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レインボー さんのレビュー一覧 

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     2022/02/16

    オッコ・カム指揮、スウェーデン放送交響楽団の演奏で収録されたシュトラウス・ファミリーのCDです。
    フィンランド出身のカムが、スウェーデンのオケを振ってウィンナ・ワルツというのも珍しいですが、このCDそれ以上に珍しいのが選曲です。
    タイトルにも秘曲集とあるように、どの曲も大変に珍しい作品ばかりで、数曲は本CDが世界初録音とのこと。
    他に録音があるのはマルコポーロの全集とか、ニューイヤーコンサートとかぐらいでしょうから選曲面ではシュトラウス・ファン納得の選曲でしょう。
    演奏の方も悪くはないと思います。
    リズム感とかはやはりウィーンと違いますし、ワルツも普通の三拍子に近い感じですが、珍しい曲を水準以上の演奏で聴ければ充分と言えます。
    1993年のデジタル録音で、音質良好です。

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     2022/02/15

    F.J.リケッツ少佐指揮、イギリス海兵隊プリマス師団軍楽隊の演奏で収録された2枚組CDです。
    リケッツ少佐はイギリスのマーチ王、ケネス・アルフォードの本名であり、自作自演を中心にした歴史的アルバムです。
    収録されている曲は大雑把に言って二つ。
    まずはリケッツの自作、アルフォード名義で書かれた行進曲や吹奏楽曲、そしてスーザなどの他人の作品です。
    これらが2枚に渡り収録されています。
    アルフォードの作品は、行進曲は全11曲収録されています。
    録音年的に『ナイルの守り』と『荒鷲飛行中隊』の収録がないのはわかりますが、『ホーリールード』『騎哨』『空の騎士』『マッド・メジャー』『懐かしのパナマ』の録音がないのは残念な所です。
    その代わり『砲声』『偉大なる小陸軍』は、同日のファーストテイクとセカンドテイクが収録されています。
    吹奏楽のために書かれた作品ではコルネットをソロとする作品が多く、中でも隠れた名曲描写的序曲『狩』の恐らく世界初録音は珍しい。
    ちなみにこの曲を含めたCD中のコルネットのソロは、W.バニング伍長。
    この他の独奏ではシロフォン・ソロの『2人の悪戯っ子』も収録されています。
    アルフォード以外の作品ではアメリカのマーチ王スーザの代表曲『星条旗よ永遠なれ』『忠誠』や、イギリスの行進曲からはバセット=シルヴァ『ロイヤル・レビュー』アルフォードの実弟で、イギリス王立通信隊軍楽隊の隊長を務めたスタンレー『コンティプティブルス』、そしてビゼーの『カルメン』からの抜粋(編曲はアルフォードによる)や『英国国歌』などが収録されています。
    リケッツ少佐とプリマス師団軍楽隊の演奏は、行進曲では大変歯切れの良い演奏で、低音をバシッと効かせ、コルネットが全面に出たイギリス軍楽のサウンドに、豪快なタクトとなかなかのもの。
    自作のボギー大佐や星条旗よ永遠なれなどは名演と言えます。
    一方で当時のSP盤に合わせるため、高速なテンポで演奏されている曲もあります。
    吹奏楽のためのオリジナル作品と編曲物は『狩』を除けば、こんにちのテンポ設定と変わりありません。
    これらは時間の制約上とはいえせわしなく感じます。
    録音は全て1939年に録音され、2005年にリマスターされています。
    強奏時に音割れはあるものの、年代を考えれば良質な復刻と言えます。
    ライナーには曲目解説の他、アルフォード(リケッツ)の貴重な写真が掲載、中には録音と近い時期に撮影されたプリマス師団軍楽隊を振るリケッツ少佐の写真まであり、貴重な資料です。

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     2022/02/14

    1989年にセット物として発売されたマーチのアルバムです。
    現在のユニバーサルの一員であるフィリップスとマーキュリーを原盤としている。
    簡単に収録内容は、1、2枚目がスーザのマーチを、フェネルとハンスバーガーがタクトを取り、イーストマン管楽アンサンブルが演奏したスーザ、3枚目は上記のイーストマン管楽アンサンブルやオランダ王立海軍軍楽隊、ポーツマス海兵隊軍楽隊によるスーザ以外のアメリカの行進曲、4枚目はアルフォードを中心にしたイギリス行進曲、5枚目は、ウィルヘルム・シュテファン指揮、西ドイツ連邦軍軍楽隊によるドイツ行進曲、6枚目はフランス夜間部隊軍楽隊や、フランス外国人部隊軍楽隊、オランダ海軍軍楽隊、イーストマン管楽アンサンブルによる、世界の行進曲集、7枚目は特別編成オリジナル海軍軍楽隊メンバーによる、日本の行進曲、8枚目はフィリップス系列のクラシック演奏家によるクラシック・マーチを収録したもの。
    後に再発売されたものも多く、一部は抜粋だが、このCDでしか聴けない音源もある。
    それは4枚目と7枚目である。
    まず7枚目であるが、これは名前の通り旧日本海軍軍楽隊出身者により録音用に結成された特別バンド。
    1975年の録音で、指揮者には旧海軍軍楽隊最後の指揮者、内藤清五や呉海兵団軍楽隊の河合太郎などの名前も並ぶ。
    録音時平均年齢が60手前だっただけに、加齢による技術の衰えが感じられるのは残念であるが、甘く、力強いスマートな演奏はまさに海軍軍楽隊そのものです。
    実は収録曲の大半は「海ゆかば〜蘇る栄光の海軍軍楽隊」というCDで復刻済みなのですが、行進曲『精鋭なるわが海軍』の様に本ボックスCDでしかCD化されていない音源もあります。
    4枚目はイギリスの行進曲と書きましたが実質はイギリスのマーチ王アルフォードの行進曲集。
    このアルフォードは、J.P.ラロ少佐指揮、オランダ王立海軍軍楽隊によって1973年に録音された音源。
    オリジナルのLPは、アルフォードが残した18曲の行進曲から13曲を収録したものですが、これをそっくりそのままCD化しています。
    この音源は現在に至るまでこのボックスでしかCD化されていない幻の音源です(厳密に言うならナイルの護りのみ1999年発売の、世界のマーチ・ベスト20に収録されましたが)
    ラロ少佐時代の同軍楽隊らしい低音が充実して、歯切れの良い演奏は、ロイヤル・マリーンズ・バンドとは違った、ヨーロッパならではの重厚な演奏となっています。
    特に『ホーリールード』『ナイルの護り』『後甲板にて』らは名演と言えるでしょう。
    その他の巻も演奏は中々のもので、往年のフランスの響きが聴ける、フランス夜間部隊軍楽隊やフランス外国人部隊軍楽隊や、ドイツ軍楽の伝統的サウンドが残っていた時代に録音されたドイツ行進曲など聴きどころはあります。
    録音は古い物が多いので、少々音が悪いのは残念。
    またCDの裏ジャケットの演奏者と実際の演奏者とは違うトラックが幾つか見られるのも残念です。
    とはいえそれらを別にしても十分おすすめできるCDです。

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     2022/02/11

    ナクソスのスーザ吹奏楽作品全集もこのCDで22枚目となります。
    今回も大変に珍しい作品ばかりです。
    その大半は幻想曲と名付けられた作品です。
    これらは殆どに他の作曲家の作品を引用しており、パロディ的な作品となっています。
    収録は珍しい曲なのに妙に聴きやすいのはこう言うことのせいかも知れません。
    指揮者はお馴染み、キース・ブライオン、演奏団体は新しく登場した、イギリス王立海兵隊プリマス軍楽隊です。
    今作より再び軍楽隊の登場となります。
    演奏そのものは悪くないとおもいます。
    大味ながら、楽譜の音をしっとりと鳴らしており、作品を初めて聴くあたってなんら問題ない。
    プリマス軍楽隊も名盤を多数残しているため、技量も申し分はない。
    録音もいつもと同じく残響の豊かな録音です。

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     2022/02/09

    エリック・バンクス中佐指揮、イギリス王立空軍中央軍楽隊が残した録音の一つ。
    ガーシュウィンのストライク・アップ・ザ・バンドをタイトルに、行進曲を中心に選曲されたアルバムです。
    メインとなる行進曲では、ガンヌのロレーヌ行進曲やリムスキー=コルサコフの貴族たちの行進のような有名曲もあるが、割と珍しいイギリスの行進曲もあり、チャンドラーのイギリス人や、ラングフォードのプリンセス・ウェールズ等はこの盤以外ではなかなか聴けないだろう。
    他にはショスタコの祝典序曲のようなクラシックの編曲や、スターダストのようなポピュラーナンバー、モーツァルトの名曲をアレンジしたモーツァルト・ロンドなどが収録されており、バンドスタンドの様な選曲となっています。
    演奏の方は、どの曲も手堅く纏っており、名演こそありませんが、安心して聴ける演奏と言えるのではないかと思います。
    1986年の録音で、デジタル録音ですがEMIの当時の吹奏楽録音で幾つか聴けた、少々迫力に欠ける平板な録音は残念です。

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     2022/02/08

    ドイツの復刻系レーベル、メンブラン。
    その中でも往年の演奏家の版権切れ音源を10枚に集めたボックスは人気が高く、一時期は月に2〜3枚も立て続けに発売されたほど。
    殆どが著名な演奏家によるものだが、たまに他所ではCD化されてない様なマニアックな演奏家のBOXが出ていたりする。
    本BOXのオットー・アッカーマンも、その1人と言えるだろう。
    アッカーマンはこんにちではEMI系列に吹き込んだオペレッタの録音や著名なソリストの伴奏者として知られるが、交響曲や管弦楽曲の録音も行いLPとして発売されたが、それらはCD時代になってほぼ無視され、こんにちでは伴奏指揮者アッカーマンとして知られているに過ぎない。
    しかし、伴奏からアッカーマン主役の音源までを集めたこのBOXはCDとしては多分初のアッカーマンのアルバムであり、この指揮者の実力を伺い知れる貴重なアルバム。
    CDの簡単な紹介と感想は以下に。
    CD1→モーツァルトの作品集である。
    ソロモンをソリストに迎えたピアノ協奏曲第15番は、ソロモンのニュアンスに富んだ演奏を聴くべきなんだろうが、それに合わせて見事にサポートするアッカーマンを聴くべきだろうか。
    ピアノ・ソナタ第11番はアッカーマンは全く登場せず、ソロモンのソロ。
    トルコ行進曲の推進力のある演奏は聴きどころ。
    尚、アッカーマンは他にもモーツァルトの伴奏を残しており、名演集なのだからそれらを持ってくれば良いのだが、何故ピアノ・ソナタを持ってきたのかは不明だが、こういう組み合わせのレコードがあるらしく、それをそのまま入れたのだろう。
    2つの序曲は初CD化だろうか、オーソドックスながらも明快な演奏。
    CD2→オランダ・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したモーツァルトの初期交響曲集。
    アッカーマン主役の音源はコンサート・ホール・ソサエティに結構な数がある様だが、この音源の出どころもその辺りだろうか。
    正統派の演奏といった感じで、しみじみとした味わいの演奏である。
    CD3→同じくオランダ・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したモーツァルトの交響曲集で20番代の作品を収録。
    演奏の感じも前巻と同じだが、22番の終楽章など推進力があってなかなかの演奏である。
    CD4→ゲサ・アンダのピアノによるリストがメイン。
    アンダのピアノが聴きどころであるのは間違いないが、アッカーマンの名伴奏も聴くべきで、ニュアンスの豊かな演奏とフィルハーモニア管弦楽団の技術力はなかなかの物。
    ワーグナーはボーナス扱いで、チューリッヒのトーン・ハレ管弦楽団の演奏。
    こちらはフィルハーモニアに比べオケが散漫な感じであり、正統派の演奏ではあるがそれ以上の物はない。
    CD5→ドヴォルザークの作品集で、交響曲第9番とチェロ協奏曲を収録。
    チューリッヒ・トーン・ハレ管弦楽団との録音でかつて他のレーベルから復刻されていた事もある音源です。
    交響曲はスタンダードな正統派の解釈ですが、メリハリのついた演奏で、普通に名演と言えるもの。
    チェロ協奏曲はトルトゥリエをソロに迎え、トルトゥリエとアッカーマンの息のあった骨太な演奏。
    CD6→メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を、オランダ・フィルハーモニー管弦楽団と録音したもの。
    共演はアメリカのヴァイオリニスト、ルイス・カウフマンである。
    この演奏、オケはちょっと緩いし、ヴァイオリンの音色も甘いB級的演奏であるが、時折聴き返たくなる演奏。
    ショパンのピアノ協奏曲第1番はチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団とリパッティとの録音、ピアノはもちろん、オケもゆったりとしたテンポが良く、伴奏上手なアッカーマンの才能が見事発揮されているが、大変音が悪いのが残念。
    CD7→バッハの2つのヴァイオリン協奏曲とヴァイオリン協奏曲第2番はコーガンとギレリスのソロを迎えた音源で、オケはフィルハーモニア管弦楽団。
    そしてボーナス扱いのグリーグのピアノ協奏曲を、モイセイヴィチのピアノとフィルハーモニア管弦楽団との録音で。
    やはりそれぞれのソリストが目立つが、それを支えるアッカーマンとフィルハーモニアも注目。
    CD8→シュヴァルツコップと競演した、ウィンナ・オペレッタの独唱集。
    シュヴァルツコップの絶頂期の歌は昔から名盤と名高いだけあって、何度聴いても素晴らしい。
    音質も本家とそんな違和感はない。
    R.シュトラウスはアッカーマンとシュヴァルツコップが自信作としていた録音だそうで、確かにこれも先のオペレッタに勝るとも劣らない名演。
    CD9、10→アッカーマンの名をこんにちまで伝えているオペレッタの録音から、シュトラウスの『ジプシー男爵』を収録。
    この曲の名盤にはボスコフスキー盤やホルライザー盤等旧EMIへの録音が多く、これは最も古い部類。
    シュヴァルツコップやゲッダ、プライと豪華な歌手が出ており、歌唱のほうも抜群。
    しかし、アッカーマンのシュトラウスのオペレッタなら、こうもりの録音を入れて欲しかった。
    同じEMIならカラヤン旧盤の録音があるせいと、歌手がちょっと地味なせいで目立たないため知名度も低くアッカーマンのオペレッタ録音では1番復刻率が悪いが、著名な名盤らと肩を並べる演奏だからである。

    前記の中に特に記載が無ければ1950年代の録音としては聴きやすいだろう。
    名演集という事で、見知った音源も多いが、珍しい音源もあり、アッカーマンの才能を存分に聴ける一枚だろう。
    アッカーマンらが活躍した時代、こういう伴奏や廉価盤の録音を中心としていたせいで、CD時代になって、無視されたマエストロも多く、例えば同じフィルハーモニア管を振っていたアルチュオ・ガリエラや、コンサート・ホール・ソサエティで活躍した、ワルター・ゲール、テレフンケン系のフランツ・アンドレ、名教師としても名高いハンス・スワロフスキー、他ハンス・ユルゲン=ワルター、ハインリヒ・ホルライザー、クルト・ヴェス、ヴィルヘルム・シュヒター、イオネル・ペルレア等々、パッと思いついただけでこれぐらいいるが、メンブランにはこういうマエストロの10CD名演集も出してほしい。

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     2022/02/07

    このCDはマーチ王、スーザの有名な行進曲をイギリス近衛兵の軍楽隊、グレナディア・ガーズ軍楽隊がデッカに録音した音源を集めたもの。
    指揮者は、フレデリック・ハリス中佐、ロドニー・バッシュフォード中佐、ピーター・パークス少佐で、1958〜1973年に録音されたもの。
    つまり編集盤である。
    録音時の同軍楽隊は黄金期を迎えており、ピシッと縦のラインが揃い、コルネットの深い音色がリードし、豪快なバスドラム、ダイナミックな演奏と、古き良き軍楽隊の演奏が聴ける。
    洗練された現代の演奏にはない、熱気が聴けるのもこの時代ならでは。
    また楽長毎にサウンドが変わるのも聴きどころのひとつ。
    録音は古いがデッカ録音なので現在でも十分聴ける。

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     2022/02/06

    マルコポーロから出ていたブリティッシュ・ライトミュージック・シリーズ、昨年からナクソスに移行されており、本盤は4枚目にあたるものです。
    3枚目と同じくエリック・コーツの作品集となっています。
    代表曲は前作にまとめられましたが、今作はややマイナーな作品を収録しています。
    ただ、いずれの作品も過去に録音があり、組曲『四方』はフェネルも録音を残しているので知っている人も多いかもしれません。
    この中で、一曲選ぶなら『サクソ・ラプソディ』で、メロディこそ聴きやすいですが、わりとシンフォニックな作品です。
    演奏はオケは変わらず、スロヴァキア放送交響楽団が担当していますが、指揮者はアンドリュー・ペニーに変わっています。
    ただ演奏そのものはオケが鈍い所はあるものの、作品の魅力を引き出した好演奏といえるものです。
    録音は1993年とまぁまぁ古くなってますが、デジタル録音なので問題ありません。

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     2022/02/05

    ルーマニア出身の指揮者、コンスタンティン・シルヴェストリがEMIに残した録音を15枚のCDにまとめたアルバムです。
    これらの音源は過去に本家や国内レコード店企画、海外盤として復刻されているものの、まとまって復刻されたのは初だと思います。
    選曲としては何か珍しい作品があるわけではなく、クラシック音楽のメジャーな作品を集めた内容となっています。
    シルヴェストリの代表的な名盤、ドヴォルザークの新世界の、新旧の録音や、ロシアの作曲家や、スラヴ圏の作曲家、ルーマニア狂詩曲等の国民楽派の作品は爆演指揮者と言われるに相応しい演奏ですが、一方で、フランス物等では、繊細でニュアンス豊かな演奏を聴かせており、必ずしも爆演というわけではありません。
    というよりこのBOXを聴く限りダイナミックで強弱の起伏が激しくメリハリのついた演奏が多く、ライヴのような一期一回的な演奏と言えます。
    シルヴェストリならではの個性的な解釈も見えます。
    当たり外れの差は激しいですが、当たれば超がつくほどの名演になります。
    録音は年代の割に音は聴きやすいです。
    ただし、私が買ったCDは何枚か読み取りエラー(毎回ではない)を起こすものもあります。
    製盤ミスなのかデッキとの相性が悪いのかは不明です。
    しかし、内容から大変お勧めのCDです。

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     2022/02/04

    チェコ出身のヴァイオリニスト、ヴァーシャ・プシホダが残した音源を集めたBOX。
    プシホダはトスカニーニに見出されて戦前は人気者の1人となったが、戦後は色々あり全盛期の勢いを失い後進の指導などを中心に活動していた人物である。
    来日する事はなく知名度は低かったがSP期からLP時代にいくつもの録音を残しており、このBOXはそれらを集めた物です。
    協奏曲から小品までを収めており、それぞれ簡単な感想を書きますと→
    CD1→チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲と憂鬱なセレナードを収録。
    リチャード・オースティン指揮、北西ドイツ放送交響楽団の演奏。
    プシホダ唯一のチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲との事だが、妖艶甘美な歌い回しはまさにプシホダらしい。
    オースティンはイギリスの指揮者で録音は珍しいが、オケの潜在力を引き出しており、実力派の様だ。
    CD2→ドヴォルザークの作品集です。
    プシホダはチェコ出身という事もありドヴォルザークは大事なレパートリーの一つだったようで、ここでも完成度の高い演奏を聴かせます。
    特に4つのロマンティックな小品はピアノと息の合った名演です。
    CD3→ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲。
    1〜3がハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮、北西ドイツ放送交響楽団のライヴ、4〜6がヤロスラフ・クラムホルツ指揮、プラハ放送交響楽団のライヴ。
    プシホダのレパートリーではドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲は重要レパートリーだったらしくいくつか録音が残ってます。
    個人的にはプラハ放送交響楽団との演奏が良いと思います。
    CD4→モーツァルトの作品集。
    ヴァイオリン協奏曲はハンス・ミュラー=クライ指揮、南ドイツ放送交響楽団の第3番、エンニオ・ジェレッリ指揮、トリノRAI放送交響楽団による演奏の第4番が収録されている。
    この中では音色の美しさが鮮明に録音された3番が良いと思うのですが、イタリアでの4番も悪くありません。
    シャルル・セルネというピアニストとの演奏は、アコースティック末期とはいえあまり良くありません。
    あくまでボーナスです。
    CD5→バッハの作品集です。
    ヴァイオリン協奏曲は前巻のモーツァルトと同じ、ジェレッリ&トリノRAI放送交響楽団をバックにノヴォロも加わったもの。
    他はソロ曲。
    いずれもプシホダの美しい音が聴きどころ。
    CD6→イタリア・バロック期の作曲家の作品を集めたもの。
    これもイタリアで録音されており、RAIトリノ放送交響楽団の演奏に、エンニオ・ジェレッリとアルマンド・グラメーニャの指揮で収録。
    これも妖艶甘美な歌い回しが聴きどころ。
    CD7→パガニーニとサラサーテの作品集。
    ヴェルナー・シュミット=ベルケ指揮、ミュンヘン放送管弦楽団による演奏が一曲ある以外はいずれもピアノ伴奏である。
    この中ではサラサーテのスペイン舞曲が良いと思うが、他の曲も味があっていい。
    CD8→全曲、ピアノとヴァイオリンによる演奏である。
    本CDではモーツァルトが素晴らしい。
    プシホダのヴァイオリンも美しいが、グラーフのピアノがそれを上手く引き立てている。
    シュトラウスはプシホダの編曲で今でも演奏される楽譜だが、自作自演は珍しい。
    CD9→ヴァイオリンとピアノの小品集。
    SP時代の録音から戦後の録音まで様々な年代の音源を集めている。
    収録曲の中にはプシホダの作品もあったりして面白い。
    元々カフェで演奏していたというだけあってこの手の作品はなかなかのもの。
    CD10→ヴュータンのヴァイオリン協奏曲第4番は、フランツ・マルスツァレク指揮、ケルン放送管弦楽団による演奏。
    指揮のマルスツァレクはオペレッタの録音を多数残している事で有名だが、こういう協奏曲系の録音は珍しいはず。
    オケを巧みに操って時にプシホダよりもよく歌った演奏となっている。
    ヴィエニャフスキはいずれもアコースティック時代のもの。
    ヴァイオリン協奏曲第2番は、ブルーノ・ザイドラー=ヴィンクラー指揮、ベルリン国立歌劇場管弦楽団の演奏で、時期的に世界初録音かまたはそれに近いのではないだろうか。
    全盛期のプシホダのオケとの共演が聴ける貴重な音源。

    録音は戦後の録音、特に時代が新しいもの程聴きやすいものが多い。
    戦前のアコースティック時代のものは年代を考えれば良い方といったところ。
    知られざる名ヴァイオリニスト、プシホダを知る事ができる、素晴らしいボックスでしょう。
    CDはクラムシェル仕様で、厚紙に入っています。

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     2022/02/03

    ナクソスが発売している、ブリティッシュ・ライト・クラシックシリーズの3枚目。
    これは姉妹レーベルのマルコポーロが1990年代半ばにリリースしていた物を移行した物で、親しみやすいメロディを持った軽く聴けるイギリスのクラシック曲を集めたもの。
    この分野では代表格なのが本盤に収録されたエリック・コーツです。
    マルコポーロにはコーツの作品集が2枚ありましたが、本盤には代表曲の『ダムバスターズ』『ナイツブリッジ行進曲』の2曲が1枚で聴ける他、『メリーメーカーズ』『シンデレラ』などの知られざる作品が聴ける。
    何も親しみやすい旋律と優れたオーケストレーションがなされていて、コーツが他の作曲家に引けを取らない実力者であったことが分かる。
    演奏はエイドリアン・リーパー指揮、スロヴァキア放送交響楽団。
    リーパーの指揮はオケが鈍いところもあるので、キレの良い演奏とは言い難いが、演奏そのものは悪くない。
    オケも1980年代後半の馬車馬の様に録音していた頃に比べて、録音が落ち着いた頃のためか、安定感がある。
    録音は可もなく不可もなくと言ったところ。

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     2022/02/02

    このCDはコロムビアが発売したクラシックの入門用的なアルバムである。
    主にオーケストラの曲を中心に大曲、小品問わず有名な作品を収録しています。
    演奏はスメーターチェクやノイマン、ジャッド、グローヴズにフルネと言った日本でお馴染みの指揮者に、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団やチェコ・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ室内管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団らの音源が使用されていてます。
    これらは定評のある音源であり、初めてクラシックを聴く人にも安心して聴けるでしょう。
    じゃあ、ヘビーユーザーにはおすすめしないかと言うと違います。
    何曲か日本人指揮者とオケの演奏があるのですが、これがなかなか珍しい音源。
    ヤマカズの愛称でお馴染みの山田一雄指揮、日本フィルハーモニー交響楽団によるコダーイ『ウィーンの音楽時計』や石丸寛指揮、読売日本交響楽団によるグローフェ『豪雨』アンダーソン『タイプライター』ネッケ『クシコスポスト』山本直純指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団によるプライヤー『口笛吹きと犬』が収録。
    山田一雄のコダーイはオケが粗いが、聴かせようという熱意は良く伝わるし、石丸寛の指揮では豪雨で効果音を使ったり、タイプライターや、クシコスポストではやや遅めの演奏だったり、山本直純のプライヤーは氏の編曲だったりとかなり個性的な演奏が繰り広げられており、これだけでも聴く価値あります。
    録音はモノラルのものもありますが、聴ける範囲だと思います。

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     2022/02/01

    このCDはダーヴィド・M・A・P・パルムクヴィスト指揮、チボリ青年衛兵音楽隊の演奏によるアルバムです。
    このバンドは名前の通り8〜16歳の青少年で構成されており、チボリ公園では同音楽隊の行進演奏が目玉となっています。
    このCDでは普段演奏している曲を中心にした選曲で、あまり聴く機会のないデンマークの作曲家の行進曲やワルツなどが聴けるのが良い所。
    また指揮者、パルムクヴィストの作品が多いのも特徴です。
    プロといって良いのかアマチュアといって良いのかわからないが、時折ミスはあるものの、無難にまとまった演奏と言ったところです。
    陽気なパレードの様に良い線を行った演奏もありますが、やはりどこか引いたところがあり、名演とは言い難いです。
    録音自体は新しいので、綺麗で良いです。
    値段もそこそこしますし、興味が無ければおすすめはしません。

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     2022/01/31

    ドイツのヴァイオリニスト、ゲオルク・クーレンカンプ。
    戦前から戦後にかけて活躍した当時の人気者であり、戦前はテレフンケン、戦後はデッカに録音を残しましたが、それらを復刻したのがこのアルバムです。
    全体的には協奏曲が多めの印象です。
    CDの簡単な感想を書きますと→
    CD1→シューマンとブラームス、ベートーヴェンを収録。
    シューマンのヴァイオリン協奏曲は世界初録音であり、クーレンカンプは初演者でもあります。
    伴奏はハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。
    数少ない同曲の貴重な録音であり、この曲の好演でしょう。
    ブラームスのヴァイオリン協奏曲もイッセルシュテットとベルリン・フィルの演奏で録音されたもの。
    ポルタメントかけまくりの古き演奏といった所。
    ベートーヴェンのロマンス第1番はアルトゥール・ローター指揮、ベルリン国立歌劇場管弦楽団による演奏で、これも古き良き時代の演奏と言った感じ。
    CD2→シベリウスとメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を中心に、ヴァイオリンと管弦楽のための作品を集めたアルバム(レーガーを除く)
    オーケストラはいずれもベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、指揮は、ハンス・シュミット=イッセルシュテット、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、パウル・クレツキの3名。
    殆どがテレフンケン原盤。
    この中ではシベリウスの演奏が最も素晴らしい。
    ライヴならではの高揚感、古き良きベルリン・フィルの演奏も良い。
    また後半に収録されたヴァイオリンとオケの小品もアンコールを聴いているようで良い。
    CD3→チャイコフスキーとドヴォルザークの協奏曲を収録。
    チャイコフスキーはアルトゥール・ローター指揮、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団、ドヴォルザークはオイゲン・ヨッフム指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。
    チャイコフスキーの美しい音色がまさしくこのヴァイオリニストらしい演奏だ。
    CD4→ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。
    本CDはクーレンカンプの美音もさることながらイッセルシュテットの伴奏も素晴らしく、低音が良く鳴っている。
    ただ1楽章はそれほどだが、2楽章はノイズが目立つのは残念。
    CD5→グラズノフとブルッフの協奏曲を収録している。
    グラズノフはトール・マン指揮、スウェーデン放送交響楽団のライヴ。
    ブルッフの第1協奏曲は、ヨーゼフ・カイルベルト指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。
    この中ではブルッフが良いでしょうか。
    CD6→モーツァルトの作品集である。
    ヴァイオリン協奏曲第5番は、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団と、ヴァイオリン協奏曲第7番とアダージョは、ベルリン放送交響楽団と共演しており、指揮は全曲アルトゥール・ローターである。
    全曲とも格調高いモーツァルトで、緩徐楽章の美しさは見事。
    CD7、CD8→モーツァルトのヴァイオリン・ソナタK454と、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第9番に、ブラームスのヴァイオリン・ソナタを収録。
    クーレンカンプもすごいが伴奏者に注目。
    あのショルティがピアノを弾いている。
    このピアノ、とてもうまくこれだけでも聴きものです。
    ピアニスト、ショルティの録音はそう多くないですから、本CDは貴重な一枚です。
    CD9→ブラームスのヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲を、カール・シューリヒト指揮、スイスロマンド管弦楽団と、エンリコ・マイナルディのチェロで、シュポアのヴァイオリン協奏曲第8番を、ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で収録したもの。
    シュポアのヴァイオリン協奏曲がなかなかよく、マイナーなこの曲の名演だと思う。
    CD10→フルーリーのヴァイオリン協奏曲第3番をクルト・ローテンビューラー指揮、ベルン・スタジオ管弦楽団の演奏で、ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番をカール・シューリヒト指揮、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の演奏で録音したもの。
    クーレンカンプと同世代の作曲家、フルーリーのヴァイオリン協奏曲が名演というに相応しい出来。

    基本的に録音が戦前から戦後すぐぐらいなので、音質はまちまち。
    ノイズが目立つのもあれば、曇って聴きづらいもの、時期の割には聴きやすいかなというのもある。
    CDには解説などは無く厚紙にCDが入ったクラムシェル仕様である。

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     2022/01/30

    ギリシャの作曲家、スピロ・サマラはこんにちではオリンピック讃歌の作曲者として知られていますが、生前はオペラの作曲家として活躍していたというのを聞いた事があり、一度どんなものか、聴いてみたいと思っていた事もあり、このナクソスのCDが出たので手にとって見ました。
    今回初めてサマラの師がマスネであった事やイタリアで活躍していた事は初めて知りました。
    この歌劇『ベル=イル嬢』は1903年に書かれた作品です。
    サマラは世代的に後期ロマン派と同世代ですが、音楽はオーケストレーションは後期ロマン派の影響もありますが、ワーグナーに影響を受けたかの様な充実としたサウンドや、師のマスネの代表作、タイスの瞑想曲を思わせる甘美なメロディが出てきたり、ヴェルディのオペラを連想させるところがあったりと、この作品を聴く限り先人の影響が強い様に思います。
    本盤で演奏しているのは、バイロン・フィデツィス指揮、パザルジク交響楽団です。
    フィデツィスはギリシャ出身で、ギリシャの作曲家の作品を積極的に紹介している指揮者&チェリスト。
    ギリシャ・ローカルのレーベルにサマラを含むギリシャの作曲家の音源がある様ですが、近年はナクソスに吹き込んでいる様です。
    このCDは1995年録音の、2021年発売と録音から発売まで間があり何故かはわかりません。
    オケのパザルジク交響楽団はブルガリアの都市、パザルジクに所在するオケ。
    音源は珍しく、ほかにブルガリアの作曲家の作品を集めたアルバムが一枚あるぐらいです。
    この演奏では最初こそ、エンジンがかかってないですが、その後はフィデツィスや歌手の好演に引っ張られて、徐々にスタートしていきます。
    録音は先の通りですが、一応近年の発売ということもあり、音質は良好。

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