ジブリの教科書 3 となりのトトロ 文春ジブリ文庫

スタジオジブリ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784168120022
ISBN 10 : 4168120023
フォーマット
出版社
発行年月
2013年06月
日本
追加情報
:
335p;16

内容詳細

あのへんな生き物って、そもそも何なの? あさのあつこ、半藤一利ら豪華執筆陣が、不思議な魅力に満ちたトトロの秘密を解き明かす。

【目次】

ナビゲーター・あさのあつこ
トトロのとなりで。──少女の解放の物語

Part1  映画『となりのトトロ』誕生
スタジオジブリ物語『となりのトトロ』編
鈴木敏夫 二本立て制作から生まれた奇跡

・viewpoint・半藤一利
大きな忘れ物

Part2 監督が語るトトロの世界
宮崎 駿 トトロは懐かしさから作った作品じゃないんです

Part3   『となりのトトロ』の制作現場
[美術]
男鹿和雄 「ここまでやったのは、初めてですね。ずいぶん修業になりました」
[原画]
二木真希子 「やってる時はいつも、もういやだって思うんですよ」
[仕上]
保田道世 「優しくて透明感のある色が欲しいとオリジナルの色の絵の具を作りました」
[録音演出]
斯波重治 「『ナウシカ』『ラピュタ』以上に神経を使ったところも」
[音楽]
久石 譲 「日本が舞台でも あえてそれを意識しなかった」
宮崎 駿×糸井重里 読者とか観客をちゃんとやれる人って少ないですよ、いま
宮崎吾朗  「マックロクロスケ出ておいで!」の家
宣材コレクション
映画公開当時の新聞記事を再録!

Part4  作品の背景を読み解く
中川李枝子 鈴木さん・宮崎さん そして トトロと 私
川上弘美 涅槃西風(ねはんにしかぜ)
鎌田東二 鎮守の森から見たトトロ論

from overseasピート・ドクター トトロから学んだこと
小澤俊夫 昔話の語法から見た『となりのトトロ』
藤森照信 人間の住まいに、お化けはどう住んだか
長島有里枝 トトロの中の家族の記憶
蓬田やすひろ 鏑木清方と『トトロ』の絵づくり
平松洋子 追憶のかなたで輝く味
淀川長治 私の、トトロ!

大塚英志 『となりのトトロ』解題
出典一覧
宮崎駿プロフィール
映画クレジット

ユーザーレビュー

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シリーズ3巻目となりますが、宮崎監督のイ...

投稿日:2014/12/15 (月)

シリーズ3巻目となりますが、宮崎監督のインタビュー他内容充実の1冊です。家族にとってもジブリ映画のなかで最も思い出深い映画。シネマ・コミック版と併せて、我が家のお宝です。

ゼンチャン さん | 千葉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • へくとぱすかる さん

    1988年公開。残り1年未満だけど、確かにトトロは「昭和のアニメ」だった。ノスタルジーのために作ったのではない、という言明が繰り返されている通り、今の子どもが見ても、そのままで楽しい映画だ。サツキやメイだって、50年前の「現在」を生きたのだから。自然やエコロジーについて論じる以前に、子どもの心と成長は、今も昔も変わらないのだと思う。二人が何気なく周囲の子どもたちの世界に溶け込んでいくエンドロールで、続編はないのだ、ということに納得するか、それともその後を知りたいか。そこがファン心理の難しいところ。

  • へくとぱすかる さん

    「ジブリの教科書」シリーズで、読んだ本はこれだけ。他にも魅力的なアニメはあるけれど、今後ファンとしての目線で読むことはあっても、物語が謎そのもの、引きこまれる魅力ある存在として、いつまでも記憶にとどまるのは「トトロ」をおいて他にない。本書に寄稿した人々が語る口調が、すでに魅入られているかのようだ。トトロとは何者か。こう問いかけるとき、すでに答えはわかっている。それでも聞きたくなる。何度でも。宮崎監督はノスタルジーで作ったのではないことを強調しているが、映画からひと世代の年月が過ぎた今こそ見たい。読みたい。

  • レモン さん

    美術の描き込みの細かさや子どもの動きのリアルな表現に大人になってから気づき感動した。本書でも何度観てもワクワクする、楽しめるという声が多く掲載され、深読みせず難しいことを考えずに楽しむのが一番な作品だと実感。糸井さんとの対談は前回読んだ時はほぼ理解できなかったのだが、少しわかるようになっていた。「となり」という関係性が良い。観賞後に涙した理由、感動した理由を自分に問いかけることを日頃からしてはいたけれど、もっと意識的に考えよう。

  • けんとまん1007 さん

    確かに、トトロはテレビで何回見ただろう?それでいて、書かれている通り、何度でも見てしまうし、その度に感動してしまう。意外だったのは、興行収入はそれ程でもなかったということ。ただ、そのあとで長く愛され続けているということだ。懐かしさを覚える背景や、そうそうあるあるということ。そして何より、おばあちゃんとお父さんの声。今でも、脳裏をよぎるくらいに、脳裏に焼き付いている。ここに籠められた宮崎監督の思いが凄すぎる。果たして、自分は、きちんとした読者・観客でいられるだろうか。

  • はるき さん

     ジブリ作品で何が一番好きか聞かれたら一晩悩む。で、結局答えが出ない。名作揃いの最強ラインナップですが、トトロを観ると、自分の子供時代が10倍くらいに美化されて脳内再生されます。とにかく良い!!

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