来たれ、新たな社会主義 世界を読む 2016‐2021

トマ・ピケティ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784622090731
ISBN 10 : 4622090732
フォーマット
出版社
発行年月
2022年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
235p;20

内容詳細

英国のEU離脱(ブレグジット)、トランプの勝利と敗北、マクロンの諸改革、プーチンの泥棒政治、新型コロナ、気候危機…激動する世界のただ中で、格差と闘うエコノミストは何を訴えたのか?ピケティが構想する「新たな社会主義」とは?2016年から21年初頭にかけて『ルモンド』紙に寄稿した時評から44本を精選し、新たに「序文」を付す。『21世紀の資本』から進化を続ける思考と格闘の軌跡。

目次 : 来たれ!社会主義 2020年9月/ 第1部 グローバル化の方向性を転換するために 2016‐2017(ヒラリー、アップル、そして私たち 2016年9月13日/ IMF、格差、そして経済研究 2016年9月20日/ 男女間の賃金格差―19パーセントか、64パーセントか? 2016年11月7日 ほか)/ 第2部 フランスのためにはどんな改革をすべきか? 2017‐2018(フランスの格差 2017年4月18日/ フランスのためにはどんな改革をすべきか? 2017年5月16日/ トランプはレーガンのパワーアップ版だ 2017年6月13日 ほか)/ 第3部 欧州を愛することは欧州を変えること 2018‐2021(欧州の民主化のためのマニフェスト 2018年12月10日/ 「黄色いベスト運動」と税の公正 2018年12月11日/ フランス革命前夜を彷彿させる債務危機 2019年1月15日 ほか)

【著者紹介】
トマ・ピケティ : 1971年、クリシー(フランス)生まれ。パリ経済学校経済学教授。社会科学高等研究院(EHESS)経済学教授。EHESSおよびロンドン経済学校(LSE)で博士号を取得後、マサチューセッツ工科大学(MIT)で教鞭を執る。2000年からEHESS教授、2007年からパリ経済学校教授。多数の論文を発表。経済発展と所得分配の相互作用について、主要な歴史的、理論的研究を成し遂げる。世界不平等研究所および世界不平等データベースの共同ディレクター、「欧州の民主化のためのマニフェスト」の発起人も務める

山本知子 : フランス語翻訳家。早稲田大学政治経済学部卒業。東京大学新聞研究所研究課程修了

佐藤明子 : 翻訳家。東京大学理学部生物化学科卒業。理化学研究所勤務を経て、英語・フランス語翻訳に携わる。メディカル関係の実務翻訳をはじめ、書籍や雑誌翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • まゆまゆ さん

    格差を広げ地球環境を使い果たす現在の資本主義の体制に変わる、格差縮小と教育や雇用への平等なアクセスを保証する社会を目指す新しい参加型の社会主義について考えていくことを訴える時事コラム集。確かに現状を嘆いていても始まらない。一人ひとりが同じ方向を目指すための体制づくりが急務なんだろうけど……

  • くらーく さん

    ルモンド紙の寄稿を本にまとめたのね。時系列なので、その当時の事が思い出して懐かしいね。トランプ大統領の当選は、ピケティ氏のような良識的?な人には、想像以上にショックだったのだろう。r>gとなっている世界では、資産に課税して、不平等を少しでも小さくしないと、という考え方には賛同する。本書でもしつこく格差是正、不平等軽減を謳っている。社会主義って言葉にはちょっと引くけど、経済的な社会主義はありだと思う。実際、ビル・ゲーツやウォーレン・バフェットのような超資産家達も増税しろ、と言っているしな。小欲知足だなあ。

  • むっち さん

    少なくとも私は「21世紀の資本」 までピケティは知らなかったが、新聞連載のコラムで、彼の社会民主主義者としての主張は明解で小気味よい。格差が拡大する事を容認する資本主義を放置する事は時代遅れであるばかりか温暖化防止とも両立するはずがない。ヨーロッパは世界規模の資本規制のための具体的政体を作る必要がある。格差にあえぐ人は自分たちの敵が移民や他国だとごまかす国家主義者と決別しないと未来がない。アメリカ民主党エリートはポピュリズム政治になびく人が多い原因を格差を放置する自らの政策が原因であることに気づくべきだ。

  • yasu7777 さん

    ★★★☆☆ 稲沢3556-284

  • mnr さん

    意外と読みやすい。富裕者層や二酸化炭素排出量が多い人・企業に対して多く税を課し、その分を若者の教育や環境問題に当てるべき、という主張が一貫して見られた。また、すべての国の主張を重んじるあまり、結局何も決められないEU議会に対する失望が見られた。 植民地にされた国が、統治していた国に解放を求めるため賠償金を払っていたことや、奴隷解放の際、奴隷所有者に対して国が手厚い補助をしていたことを知らなかったので勉強になった。 日本にもピケティのような人がいたらいいなと思う。データは多い方がいい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

トマ・ピケティ

1971年、クリシー(フランス)生まれ。パリ経済学校経済学教授。社会科学高等研究院(EHESS)経済学教授、世界不平等研究所および世界不平等データベースの共同ディレクター。EHESSおよびロンドン経済学校(LSE)で博士号を取得後、マサチューセッツ工科大学(MIT)で教鞭を執る。2000年からEHE

プロフィール詳細へ

ビジネス・経済 に関連する商品情報

おすすめの商品