優秀録音で聴けたことも良かった。名曲解説に出てくる音楽が流れるとああ、知っている曲がやっと出てきたという安心感があった。(ほぼCDの後半にやっと出てきます)本当にこれまで一部のバッハの作品だけと20数年付き合ってきたということがわかった。クラシックを聴く方は是非この素晴らしい全集を入手し、バッハのとてつもない広大深遠な世界に一生に一度はどっぷりつかってみることをお勧めします。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/03/21

    ベスイデンホウトはBSクラシック倶楽部で初めてモーツァルトを弾いているのに出会って、その弾いている姿、表情や音楽の楽しさに思わず引き込まれた。第1弾を購入してから、今回の第3弾まで聴いてきて、「これは内田光子や野平一郎、ピリスと並ぶ最高のモーツァルトピアノ作品全集になる」と確信した。内田光子とは方向性は全く違うが、とにかくモーツァルトの新しい世界に導いてくれる楽しさがある。装飾音や経過音もこれまで聴いたことのないものであるが、それが全く自然で嫌味にならない。彼が心からモーツァルトが好きでたまらないから私も大好きになる、そんな作品集がこれからも楽しませてくれるだろうと思うと本当に楽しみ!

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     2012/03/20

    2012年の最高の出会いとなるピアニストになると思う。突き抜けた才能というのが時々現れる。彼はキーシンの登場くらいの衝撃的な天才であると思う。圧倒的で鮮烈なテクニック、輝きを放つ音色と沈静した落着き。弱音からあふれ出る広大な空気感と差し込む淡い光。私にとって突き抜けた才能というのは、どんなによく弾けるピアニストが努力しても届かない境地である。スケルツォ第1番の鮮やかさや夜想曲の羽毛のような優しさ。夜のガスパールに至っては、とうとう人類はここまで弾けてしまうのかという驚き。圧倒的なテクニックを持っても、主体は弱音。だからたまらない。この若さでこの完成度。彼がモーツァルトを弾いたらどうなるのか、興味が尽きない。

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     2012/03/19

    ムストネン、やはり只者ではない!スクリャービンの怪しく青白くたゆたい、白熱し、狂気に満ちていく世界と違って、初めて聴いたような新鮮な曲に聴こえるところがさすがである。それはとても明確で芯の通ったムストネン流のスクリャービンがしっかりとたっぷりの美音で主張してくるからであろう。聴きなれたエチュードOp.8-12、ピアノソナタ第10番、炎に向かってなどもこんなように演奏されたことはかつてないのではないだろうか。とにかく雰囲気に流されないひとつひとつが重みを持った演奏であり、初めて聴いたときから「格が違う」と感じたCDであった。ムストネン初のスクリャービンということだが、今後も注目していきたい。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/03/11

    格調高く、大変美しいショパン!ひとつひとつが丁寧に、透明に表現ざれ、ロルティはショパンの重要な演奏者の一人になったことを実感した。ショパンの楽曲に心から共感し、大変自然な語り口であり、じーんと沁みわたる演奏である。ロルティのショパンのシリーズは今後トップクラスのCDとしてショパン愛好家の宝物となっていくであろうと思う。

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     2011/11/19

    野平一郎が聴きたくて購入した。改めて野平一郎は世界に誇るピアニストであることを痛感した。この曲のカップリングはアシュケナージ/ハレルで親しんできたが、野平一郎のピアノはロシアの大地に逞しくそして美しく繊細に若い長谷川を包み込んでおり、圧倒的な名演に仕上がっている。長谷川陽子は初めて聴いたが、実に朗々とチェロを響かせており、その落着きも大変魅力であり、この二人は最高の出会いをしたのではないかと思う。ぜひこの二人がベートーヴェンのチェロソナタを録音する日がやってきますように。ラフマニノフに酔い、ショスタコーヴィチに息を呑んだ。(第4楽章のピアノの超絶技巧!)上質な音楽を聴くと本当に心が満たされる。録音も素晴らしい。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/07/07

    これほど衝撃を受けたゴールドベルク変奏曲は、グールド以来である。まずその音のリアルなこと!目の前で演奏されているようなクリアな音、この演奏を独り占めしている贅沢な時間。そして第16変奏!なんだこの迫力は!!オーケストラで演奏しているのかと思えるほどの圧倒的な音圧ときらきらした水しぶきを浴びるような眩しさ、変奏を重ねるごとにめくるめく快感に浸り、「バッハの最高傑作はゴールドベルク変奏曲ではないか」と思ってしまうほどハマってしまう演奏である。2011.3.11直前の1月に気仙沼発仙台行きの特急の中でiPodで初めて聴いた時の衝撃が忘れられず、私にとっては被災地への思いが重なる永遠の名盤である。音楽を聴くすべての方がこのシュタイアーのゴールドベルク変奏曲に出会う機会があることを心より願っています。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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