ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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CD 輸入盤

ピアノ五重奏曲、弦楽四重奏曲第3番 ピョートル・アンデルジェフスキ、ベルチャ四重奏団

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALPHA360
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲、弦楽四重奏曲第3番
ピョートル・アンデルジェフスキ、ベルチャ四重奏団


「伝統に捉われず、メンバーたちが持つ様々な文化的背景に裏打ちされたダイナミックで自由な音楽解釈」で知られるベルチャ四重奏団は、1994年、英国王立音楽大学の学生たちによって結成されたアンサンブル。幅広いレパートリーを持ち、古典派、ロマン派の作品の演奏、録音だけでなく、タネジやペンデレツキ作品の世界初演を手掛けるなど、活発な活動を行っています。なかでも2011年から2012年にかけて録音されたベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集と、2014年から2015年録音のシェーンベルク&ベルク&ヴェーベルン:室内楽曲集は“エコー・クラシック賞”、ブラームスの弦楽四重奏曲全集は“ディアパソン・ドール賞”を受賞、世界中で高く評価されています。
 彼らの新しいアルバムはショスタコーヴィチの2つの作品を収録。彼らの卓越したアンサンブルと洗練された演奏は、交響曲第9番がソ連当局に批判された直後に書かれ、初演時に改訂されたとされる問題作「弦楽四重奏曲第3番」の本質を探求します。また、最高傑作とされるピアノ五重奏曲には名手アンデルシェフスキが参加。最高レベルの音楽性の出会いが実現しました。(写真c Marco Borggreve)(輸入元情報)

【収録情報】
ショスタコーヴィチ:
1. ピアノ五重奏曲ト短調 Op.57
2. 弦楽四重奏曲第3番ヘ長調 Op.73


 ピョートル・アンデルジェフスキ(ピアノ:1)
 ベルチャ四重奏団

 録音時期:2017年6月
 録音場所:イギリス、スネイプ、ブリテン・スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

内容詳細

ピアノ五重奏曲が熱い。出だしのアンデルジェフスキのピアノですべてが決まる。暗く激しい情熱を発散させる切り口がSQに伝播し全体を燃え上がらせる。何という才気だろう! 一方、問題作として知られる弦楽四重奏曲第3番のアイロニーと意味深さも際立ってくる。ベルチャSQの代表盤として推せる。★(弘)(CDジャーナル データベースより)

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アンデルジェフスキと共演したピアノ五重奏...

投稿日:2018/08/21 (火)

アンデルジェフスキと共演したピアノ五重奏曲ももちろん堂々たる名演。特にバロック的なプレリュードとフーガ(第1〜2楽章)に対して第3楽章スケルツォの異化(パロディ)効果を尖鋭に打ち出しているのは目新しいところだ。しかし、弦楽四重奏曲第3番はそれ以上の驚異的な名演。直前に書かれた交響曲第8番、第9番に通ずる劇的なプログラムを持ち、全15曲の弦楽四重奏曲中でも屈指の人気曲だが、ベルチャSQならではの表現主義的な解釈が生きている。「ハイドン風」とも評される一見、能天気な第1楽章からして、微妙な緩急の変化と不協和な響きの強調で早くも不穏な予感を漂わせる。ピアニッシモとスタッカートを徹底させた第2楽章中間部も出色。来るべきカタストローフにおびえる繊細な心の震えを余すところなく描き出している。そしてついに第3楽章では凄まじい暴虐の到来。悲嘆に暮れる第4楽章を経て、第5楽章はちょうど第8交響曲終楽章のような、諸手を上げて喜びは歌えないけれど、とりあえず痛みを抑え込んで終結を迎えようという音楽。第1楽章の楽想が戻ってこようとするが、第4楽章の悲歌に打ち消されてしまう。ベルチャSQはかつてなく遅いテンポをとって、デリケートな音楽の襞を丁寧に描いている。パシフィカSQの清新かつ鮮麗な全集の登場で、さすがに晩年の諸作(第12番以降)では「深み」が足りないものの、それ以外の曲については、もう他の演奏の出番はあるまいと思われたショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲だったが、まだまだ新たな解釈の余地があることを見せてくれた。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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