ぬえの碑

京極夏彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065330722
ISBN 10 : 4065330726
フォーマット
出版社
発行年月
2023年09月
日本
追加情報
:
1280;20

内容詳細

百鬼夜行シリーズ17年ぶりの新作長編がついに!

殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。
消えた三つの他殺体を追う刑事。
妖光に翻弄される学僧。
失踪者を追い求める探偵。
死者の声を聞くために訪れた女。
そして見え隠れする公安の影。

発掘された古文書の鑑定に駆り出された古書肆は、
縺れ合いキメラの如き様相を示す「化け物の幽霊」を祓えるか。

シリーズ最新作。

【著者紹介】
京極夏彦 : 1963年北海道生まれ。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。1996年、『魍魎の匣』(講談社ノベルス)にて第四九回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。1997年、『嗤う伊右衛門』(中央公論社)にて第二五回泉鏡花文学賞を受賞。2003年、『覘き小平次』(中央公論新社)で第一六回山本周五郎賞を受賞。2004年、『後巷説百物語』(角川書店)で第一三〇回直木賞を受賞。2011年、『西巷説百物語』(角川書店)で第二四回柴田錬三郎賞を受賞。2016年、遠野文化賞を受賞。2019年、埼玉文化賞を受賞。2022年、『遠巷説百物語』(角川書店)で第五六回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 雪紫 さん

    「確かに、キメラだ・・・。」「天狗」と同時期かこれ・・・。ノベルス版「朽ちる散る落ちる」の表紙のように繋がってるようで繋がらない。でも重なるしいつものメンツは徐々に関わって、集まっていく(セッちゃんまで出て来るか)。もどかしさから取り憑かれ、飲み込まれる感じ。真相としては他のにもっと凄いのがあるのに憑き物を落とされた感が今までより強いのはどうしてなんだろう(かなり期間開いたから?)。後郷嶋さん関わり過ぎたら染まりそう。何故夜の鳥じゃなく、空の鳥なのか。読み終えて、ノートを見返して一番ストンと腑に落ちた。

  • 優希 さん

    単行本で再読です。分厚さにやられそうになりながら読みました。繋がるようで繋がらなく、最後に全てが集約される展開が見事としか言えません。接点のないまま話が進む流れはこのためにあったんだと思わされる感覚が好きだなと思わされます。「この世には不思議なものは何もないのだよ」。明彦さんの憑物落としにやられるのは時間が経っても変わらないですね。バラバラなパズルのピースがかっちりハマる。その一気にまとまる感覚に鳥肌が立ちました。この感覚が味わいたいのだなと思います。

  • nonpono さん

    今回はわたしが次に旅する地、日光だから嬉しくなった。あの「姑獲鳥の夏」から30年、シリーズの全てを踏破した。今回の妖怪、「ぬえ」は友人がブログのニックネームに使いわたしは知った。読後、ぬえの鳴き声がこだまする。黒衣の男が現れ始めると、しゃんとする。水戸黄門の印篭、金さんの桜吹雪じゃないんだが、ここからなんだ、憑き物落としが、ああ、始まる。「ーこの世にはね、不思議なものなど何もないのだよ、関口くん」、毎回、痺れる決め台詞、ああ、京極堂だ。わたしのテンションも上昇していく。至福な時間をありがとうございました。

  • yucchi さん

    父親を殺害したというメイド、行方不明の婚約者、消えた死体の謎。お馴染みのメンバーがそれぞれ調査を進めていくと集結する今回の舞台は日光。今回は比較的早く関口が京極堂と合流するので、あまりハラハラせずに済む。 そして京極堂が風呂敷を畳む時の安心感よ(笑) 今作はおどろおどろしさは少なめ。読了後に改めて装丁を見て発見したことがあるのだが、誰かぁ〜! 答え合わせしたい!(笑)

  • ふう さん

    「全ての道は日光に通ず」ってな17年ぶりの京極堂(但し出番少)。殺人の告白に戸惑う作家。消えた遺体を追う刑事。失踪した男を探す探偵。大きくこの三つの視点が軸となるがまぁこれに次々と色んな百鬼夜行のオールスターメンバー(思い出せない人も多々いた)が絡み、今何が起きているんだ(→とくには何も)、何が起きていたんだ(→とにかく色々)とまさしく「鵼」のような”事件”を形作る大長編。けど会話が多いので結構読みやすくもあった。とにかく読了後は充実感でいっぱい。やっぱり京極堂はいいわ。唯一無二だわ。

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京極夏彦

1963年北海道生まれ。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。1996年、『魍魎の匣』(講談社ノベルス)にて第四九回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。1997年、『嗤う伊右衛門』(中央公論社)にて第二五回泉鏡花文学賞を受賞。2003年、『覘き小平次』(中央公論新社)で第一六回山本周五郎賞を受賞。200

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