モーリス メ-テルリンク

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青い鳥 講談社青い鳥文庫

モーリス メ-テルリンク

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062853828
ISBN 10 : 4062853825
フォーマット
出版社
発行年月
2013年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
320p;18

内容詳細

「ほんとうのしあわせって何?」−−幸福の青い鳥を探すチルチルとミチルの旅路の物語を、江國香織の美しい新訳でおくります。

【著者紹介】
モーリス・メーテルリンク : 1862年ベルギー生まれ。詩人、劇作家。1911年にノーベル文学賞を受賞。第二次大戦中、ナチス・ドイツのベルギー侵攻にあい、ポルトガルからアメリカへ渡る。戦後、フランスへ戻り、1949年ニースにて死去

江国香織 : 1964年生まれ。作家、翻訳家、詩人。1991年に童話集『こうばしい日々』で産経児童出版文化賞および坪田譲治文学賞、1999年に『ぼくの小鳥ちゃん』で路傍の石文学賞など受賞多数

高野文子 : 1957年生まれ。まんが家。1982年に『絶対安全剃刀』で日本漫画家協会賞優秀賞、2003年に『黄色い本』で手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mm さん

    江國香織さんが文を書いて、高野文子さんが挿絵をつけるという良い組み合わせであったし、青い鳥は家にいたというオチ以外よく覚えていないなぁと読んでみました。元々は戯曲だったのですね。底本として、英訳アレクサンダー・テイシェラ・ド・マトーのbluebirdが使われているそうです。戯曲を文にした苦心の作。見えないものに気がつく、見せかけに騙されない、各々がなすべきことをなすという教訓的な面だけでなく、それぞれがそれらしくあること、気まぐれにも不幸にも目をそむけない視線が生きるということへの励ましになってます。

  • ぐうぐう さん

    もともとメーテルリンクの『青い鳥』は戯曲として発表されているので、今回の新訳は、江國香織によるノベライズと言い換えてもいいのかもしれない。外見の美しさに惑わされるのではなく、心の目で物事を見ることで真の価値や、何が大事なのかがわかるという主題に貫かれた物語が、独創性のあるエピソードの数々で綴られている。また、高野文子の箱庭を思わせるイラストが、『青い鳥』に込められた批評性も内包しているようにも思え、実に懐の深い新訳本となっている。

  • はじめさん さん

    2020/11/28(土)14:00- 「青い鳥」読書会 オンラインでも参加できます。炭治郎と禰豆子の青い彼岸花を探すーーではなく、チルチルとミチルの青い鳥を探す旅! https://bookmeter.com/events/7854

  • Tui さん

    たとえ不幸と感じる状況にあっても、見方や捉え方を変えると暖かさに満ちているもの。すべてに魂が宿っているとするあたりアニミズムのようでもあり、心洗われます。…とまあ、普段やや偏ったテーマの本を選びがちなこの頃、たまに児童文学を読むと心の奥深くの純粋さが呼び起こされ、己にもまだ清い部分が残っていたのかと、ちょっと安心できますね。そもそもは敬愛する高野文子先生が挿絵を描いているので購入。絵本『火打ち箱』でも用いられていた書き割り風の絵は、一見シンプルでも奥深く、物語そのもののようでした。

  • ヤス さん

    私たちは大人になるにしたがって「快楽」と「幸福」をごちゃまぜにしてしまって、子どものときに見えていた本物の「幸福」が見えなくなってしまう。世界を眺める目もどんどん貧しくなってしまう。子どものときは犬、パン、木、水と会話し一緒に遊んでいた。もともと個人個人が自由に思い描いた世界が「現実」だったはずなのに、他人や常識と合意のとれた世界のことを「現実」と呼ぶようになってしまった。私たちが大人になっても小説を読んだり、アニメを見たりするのは「現実からの逃避」ではなく、「現実への回帰」なのかもしれない。

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