CD 輸入盤

無伴奏チェロ組曲 全曲 セルゲイ・マーロフ(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SM343
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


バッハ:無伴奏チェロ組曲〜ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラによる演奏

幼い頃からヴァイオリンを習い、モーツァルテウム音楽院で学び、ヴィオラも演奏するロシア出身のマーロフ。これまでにミュンヘン、ハイフェッツ、パガニーニなど多くの国際コンクールで優勝、もしくは上位入賞を果たしてきました。
 彼は大好きなバッハの無伴奏チェロ組曲を聴く度に、どんな名手による演奏でも不必要に重々しくなってしまうことに違和感を覚え、ヴィオラで演奏する方が自由に技術を駆使できることに気づきました。そして2009年、偶然にヴィオロンチェロ・ダ・スパッラによる組曲第2番の動画と出会います。
 18世紀に使用されたこの楽器は、ヴィオラよりも大きく厚みもあり、首から肩にストラップをかけて自然な姿勢で演奏でき、精緻なニュアンスを出せる、マーロフにとって理想の楽器でした。とりわけ組曲第6番は、元々5弦のチェロのために作曲されたものであり、偉大なチェリストたちのように超絶技巧を駆使して4弦チェロで演奏するのではなく、バッハはより自然な形でのびやかに演奏してほしかったのではないか、というのがマーロフの持論です。また、運命の出会いとなった動画で演奏していたバディヤーロフは、マーロフが幼いころに楽器を調整してもらったことのある人であり、今回、早速バディヤーロフに楽器を作ってもらい、満を持してのアルバムが完成しました。全体的に軽やかな演奏で、驚くことにCD1枚に全曲が収まっています。(輸入元情報)

【収録情報】
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 全曲


●第1番ト長調 BWV.1007
●第2番ニ短調 BWV.1008
●第3番ハ長調 BWV.1009
●第4番変ホ長調 BWV.1010
●第5番ハ短調 BWV.1011
●第6番ニ長調 BWV.1012

 セルゲイ・マーロフ(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)

 録音時期:2018年
 録音場所:Interjam Studios, Berlin
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

ユーザーレビュー

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演奏それ自体に対する不満はないのだが、ヴ...

投稿日:2023/05/23 (火)

演奏それ自体に対する不満はないのだが、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラという楽器については注意が必要かもしれない。ヴィオラがその音域に比して小ぶりな寸法であり、やや無理のある設計からあのような(独特の)音色となることはよく知られている。これと同じことがこの「復元」されたヴィオロンチェロ・ダ・スパッラという楽器についても(より強く)あてはまる。低音の響きの乏しさを含め、音響的魅力には問題があり、この楽器が滅んでしまったのも無理はない。ただし、低音の響きの乏しさがむしろ弦楽合奏などでは有利だと考える向きもあるだろう。 なお、1732 年に Johann Friedrich Mejer という人物によって書かれドイツのハレで出版された著作(Museum musicum theorico practicum, Halle, 1732)では「ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラはストラップで胸に繋がれ、かつまた右肩に載せて演奏される。ただし、ほとんどの奏者はそれを脚の間に保持する」とされており、「ダ・スパッラ=肩の」という名称にもかかわらず、それは現在のチェロと同様に脚で挟む奏法の(単に小型の)楽器を指していたことがわかる。チェロ組曲が作曲されたバッハのケーテン時代(1717-1723)から10年ほどでケーテンの至近であるハレの地での演奏習慣が激変したとは思われないので、仮にバッハがチェロ組曲(のいくつか)をヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを念頭に作曲したと考える場合でも、その楽器は現在のチェロと同様の楽器であったであろう。 というわけで、このディスクでも用いられたドミトリー・バディアロフの手によって「復元」されたヴィオロンチェロ・ダ・スパッラと称する楽器の歴史的真正性はかなり疑わしいことに注意が必要だろう。

Kamui さん | 東京都 | 不明

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ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラという楽器...

投稿日:2020/07/19 (日)

ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラという楽器初めて聞きました。写真があるので分かりやすくて良かったです。とても明るい響きでこの曲の印象が変わるような感じですが、とっても気持ちよく聞けました。買って大正解。 ところで。HMVで購入するとしばしは請求金額を間違えていて、クレームしても全く音沙汰ないということがおこります。こういう仕事はいかがなものかと思います。この会社の請求書はしっかりと見ないと危ないですよ。

DI さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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