レーガー、マックス(1873-1916)

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CD 輸入盤

ヴァイオリン協奏曲 エレナ・デニソヴァ、アレクセイ・コルニエンコ&グスタフ・マーラー・アンサンブル

レーガー、マックス(1873-1916)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OC1862
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


レーガー:ヴァイオリン協奏曲
エレナ・デニソヴァ、コルニエンコ&グスタフ・マーラー・アンサンブル


2016年のレーガー・メモリアル・イヤーを記念し、数多くのレーガー作品がリリースされましたが、この長大なヴァイオリン協奏曲は演奏家にとっても難曲であり、録音数もあまり多くありません。もちろんヴァイオリンには高度な技術が要求されますが、オーケストラ・パートの比重も高く、ブラームスのピアノ協奏曲のように「ヴァイオリンを伴う交響曲」と呼んだほうがしっくりくるという作品です。

ソリストを務めるのは、ロシアで生まれ、現在オーストリアで活躍する名手エレナ・デニソヴァ。4歳から演奏活動をはじめ、11歳で初のレコーディングを行ったほどの神童で、多くのコンサート、音楽祭に出演し、その高い音楽性で聴衆を魅了しています。このヴァイオリン協奏曲は、バックを務めるアンサンブルも重要な役割を果たしますが、共演したグスタフ・マーラー・アンサンブルは、デニソヴァとコルニエンコの2人が1996年に「珍しい作品を上演する」ことを目的に設立。作品によってプレイヤーの数を変化させるなど、常に柔軟で意欲的な演奏を行う団体です。(輸入元情報)

【レーガー】
13歳の時にバイロイトで『パルジファル』を聴いて作曲家になることを決意し、バッハやベートーヴェン、ブラームス、ワーグナーの影響を受けながらも独自の音楽世界を築き上げたマックス・レーガー[1873-1916]は、ドイツ後期ロマン派の作曲家。少年時代からピアノ、オルガン、ヴァイオリン、チェロを学び、また、カトリック教徒でありながらプロテスタントの女性と結婚、カトリック教会から破門されたという人物でもありました。(HMV)

レーガーは深酒や暴飲暴食が原因となったのか、43歳の若さで心臓発作で亡くなってしまいますが、創作エネルギーはものすごかったようで、オルガンやピアノ、オーケストラ、協奏曲、室内楽、声楽作品など1,000に及ぶ作品を書き上げています。

伝統的な素材や手法を多く用いながらも、高度な技術やユニークな着想で練り上げるその音楽スタイルは、基本的には厚みのある音調を志向したものが多いようです。しぶい抒情から挑発・諧謔に至るまで室内楽でも凝りに凝った表現を追求、作品によっては初演で物議を醸したりもしていましたが、中には美しい小品もあるなど、その音楽の幅の広さにもかなりのものがあります。



【収録情報】
● レーガー:ヴァイオリン協奏曲イ長調 Op.101
(室内楽編成 ルドルフ・コリシュ編 1922) [46:58]

 I. Allegro moderato [22:30]
 II. Largo con gran espressione [11:38]
 III. Allegro moderato, ma con spirito [12:50]

 エレナ・デニソヴァ(ヴァイオリン)
 グスタフ・マーラー・アンサンブル
 アレクセイ・コルニエンコ(指揮)

 録音時期:2003年4月
 録音場所:オーストリア、Neuer Saal des Karntner Landeskonservatoriums
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 原盤: ORF (CD351)
 Recording Producer: Dr. Gunther Antesberger
 Recording Engineer: Otto Berger

収録曲   

  • 01. I. Allegro Moderato - Elena Denisova/Gustav Mahler Ensemble
  • 02. II. Largo Con Gran Espressione - Elena Denisova/Gustav Mahler Ensemble
  • 03. III. Allegro Moderato (Ma Con Spirito) - Elena Denisova/Gustav Mahler Ensemble

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レーガーの没後、1922年にルドルフ・コリシ...

投稿日:2010/09/15 (水)

レーガーの没後、1922年にルドルフ・コリシュによって室内楽編成に編曲されたヴァイオリン協奏曲。伴奏は各1名ずつによる弦5部、フルート、クラリネット、ホルン、ハーモニウム、ピアノの合計10名(ティンパニなし) 小編成のメリットは何と言っても曲構成の見晴らしがよいことで、ちょっと他とは比べ物にならないくらいにこの響きは美しい。だが、難しく作曲されている部分はこうしてみてもやはり難しく聞こえるのはどうにも仕方がないものだ。サウンドがクリアになった分、ロマン派の協奏曲らしい厚ぼったさはなくなるから第3楽章あたりは少し寂しいかもしれない。録音状態はソリストを前面に出してリヴァーブまで掛けているのでデニゾヴァのファン(とソロヴァイオリンをしっかり聴きたい向き)には申し分のない出来であろう。テクニックは非常に優秀で、かなりの難曲である筈なのに淀みなくどんどん前へと進んでゆくことに、却って違和感を覚えるほどだ。第1楽章などシェルツァー盤(ブロムシュテット指揮)よりなんと5分も短い! 幾つか小節の省略でもあるのだろうか?と疑いたくなるが・・・

zaionji さん | 京都府 | 不明

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