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あまでうす さんのレビュー一覧 

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     2016/05/23

    カラヤンと並んで録音大好きなオーマンディーは、彼の手兵フィラデルフィア管弦楽団を指揮して、数多くの名曲の名演奏を残したが、この12枚はコロンビアではなく後年のRCAに録れたもの。天下無双のフィラデルフィア・サウンドが心ゆくまで鳴り響いて気持ちがいいことこのうえない。

     収録されているのは、ドビューシー、ラベルから、ホルスト、エルガー、ラフマニノフ、プロコフィエフ、ショスタコーヴィッチ、ストラビンスキー、バルトーク、コダーイ、ベルク、ウエーベルン、オルフ、アイヴス、シベリウス、ガーシュイン、コープランド、バーバーなど文字通り20世紀の代表的作曲家の一大コンピレーションである。

     んで、12枚全部を聴き終えても、格別どの演奏が優れていたといえないかわりに、どの演奏が詰らなかったかとも言えない、(そこがちょっとカラヤンとは違うところだが)、万人に安心してお薦めできる指揮者であり演奏である。

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     2016/05/23

    こないだはリヒテルの未発売セットを聞いてそれなりに面白かったが、そのあとまたしても同じリヒテル選手のデッカ、フィリップス&DG全録音という次第で、これほど朝から晩までリヒテルのピアノの音が流れていると、いささかげんなりしてきます。

     じつはこの大全集でも、「ああいいなあ、素晴らしいなあ」なぞと手放しで思うのはそれほど多くはなくて、例えば1991年にドイツの田舎で録音された3枚のバッハ、1987年にイタリアのマントヴァでいれたハイドンの1枚かな。

     あとは改めて聞いて「こんなに心にしみるモザールがあるんだ」と再認識したスタニスラフ・ウイスロフスキー指揮ワルシャワ国立フィルのk466の協奏曲くらいでした。

     それからこの偉大なピアニストの名品で忘れてはいけないのは、このコンピレーションには入っていないけれど、1972年とその翌年にザルツブルグの教会で録れた(録音は悪いけど)バッハの平均律の全曲ですね。

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     2016/05/10

    久しぶりにワルター選手のいろんな曲、すなわちベートーヴェン、ブラームス、モザール、ブルックナー、マーラーの交響曲などを聞いてみましたが、聞き進むにつれて、時代の音楽的進化ということについて思いを新たにさせられました。

     彼の音楽そのものの価値は、もちろん彼が死んでしまった時点からまったく変わらず、とりわけモザールの交響曲のNYフィルとのモノラル録音なんかは、つい最近亡くなったばかりのアーノンクールの、感動のひとかけらもない虚ろな最新録音と比べても、圧倒的に深い感銘を与える名演奏と断言できるでしょう。

     さりながら、これと具体的に指差すことは致しませんが、かつては天下の名演奏と絶賛されたそのほかの曲を久しぶりに聞いて、「なあんだ、これってこの程度の演奏だったのかあ。これに負けない演奏なら他にも仰山あるぞえ」と我知らず呟いてしまうような、いわば想定外の失望と落胆があちこちにあったのも事実です。

     これはなんのかんのというても過去半世紀以上を閲するあいだに、音楽の奏法や技術の進歩、解釈と楽器の改善改良が進んだ結果、わが頑迷なる左脳にも、かつての名品が相対的に時代遅れで陳腐なものに感じられてきた、ということだと思われます。

     私は昔からすべてにおいて超保守的な人間でして、クラシック音楽の演奏についても現代の若手指揮者の演奏よりも60年代から70年代のかつての巨匠の演奏を好み、高く評価してきました。

     その点はこれからも変らないでしょうが、それらの古き良き時代の名演奏のなかにも、いつのまにか台湾栗鼠に喰われて中身が腐って空洞化している巨樹のような過去の遺物が混じっていることを認めざるをえません。

     さらばワルター! 嗚呼、なんちゅう悲しいことずら。

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     2016/04/19

    バーンスタインには後年NYフィルだけでなくベリリンやウイーンやアムステルダム・コンセルトヘボウなどと録れた新録音やウイーン・フィルとのライブ映像集もあって、いずれも超がつく力演揃いです。

    それに比べると、この12枚組のCDはもちろんバーンスタインならではの熱い演奏でありながら、造型のバランスにも周到に配慮しているように感じられる。

    試みに第5番の有名なアダージェットを聴いてみよう。新録のウイーン・フィルとのそれはマーラーのアルマへの真情溢れる愛の告白が、男泣きにまで達するやや感情過多気味の演奏であるのにたいし、こちらはまことに情理を尽くした不朽の名演奏といえるでしょう。

    それにしてもアバド、ブーレーズ以降のマーラー演奏は、はこういう熱血演奏は流行らなくなってしまい、どれもこれも生の感情を押し殺した植物的・静脈的演奏ばかりになってしまったのは一種の歴史的必然性によるものとはいえ、ミュンシュ流の燃えよドラゴン、くたばれ安倍蚤糞風エラン・ヴィタール演奏を好むわたくしにとっては寂しい限りです。

     さてマーラー いけいけ2度目の処女 燃えよドラゴン くたばれ安倍蚤糞 蝶人

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     2015/12/29

    カルロ・マリア・ジュリーニは青年・壮年期はそうでもなかったが、晩年どんどん演奏の速度が遅くなっていった。ロス・フィルやスカラ座フィルと入れたベートーヴェンなどを聴いていると、どこか朝比奈隆のような粘りに粘って曲の内奥に迫る気迫を感じて思わず襟を正して聴き入ってしまうような、そんな得がたい味わいを持つ指揮者であった。

     このグラモフォン盤ではそのロス・フィルやベルリン・フィル、シカゴ響、ウイーン・フィルと入れたそのベートーヴェンやブラームス、ブルックナー、マーラー、ドボルザーク、チャイコフスキーなどの交響曲や管弦楽曲が収められているが、私の耳には意外なことにロス・フィルとの演奏がいちばん彼の棒によく応えているように感じられた。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/11/28

    ついこないだ亡くなったばかりの指揮者を偲んで全41枚のCDを聴いてみました。

     収められているのは順番にモーツアルト、ハイドン、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームス、ブルックナー、マーラーで一番多いのは彼がシェフをつとめたベルリンフィルですが、晩年のルツエルン祝祭管の演奏もあります。

     いずれもいかにもアバドらしい「清新にしてクールな」アプローチが耳に残りますが、いつ聴いても心が洗われるのはモザールの演奏で、惜しまれつつもあっさり解散してしまったモーツアルト管弦楽団との後期交響曲集は、私の生涯の宝物となりました。

     彼が下馬評の高かったロリン・マゼールやバレンボイムをい退け、カラヤンの跡目を相続したきっけとなったのは、ブラームスの難曲である交響曲第2番の熱演でしたが、この選集ではベルリンフィルとマーラー室内管による2つのセレナードが入っていて、4つのシンフォニーに劣らぬ秀演を聴かせてくれます。

     カラヤンの跡を継いだものの長く不振が続いたアバドでしたが、その低迷を脱した記念碑的な演奏が、ベルリン最末期のベートーヴェンの全曲演奏。その大半がローマでのライヴで(まず映像でリリースされました)、例えば2番、7番などを聴くと別人28号のような精気が漲っており、どうしてもっとシェフを続けなかったのかと思うくらいです。

     彼の理知的なマーラーは既に高い声望を集めていますが、どうしても忘れられないのはロンドン響と入れたメンデルスゾーンの全曲で、スコットランドなどの調べを聴いているとやはり胸が高鳴るのはこれがアバドの青春の輝きの歌だったからでしょうね。

      2000ポイントのおまけがついたのに知らずに買った恨みは深い 蝶人

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/10/16

    ザビーネ・マイヤーをバイエルン放響から引き抜いてベルリン・フィルに入団させようとしたのは亡くなったカラヤンだったが、当時の団員全員の意思で否決された。その理由は楽団の管楽に必要とされる「厚みと融合性に欠ける」ということだったが、彼女のその後の演奏を聴いてみるとそんなことはなく、団員のいわれのない差別意識ゆえであったことが今となっては良く分かる。

     エリート意識に凝り固まった彼らは、格下!楽団の、若い女性の!クラリネット奏者を、あの名人カールライスターと同格の!首席につけるなんて、到底許すことができなかったのだろう。

     ここに収められた彼女が主宰する管楽アンサンブルによるモザールやベートーヴェン、ドボルザークなどの7枚のCDでの演奏でも、メンバーたちとリラックスしながら融合する彼女の部厚いクラリネットをたっぷり楽しむことができる。

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     2015/09/28

    名ピアニスト、リヒテルの全集というてもRCAとSONYに録音したものの全部なので18枚しかないが、その中には彼が西側にデビューした1960年のカーネギーホールでのライヴ録音が含まれていて聴きごたえがある。

     恐らくリヒテルのアメリカ公演は、それに先立つ1957年のグレン・グールドのソ連公演と同じような衝撃を、それまで交渉のなかった東西両陣営の聴衆に与えたのであろう。

     コンピレーションの冒頭は1960年のアメリカ初録音で、ブラームスのピアノ協奏曲をエーリッヒ・ラインスドルフがシカゴ交響楽団と劇伴しているが、リヒテルの独奏はもちろんラインスドルフの棒が素晴らしい。

     私もいろんな組み合わせでこの難曲を聴いてきたが、これまでのところこれが最高の演奏ではないだろうか。

     バーンスタインの代役として1978年に来日したラインスドルフ&NYフィルの来日公演も実に立派な演奏で、7月4日の独立記念日を記念し冒頭に鳴らしたスーザの「星条旗よ永遠なれ」は、楽員の純白のユニフォームと一緒に時々私の夢に出てくる。

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     2015/09/18

    このコンピレーションでは4番、5番、7番、8番、そして最後の交響曲9番と作曲者の代表作が全部収められています。

     名人ヴァントによるブルックナーはもはや入神の域に達しているからそれが何番であろうが変な話だが安心して聴いていられます。

     しかも演奏はベルリンフィルなので、もはや言うことなしのはずなのですが、どことなくよそよそしい感じがする。その点実力では劣るはずのケルンや北ドイツ放送交響楽団と演奏した同じ曲のほうが遥かにいきいきした感興が湧きおこってくるのは、彼が長年にわたって手塩にかけた「手兵」であったからでしょうか。

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     2015/08/29

    独グラモフォンによる3人の二重奏や三重奏曲を集めた13枚組のCDを聴きました。

     集められているのはベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタの全曲を柱に、バッハのチェロソナタ、シューマンバルトーク、メシアン、プロコィエフのヴァイオリン・ソナタなどですが、やはりその中心にいるアルゲリッチのピアノが重要な役割を果たしていて、特にクレメルと組んだ時にその即興性や自発性が炎のように燃え盛る。

     ベートーヴェンはもちろんですが、私の大嫌いな(あの馬鹿馬鹿しい「3つのオレンジへの恋」!)プロコフィエフで巻き起こった台風15号と16号がドッキングしたような激烈な興奮は、おそらくこれからも他の誰によっても引き起こされないであろう嵐のような音楽体験でありませう。

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     2015/08/12

    哀れDECCAレーベルに吸収され今は亡き蘭の名門PHILIPSレーベルの名盤を集めた55枚組CDを、やっとこさっとこ聴き終わったずら。

     縦糸として通っているのはやはりハイティンク指揮コンセルトヘボウ管弦楽団のブルックナー、その周りにゲルギエフやマルケヴィッチ、コンドラシン、マリナーなどの指揮者、 ハスキルやブレンデル、アラウ、リヒテル、コワセイヴィッチ、内田光子などのピアニスト、イタリアSQ、ボーザール・トリオなどの室内楽の作品が延々と並んでいる。

     このレーベルが素晴らしかったのは、グリュミオーとシェリングという流派の異なる名ヴァイオリニストを抱えていたことで、それぞれのピアノにハスキルとヘブラーを配したモザールのソナタや協奏曲はほんとうに聴きごたえがある。

     今となっては舞台裏に消えてしまった演奏家の名前もちらほら見え隠れしているが、超一流ばかりではなく、そういう地味な顔ぶれの演奏に耳を傾けてみるのも一興だろう。

     
     「ウィーンの三羽鴉」なぞといわれつつ尾羽打ち枯らす鴉もあるずら 蝶人

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     2015/06/22

    私の嫌いなアーノンクールの「ブラームス:ドイツ・レクィエム(2007年)」、「バッハ:クリスマス・オラトリオ(2006年)」、「ヘンデル:メサイア(2004年)」なども含まれていましたが、なんせ1枚159円という値段ですから、あんまり文句を言うとバチが当たります。

     ウィルソンの「フックス:皇帝レクィエム(2010年)」などを初めて耳にしたのも収穫のひとつでありました。

     アバド&ベルリンフィルの「モーツアルトのハ短調ミサ曲」、ヴァイル&ターフェルムジークの「同レクイエム」、ヘンゲルブロック&フライブルグの「バッハロ短調ミサ曲」などは演奏も録音も優れていますが、もっとも印象に残ったのはバーンスタイン&NYフィルによるプーランクの「グロリア」やストラビンスキーの「詩篇交響曲」などの合唱曲を入れた29枚目のアルバムでした。

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  • 9人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/01/09

    初期の歌劇「妖精」や「恋愛禁制」、「リエンツィ」から最後の「パルシファル」までワーグナーのオペラをすべて収録した全集ですが、やはり聴きものは楽劇「ニーベルングの指輪」でありましょう。

    このワーグナー畢生の大曲をセルの愛弟子ジェイムズ・レヴァインが手兵メトロポリタン歌劇場管弦楽団を振って充実した演奏を繰り広げています。歌手はモリスやモル、ベーレンスやイエルザレム、ノーマンなどですが、首になる前の阿呆莫迦バトルもちょい役で歌っています。

    これらは全部セッション録音ですが、やはりライヴのほうがレヴァインも燃える。同じ曲でもビデオの実演のほうに軍配があがります。

    「トリスタンとイゾルデ」はカルロス・クライバーの定評ある名盤ですが、「指輪」と同じことがいえます。彼のドキュメンタリーの中に、バイロイト音楽祭でのリハーサルをモノクロ映像で指揮姿のみを断続的に撮った映像があるのですが、これを一度でも見たことのある人は、こんなCDなど別人28号だというに違いありません。

    トリスタンやイゾルデと共に歌いながら、熱にうかされたように棒を振る鬼神のようなその姿、そして天から降り注ぐような圧倒的な音楽は、もはやこの世のものとも思えないものです。

    ああ、あの全曲の録画が残っていたら千金を叩いても買い求めたいものを!

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     2014/12/25

    ルーマニア生まれのピアニスト、ディヌ・リパッティのショパンやシューマン、バッハ、モザール、ブラームス、スカルラッテイ、ギリーグ、バルトークそれに自作を10枚にまとめた選集ですが、やはり白眉は1950年9月16日に仏ブザンソンで行った最後のコンサートのライヴ2枚でしょう。

     この日彼はバッハのパルティータ1番、モザールの8番に加えてシューベルトの即興曲、そしてショパンのワルツを演奏してこの世の別れ(悪性リンパ腫で12月2日に死去)を告げたのですが、そのタッチは(御師匠さんのコルトーとは似ても似つかぬ)あくまでも切れ味よく、気品に満ち、常に変わらぬ精確で清冽な演奏を繰り広げています。

     さりながら若冠33歳での夭折はあまりにも早すぎた。あの美人の奥さんはどのような後半生を生きたのだろうか、と時々思うのです。

     そしてこの天才にあと20年、いな10年の寿命が与えられたら、ミケランジェリを超える偉大なピアニストになっていたに違いありません。

     いないな、ここに収められた歴史的演奏がそのことをすでに十分明かしているわけですが。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/11/26

    2001年4月20日、ベルリンヘ・ドイツ・オペラで「アイーダ」第3幕を指揮しながら55歳で急逝したシノーポリの管弦楽作品を、独グラモフォンが16枚のCDにまとめています。

     ベト9、ブル4、チャイコ6、シューベルト8,9をはじめ、シェーンベルクやR.シュトラウス、自作の「ルー・サロメ」などをNYフィル、シュターツカペレ・ドレスデンなどのオケを駆使して例の解剖学的微積分演奏を繰り広げていますが、どうにも聴いていて落ち着かない音楽ばかりです。
     普通にやれば先人の演奏と同じかそれ以下になって埋没しまうので、ともかく細部を重箱の隅をほじくるように細かな差異を付け加えていくという最近では全盛を迎えた辛気臭い音楽の先鞭をつけたのが、このイタリア人脳外科指揮者だったのではないでしょうか。

     で、いちばん懐かしく聴いたのはやはりマーラーの5番シンフォニーでした。これは彼がフィルハーモニア管を率いてサントリーホールで演奏した曲なのですが、せっかく元サントリー宣伝部の吉村喜彦さんから招待されたというのに、ほとんどフォルテッシモしか聴き取れなかったという恨みの曲。

     じつはその前日に新宿ロフトでギグをやらかしたパンクバンド「有頂天」の酸欠ライヴで超満員の聴衆に押されに押され、気がついたときには左端のアルテックの巨大スピーカーのまん前で身動きできず、右の鼓膜が破れてしまっていたのでした。

     ここでは彼の解剖学的微積分的解釈が作曲者の神経撹乱ポンポコリン系の楽譜とマッチして、それなりに面白い演奏を繰り広げています。


      アホバカの轟音パンクでこの俺の鼓膜破りしケラ「有頂天」になる 蝶人

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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