CD 輸入盤

チェンバロのための作品集 ハンス・ピシュナー(10CD)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BC0300570
組み枚数
:
10
レーベル
:
:
Germany
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

バッハ:チェンバロ作品集(10CD)
平均律クラヴィア曲集全曲、ゴルトベルク変奏曲、インヴェンションとシンフォニア、チェンバロ協奏曲、ほか
ハンス・ピシュナー


1914年ブレスラウ生まれのドイツのチェンバロ奏者で音楽学者のハンス・ピシュナーの10枚組バッハ・コレクション。このセットは今年100歳を迎えたピシュナーの業績を称えてリリースされるものです。
 ピシュナーはブレスラウでピアノとチェンバロ、音楽学を学び、1933年からソリストとして活動しますが、1939年に兵役に就き、その後ソ連軍の捕虜となって終戦を迎えています。
 戦後、1946年からワイマール音楽院で働き、1948年に教授に就任、1950年には東ドイツ国営放送のベルリン放送局音楽局長、1954年には文化省音楽部部長に就き、1963年にはベルリン国立歌劇場の総監督となります。そして、1978年には東ドイツ文化連盟の議長に就任して1990年解散まで在職するという、東ドイツ楽壇を政治面からサポートする立場にありました。
 その間、ピシュナーは演奏家としても活躍、1961年にはそのバロック音楽への功績に対してドイツ民主共和国国家賞が授与され、さらに、新バッハ協会の副会長に任命されてもいます。ピシュナーはコンサートだけでなく、レコーディングにも積極的に取り組み、平均律やゴルトベルク変奏曲、インヴェンションとシンフォニア、チェンバロ協奏曲などを録音して高い評価を得ていました。
 今回のセットは、そうしたピシュナーによる純ドイツ風ともいえる武骨ながらも独特の魅力のあるバッハ演奏をまとめて味わえるものとなっています。(HMV)

【収録情報】
Disc1
J.S.バッハ:
・2声のインヴェンションと3声のシンフォニア BWV.772-801
 録音:1968年

Disc2-5
・平均律クラヴィーア曲集全曲 BWV.846-893
 録音:1962年、1965年

Disc6
・イタリア協奏曲 BWV.971
・半音階的幻想曲とフーガ BWV.903
・フランス風序曲 BWV.831
 録音:1971年、1972年

Disc7
・ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
 録音:1968年

・2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ BWV.1037
 ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
 イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン)
 録音:1957年(モノラル)

Disc8
・チェンバロ協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052
・チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調 BWV.1056
・チェンバロ協奏曲第2番ホ長調 BWV.1053
 ベルリン交響楽団
 クルト・ザンデルリング(指揮)
 録音:1963年

Disc9
・2台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調 BWV.1061
・2台のチェンバロのための協奏曲第3番ハ短調 BWV.1062
・2台のチェンバロのための協奏曲第1番ハ短調 BWV.1060
 イゾルデ・アールグリム(チェンバロ)
 シュターツカペレ・ドレスデン
 クルト・レーデル(指揮)
 録音:1965年

Disc10
・3台のチェンバロのための協奏曲第1番ニ短調 BWV.1063
・3台のチェンバロのための協奏曲第3番ハ長調BWV.1064
・4台のチェンバロのための協奏曲 BWV.1065
 イゾルデ・アールグリム(チェンバロ)
 ズザナ・ルージイチコヴァ(チェンバロ)
 ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(チェンバロ)
 シュターツカペレ・ドレスデン
 クルト・レーデル(指揮)
 録音:1965年

・フルートとヴァイオリン、チェンバロのための協奏曲 BWV.1044
 エルヴィン・ミルツコット(フルート)
 マックス・ミハイロフ(ヴァイオリン)
 ベルリン室内管弦楽団
 ヘルムート・コッホ(指揮)

 ハンス・ピシュナー(チェンバロ)

ユーザーレビュー

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大時代的なバッハです。 今となっては、荘...

投稿日:2024/05/21 (火)

大時代的なバッハです。 今となっては、荘厳な、現代チェンバロの、重い演奏です。まあ、これはこれで、いいのではないかと思います。聴いていて疲れるというか、身構えてしまいます。

Human@TheEarth さん | 愛知県 | 不明

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使用楽器はモダンチェンバロ(ノイペルト)...

投稿日:2020/05/11 (月)

使用楽器はモダンチェンバロ(ノイペルト)。出てくる音は柄が大きくて低音域は鈍重、高音域はシンセサイザーみたい。今となってはかえって希少価値がある楽器かもしれない。演奏スタイルは楷書体の謹厳実直なもの。カール・リヒターやヘルムート・ワルヒャと同じ路線で、ピシュナーも頑固さでは負けていない。古楽器ブームが起きる前はこういうものものしいバッハ演奏が尊重されていたのだ。演奏スタイルは随分と古めかしくなってしまったが、この録音全体にあふれている真摯な姿勢、生真面目さが醸し出す端正な雅趣は時間の経過によって古びてしまうものではなく、今でも傾聴に値する。軽快なスピード感や意表を突く演出を売り物にする古楽器演奏と対照的な渋くて重厚なバッハも悪くない。102歳で大往生した演奏者の100歳記念盤とのこと。100歳の誕生日を祝うためのCDなんて前代未聞、これが最初で最後かも。録音はステレオが大半で、モノーラルも聞きやすい音質で不満はない。1台のチェンバロのための協奏曲のバックは、クルト・ザンデルリンク指揮ベルリン交響楽団(現在のベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団)で、なかなかの聞き物。2〜4台のチェンバロ協奏曲のバックはクルト・レーデル指揮のドレスデン・シュターツカペレ。こちらもまろやかな音でそつはない。ソロにはヴェイロン=ラクロア、イゾルデ・アーグリム、ズザナ・ルイジッチコーヴァラが参加している。

ROYCE さん | 神奈川県 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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