CD 輸入盤

マタイ受難曲 カール・リヒター&ミュンヘン・バッハ管弦楽団、エルンスト・ヘフリガー、他(1969年東京ライヴ ステレオ)(3CD)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALT417
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


天才リヒター伝説の東京公演。
手兵を引き連れ初来日で聴かせた不滅の『マタイ』。
NHKオリジナル音源より新マスタリングで復活!


NHKが収録していた1969年リヒター初来日時のライヴ。96年の発売盤以降リリースがなく、入手困難だった貴重音源です。このたび復刻に際し「ALTUS」が入念にリマスターを施し、最高水準の音質で商品化いたしました。バッハの大家リヒターの圧倒的な世界がこれまでにない精度で広がる感動の逸品です。
 リヒターと言えば58年スタジオ録音の『マタイ』が超名盤として君臨していますが、ライヴのリヒターもぜひ聴いて頂きたいです。重厚巨大な響きによる圧倒的存在感、そして生演奏ならではの熱気に唸らされます。厳しく力強い音の運びでありながら、時としてロマンティックなうねりも厭わない、今や懐かしさすらある強烈なバッハ演奏。迫真の音楽が心を抉る大名演です。冒頭合唱での深く重いバスの保続音と壮大無比な世界観から既にバッハの化身と化したリヒターの独壇場。「バラバを!」の減七和音は恐るべき凄まじさ。「本当に、この人は神の子であった」のくだりも鳥肌が止まらない、時代を超越した美しさの極致です。

「バッハ解釈者としてのリヒターの名を不滅のものとした、アルヒーフ・レーベルでのセッション録音(1958年)の、新即物主義的な峻厳そのものの解釈と生々しい響きの演奏にくらべて、より響きがやわらかなレガートで進行も自然、波うつように大きな呼吸と感興がある。」〜山崎浩太郎氏の解説より〜(販売元情報)

【収録情報】
● J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV.244


 ウルズラ・ブッケル(ソプラノ)
 マルガ・へフゲン(アルト)
 エルンスト・ヘフリガー(テノール)
 キート・エンゲン(バス)
 ペーター・ファン・デア・ビルト(バス)
 ミュンヘン・バッハ合唱団
 ミュンヘン・バッハ管弦楽団
 カール・リヒター(指揮)

 録音時期:1969年5月5日
 録音場所:東京文化会館
 録音方式:ステレオ(ライヴ)
 国内プレス
 日本語帯・解説・歌詞対訳付

ユーザーレビュー

総合評価

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リヒター先生のマタイ受難曲といえば、世評...

投稿日:2019/12/14 (土)

リヒター先生のマタイ受難曲といえば、世評高いセッション録音が何度も何度もリマスター等で高音質化され発売され続けて遂にはシングルレイヤーSACD化にまで達しているのに対して、この、録音年代からすると史上二番目にあたる東京ライブはHMVレヴューにも書かれておりますように90年代にDGアルヒーフレーベルで出されて以来、再発売もなくまったく市場から忘れられていた存在でした。これに次ぐのがユニテルの映像のサントラ、そしてロマン的な振幅が大きくキビキビとした峻厳さが失われ、あまり評判の芳しくない(というよりも皆さん評価に戸惑っている感じの)最終セッション録音などと比べると、様式的にはちょうど中間点の演奏がこの東京ライブです。初期の峻厳さはそのままに、ライブならではの自由闊達さもあり、同時にライブならでは演奏上の瑕疵も含めて、個人的には実は私はこれが一番のお気に入りなのです。特にエヴァンゲリストのエルンスト・ヘフリガー先生、のちの二つの録音ではペーター・シュライヤー先生に代わってしまいましたが、ヘフリガー先生の全人格的な背景すら投影されているとさえ思わせる語りのすばらしさには遥か昔の十代から心奪われ現在に至っております。その魅力を一言でいえば人間的な暖かさ、です。完璧なセッションとは違って音程の危うさや声の擦れなどありますが、そのことがかえって生身の人間の温もりを感じさせます。リヒター先生は誰が聴いても明らかに、イエスの死の直後天変地異が起こり、人々が「この人は本当に神の子だったのだ」と呟くコーラスの部分にクライマックスを設定していておりまして、それはセッションでもユニテルのサントラでも同様です。テンポをぐっと落とし大変息の長いクレッシェンドで長く続いた悲劇の緊張から聴く者を一挙に開放してくれるのですが、その直前のエヴァンゲリストのErdbeben und was da geschah. erschraken sie sehr und sprachen のとこ、さすがのヘフリガー先生もここのund sprachenが辛そう、苦しそう。でも私はこのくだりにいつだって心打たれる。十代の少年のときも今みたいなジジイになってもそれは変わらない。この名録音が最新のリマスターでどう再現されるのか。興味は尽きません。

John Cleese さん | 静岡県 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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  • 作成者:ゾロアストロさん