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あまでうす さんのレビュー一覧 

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/12/10

    フライシャーは長年に亘る腕の故障が癒えて後はさらに一層素晴らしいピアノを聴かせるようになったが、1950年代後半から60年代にかけて録音されたこの5枚組のベートーヴェンとブラームスの協奏曲でも、初夏の午後の青空のような晴朗な演奏を次々に聴かせてくれる。

    当時絶頂期にあったセルとクリーブランド管弦楽団による伴奏も、アーノンクールのような妙な小細工をきっぱりと拝した純粋無雑な演奏で清明にバックアップしており、他の組み合わせによるさまざまな演奏を知らなければ、もうこれ以上なにも要らないとさえ思わせてくれるのである。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/11/28

    年の瀬が近づくと聴きたくなるのはベートーヴェンのまたか「第9」などではさらさらなくてレオンタイン・プライスのクリスマス歌曲とバッハと「くるみ割り人形」です。

    この超格安6枚組CDにはさらに「白鳥の湖」と「眠れる森の美女」の全曲も収められており、しかもストラトキン&セントルイス響はかつて全米のトップ3にランクされたこともある名コンビなので胸を膨らませたのですが聴いてがっかり、面白くもおかしくもありません。

    肝心のテンポに知恵が無く強弱のメリハリも無い。どのバレエのどのシーンも無神経な音量でどんどんジャカスカ進行していく。これでは小澤征爾のやたら交響楽的な演奏と同様バレリーナは踊れないでしょうね。

    アンドルー・デイビスの跡を継いだBBC響ではプロムスなどで見事な演奏を披露していたというのにこの体たらくはないだろう。やはりチャイコフスキー3大バレエは若き日のプレヴィン&ロンドン響で決まりですね。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/11/20

    シャルル・ミュンシュを音楽監督に迎えたアンドレ・マルロー肝いりのパリ管弦楽団の1967年11月14日のお披露目コンサートの実況録音を聴きました。所はシャンゼリゼ劇場、曲目はベルリオーズの「幻想交響曲」、ストラヴィンスキーの「レクイエム・カンティクルス」、そしてドビュッシーの交響詩「海」という素敵なプログラムで、普通なら「幻想」を最後にもってくるのでしょうが、「海」をトリに据えるというのが当夜のミュンシュの秘めた料簡であったことは、この2枚組の録音を聴くと実によくわかります。

    1週間にも及ぶリハーサルでミュンシュによって徹底的に鍛えられたパリ管の「幻想」は、それまで同国を代表していたパリ音楽院管の、ろくに練習もせず、各人各様の個人技を展開していた放恣なアンサンブルに比べると雲泥の差で、欧米の超一流のオケをしのぐその冷徹なまでのアンサンブルには改めて驚かされます。

    しかし曲の解釈と演奏自体は彼がかつてボストン交響楽団や63年にフランス国立管弦楽団とやった演奏と大きくは違わない。終楽章の「サバトの夜の夢」もいちおう青白く燃えてはいるのだが、なぜだか彼のライヴにしては狂乱の度が抑えられ、バーンスタインやモントゥーのむきだしの熱狂が恋しくなります。さすがのミュンシュとパリ管もデビュー演奏会ということで少し硬くなっていたようです。

    ところが後半のストラヴィンスキーとドビュッシーは凄かった。それまで押さえていた熱と力と意志を満を持したように全開して、指揮者もオケも歌いに歌います。ドビュッシーの「海」もこの偉大な指揮者が何度も演奏し録音してきた名曲ですが、第3曲のトランペットの強奏を耳にしながらドビュッシーがインスピレーションを得たという葛飾北斎の「富嶽三十六景・神奈川沖裏」の映像が忽然と脳裏に出現したのには我ながら驚きました。

    とかくドビュシーというと印象派の点描に似た曖昧模糊とした演奏が喜ばれるようですが、当夜の「海」は一切の文学的な霧のヴェールを取り去った純音楽的な名演で、「大爆発、驚天動地、未曾有、空前絶後、千載一遇」などという惹句はもちろん大仰に過ぎますが、短くも儚く散ったこの名コンビによる記念碑的な演奏であることは間違いありません。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/09/10

    ほぼ半年間にわたってちびちび聴いてまいりましたが、やはり聴きごたえがあるのはベートーヴェン、ブラームス、ワーグナーで、ブルックナーはちょっと曲の本質と違う演奏。ワーグナーの「指輪」の全曲は1953年のローマRIA交響楽団とのライブだが、どうしてスカラ座との録音も入れてくれなかったのか不可解だな。


    面白いのはモーツアルトのダ・ポンテ・オペラ、チャイコフスキー、それに自作の交響曲とザルツブルク音楽祭でシュワルツコップと入れたピアノの伴奏など。おまけのDXDにはヨアヒム・カイザーという有名なドイツの音楽評論家のフルヴェン讃が聞かれるが、どこかナチ幹部に似た下品な顔つきのこの男、泡を飛ばして偉大なマエストロをほめちぎるが、どこか信用できない嫌な感じでげす。

    全CDを通じてのベストは意外にも1953年5月18日にシュナイダーハン、ゲルロンフィルと入れたベートーヴェンのバイオリン協奏曲で、これにはしみじみ涙がちょちょ切れました。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/09/03

    これを聴けば大器晩成の芸術の最終的な仕上がりの見事さを堪能できるが、ボーナスに加えられた1枚のDXDが不朽の価値を持っている。

    そこにはこの偉大な指揮者の死の前年2001年11月30日に行われた生涯最後のインタビューが収録されているからである。それによればヴァントが初めてシューベルトのハ長調交響曲を手掛けたのはなんと彼が60歳、そしてブルックナーの第5番を演奏したのは62歳になってから。しかもブルックナーの本当の傑作はその5番と9番だけであり、8番ですら周囲の雑音に影響された箇所があると断言するのである。

    芸道の恐ろしさも知らず、なんでもかんでもコンサートにかけて録音しまくる当今のアホ二歳どもに聞かせたい有り難い話ではないか。

    ととのつまり指揮者の仕事とは、音楽を始めることと終わらせること、そしてその間をつつがなく経過させることである。そして良い指揮者は、演奏の前に深く楽譜を読みこみながら、まず彼自身の脳内で良い音楽を鳴らし、次いでその通りにオーケストラに演奏させなければならない。大半の指揮者はこの最後の2つのプロセスで大なり小なり破綻するが、ヴァントはつねにこの困難な回路をあざやかに踏破することができたのである。

    10人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/08/26

    このEMIの18枚組セットに収められたディーリアスの「夏の歌」を聴いて思い出すのは、1969年か70年の初秋にNHKで放送されたケン・ラッセル監督・BBC製作の同名のドラマである。

    視力を失い全身がマヒして創作活動に支障をきたしたディーリアスの助手として自宅に住みこんだ弟子フェンビーの愛と葛藤を描くこのセミ・ドキュメンタリードラマは、私に終生忘れ難い感銘をもたらしてくれた。
     
    愛弟子の奮闘空しく偉大な英国の作曲家はとうとう亡くなり、フェンビーは遺されたディーリアスの妻と2人で在りし日の思い出に浸っている。やがて応接間のテレビで彼の追悼番組がはじまると、冒頭に流れてくるのがこの「夏の歌」。その場によよと泣き崩れる妻の後ろ姿からキャメラは静かに遠ざかり、それがそのままこの叙情的なドラマの鮮やかなエンデイングになるのだった。

     そのときの演奏がフェンビー自身の手になるものだったかどうかはもう憶えていないが、ここで聴けるバルビローリ指揮ロンドン交響楽団の演奏も見事なものである。

     思い出は遥かに遠くディーリアスの「夏の歌」聴きし千歳烏山の朝 蝶人

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/08/21

    カラヤンが1960年代にドイッチエグラモフォンに録音したすべてのLPをそのまま82枚のCDセットに再構成したもので、1枚当たり212円の廉価盤である。

    アルビノーニ、バッハからモーツアルト、スッペ、ヴィヴァルディまで、カラヤンはそれこそ隅田川でダボハゼを釣りあげるが如く交響曲や管弦楽曲、協奏曲を張りきって演奏しまくっているが、いずれも演奏の水準は高く、それがどんな作曲家のどんな小曲であっても(フルトヴェングラーと同様)全力を尽くしているので好感が持てる(なんのために全力を尽くしたのか、その理由は天と地ほども異なるとはいえ)。

    オーケストラがベルリンフィルに完全に切り替わっているために、演奏と録音の精度がさらに向上しているが、音楽の内容自体については、すでにEMIに入れた管弦楽とオペラの全録音を聴き終えた耳にさほどの驚きはなく、カラヤン一流のレガート奏法が気にならないといえば嘘になる。

    己が醸し出す官能美に自ら酔うようなこの耽美的な奏法は70年代以降になるともっと露骨になるので、この時期の初々しいベートーヴェン、チャイコフスキー、ブラームス、R.シュトラウスの表情を高く評価する人も多いだろう。

    しかしここに聴かれる数多くの名演奏の中で、そのベストワンを挙げよと言われたらどうしても「オペラ間奏曲集」ということになってしまうのは、カラヤンの素晴らしさはやはりオペラの世界にあるからだろう。たとえ彼が天人俱に許すべからざる悪魔のようなナチ党員であったとしても、彼のオペラ演奏の価値を否定することは誰にも出来ないだろう。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/08/17

    夏に聴く音楽といえばやはりフレデリック・ディーリアスだろう。あらゆる英国の音楽家のうちで私がもっとも愛するこの作曲家の曲は、しかしあまり英国的とはいえず、彼が長く住んだフランスや、どこか北欧やアメリカやドイツからの遠い呼び声も聞こえてくる。要するに「雲白く遊子悲しむ」近代的なコスモポリタンの放浪歌なのである。

    ディーリアスはビーチャムやバルビローリの演奏で有名だが、このデッカの選集はチャールズ・マッケラスがウエールズの国立オペラ管を率いて演奏したものが主体になっている。ビーチャムやバルビローリのような格別の色濃い思い入れをあえてせず、あえて肩の力を抜いた淡白な表現だが、それがかえってディーリアス特有の哀愁と叙情、そして人生の儚さを浮き彫りにしているように感じられる。一種の名人芸といってよいだろう。

    私にこの憂愁の音楽を教えてくれた三浦淳史氏が逝ってすでに15年。かの吉田翁よりも宇野大人よりも優れた批評文を北の国から届けてくれた偉大な詩人が懐かしい2012年の盛夏である。

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/08/17

    1枚100円の超廉価盤ですが、メルカダンテの『イル・ブラーヴォ』、ジーノ・マリヌッツィの『ジャクリーの乱』、ジャン・カルロ・メノッティの『ゴヤ』、ボッケリーニの『慈悲深い女』、ガッツァニーガの『ドン・ジョヴァンニ』など、これまで聴いたことも無い珍しいオペラの数々を、スイス・イタリア放送管弦楽団&合唱団など私の偏愛するマイナーなオケ伴、そしてマイナーではあるけれど小澤征爾のように凡庸ではない指揮者たちの演奏で堪能できるのがたまりません。
    きわめつけはロシア・フィルハーモニー管弦楽団!をなんとルネ・クレマンシックの棒!でエヴァ・メイ!が熱唱するサリエリの『オルムスの王アクスル』。

    これを聴くとサリエリの素晴らしさとなぜ彼がモザールに一籌を輸さざるを得なかったのかがよく分かります。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/08/17

    ケンプといえばやはりシューべルト全集ということになるのだろうが、このたび聴き直してみてさしたる感銘を覚えなかったのはなぜだろう。シフや内田などを耳にした後ではゆるすぎて核心に欠け、もはやその表現自体が古くなったと言わざるをえない。

    グールドやシフに比べると、バッハの演奏ももちろん旧時代そのものなのだが、教会カンタータ「心と口と行いと生活で」BWX147の第6曲のコラール「主よ、人の望みの喜びよ」を聴くと、ここにこそケンプの謙抑の精神の本領が発揮されていると感じられる。

    昔あるブランドの新作発表展示会で映像ソフトを作ったのだが、そのBGMでケンプが演奏するこの曲を流すと、一瞬にして会場がおごそかな教会堂と化してしまったことがあった。そういう意味ではケンプのバッハには、いまなお格別なものが内蔵されているようだ。

    このボックスには1964&65年にハノーファーのベートーヴェンザールで録音したベートーヴェンも含まれている。しかしその演奏は(ケンプ自身も告白しているように)DGのアホ馬鹿録音技師が「パーツ録り」を強要したために、モノラルの旧録音に比べていちじるしく自然な推進力が失われているのが惜しまれる。

    それにしてもケンプがDG・DECCAに録音したバッハ、シューベルト、シューマン、ブラームス、リスト、モーツァルトなどの名盤が1枚208円で手に入るのは、まことに近来の慶事である。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/05/12

    EMIからの廉価版4枚組CDです。アルゲリッチは不思議なひとで、共演する指揮者やオケが凡庸でも、実力以上の演奏に引き入れてしまうことが往々にしてあるから面白い。

    ここではわたしが嫌いなショパンとプロコフィエフの2つの協奏曲をデュトワ指揮のモントリオール響をバックに弾いていますが、そのとおりの化学現象が生じています。ラビノヴィッチ指揮のスイス=イタリア交響楽団とのシューマン、ショスタコではもっと高度な次元で音楽が燃焼していて聴きごたえがある。4枚で1100円のお値段も魅力です。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/03/24

    なんたってオペラはヘルベルト・フォン・カラヤン。そのカラヤンが指揮したオペラをこれでもか、これでもかと聴かせてくれる71枚のCDだ。小澤なんぞと違って凡庸な演奏はただの1枚もない! おまけに録音も音質も最高でしかも1枚134円の廉価盤と来る。これを買わない奴は阿呆だぜ。

     驚くのは1950年代にウィーン・フィルと録音した『魔笛』『フィガロの結婚』『コシ・ファン・トゥッテ』の完成度の高さで、後年のベルリン・フィルよりもこちらの気品と流麗さを取る人も多いだろう。

     70年から80年代のワーグナーやヴェルディこそカラヤン芸術の最高峰であり、これを耳にすればもう当節の吹けば飛ぶよな尻軽指揮者の風俗オペラなんぞに間違ってもブラボーと叫ばないだろうて。

     特に最近のN響のストラッキンのコンサートで絶叫していたアホ馬鹿男に、この超弩級セットを薦めたい。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/03/24

    フィルハーモニア管弦楽団による最初のベートーヴェン全集などは後年のものに比べるとトスカニーニ流のコンブリオが感じられるが、肝心の音がウィーン・フィルに比べると粗削りで大いに流麗さに欠ける。フィルハーモニアとの代表曲は、ワルトトイフェルのスケーターズ・ワルツのようなチャーミングな小品集ではないだろうか。

    長年にわたる練習台であったフィルハーモニア管を捨ててベルリン・フィルと組んだブラームスやチャイコフスキーやリヒアルト・シュトラウス、そしてワーグナーの膨大な録音は、年を経るごとにレガートの度が強く、表情が陰影と官能に富み、音の味付けが濃厚になっていく。

    カラヤンの後継者となったアバドやラトルがその余りにも強烈な臭さを捨てて蒸留水のように淡い味付けに走ったのもむべなるかな。しかして1984年の最後のEMI録音はムターのヴァイオリン独奏によるヴィヴァルディの「四季」であるが、これほどバロックと縁遠い解釈も少ないだろう。


    ああいやらしカラヤンのレガートサーカス劇場でもそのえげつなさが忘れられなくて
     蝶人

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  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/11/03

    ワーグナー、チャイコフスキー、ドヴォルザーク、マーラー、リヒアルト・シュトラウスを天才指揮者ミュンシュがボストン交響楽団をドライヴして聴かせる7枚組の超廉価CD。

    どれも素晴らしく聴きごたえがあるが、特に凄いのがマーラーの歌曲「さすらう若者の歌」と「亡き子をしのぶ歌」で、カナダの歌手モーリン・フォレスターの沈湎たる歌唱が深々と心に響く思いもかけない名盤である。

    チャイコフスキーの4番と6番の交響曲、「ロメオとジュリエット」、「フランチエスカ・ダ・リミニ」「弦楽セレナーデ」もオケが歌いに歌いまくっており、彼らが当時のクラッシック界のトップを走る名コンビであったことを立証してあますところがない。これほど輝かしいオーケストラを30年近くかかってメタメタにした小澤征爾に無理矢理聴かせてやりたい珠玉の演奏揃いである。

    10人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/10/23

    大廉価メーカーのソニーグループが傘下レーベルを総動員して編んだヘンデルの偉大なオペラを2週間ほどで聴き終えました。

    この「音楽の母」には全部で40曲以上のオペラがあるようですが、そのうちの比較的ポピュラーな8曲、すなわちリナルド、ジューリオ・チエーザレ、タメルラーノ、ロデリンダ、アレッサンンドロ、ロターリオ、パルテーノペ、セルセをジャン・クロード・マルゴワール指揮王室大厩舎・王宮付楽団、ジュリアス・ルーデル指揮ニューヨーク市オペラ管、ミハエル・シュナーダー指揮ラ・スタジヨーネ、クイケン指揮ラ・プチットバンド、アラン・カーチス指揮イル・コンプレッソ・バロッコでくいくいと聴かせてくれる素敵な22枚組CDセットです。

    80年代初頭のサンフランシスコでは、ヘンデルのオペラに初めて接したというバークレー校の大学生が、オペラハウスで興奮しながら「これは誰の作品か」と東洋人の私に尋ねたくらいマイナーな存在でしたが、今では世界中でライブが興行されて多くの聴衆を集めるようになり同慶に堪えない。

    どの曲も演奏も録音もすぐれていますが、とびきり新鮮なのはマルゴワール指揮王室大厩舎で、古楽器ながら現代的センスと解釈で、いつまでも私のロバの耳を惹きつけてやまないのでした。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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