屍人荘の殺人 創元推理文庫

今村昌弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488466114
ISBN 10 : 4488466117
フォーマット
出版社
発行年月
2019年09月
日本
追加情報
:
381p;15

内容詳細

神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と明智恭介は、曰くつきの映研の夏合宿に参加するため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子とペンション紫湛荘を訪れる。しかし想像だにしなかった事態に見舞われ、一同は籠城を余儀なくされた。緊張と混乱の夜が明け、部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。それは連続殺人の幕開けだった!奇想と謎解きの驚異の融合。衝撃のデビュー作!

【著者紹介】
今村昌弘 : 1985年長崎県生まれ。岡山大学卒。2017年『屍人荘の殺人』で第27回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。同作は『このミステリーがすごい!2018年版』、“週刊文春”2017年ミステリーベスト10、『2018本格ミステリ・ベスト10』で第1位を獲得し、第18回本格ミステリ大賞「小説部門」を受賞。続編に『魔眼の匣の殺人』がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

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この作者が推理小説をほとんど読んだことが...

投稿日:2021/04/20 (火)

この作者が推理小説をほとんど読んだことが無いというのは本当でしょうか? それにしては推理小説の定石をきっちり押さえてますし、骨格もしっかりしてます。 読後感は坂口安吾の不連続殺人事件と似た印象を受けました。 奇抜な設定以外は極めてオーソドックスな造りの推理小説です。

三浦大根 さん | 神奈川県 | 不明

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とりあえず、どうしてゾンビウイルスみたい...

投稿日:2021/04/10 (土)

とりあえず、どうしてゾンビウイルスみたいなものを蔓延させるようになったのか詳しく書かれていないのがまず不満点。犯人が解明された後も、どうやって事が収束されたのかも詳しく書かれてないので、消化不良。

たまちゃん さん | 奈良県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ろくせい@やまもとかねよし さん

    「面白い」が読後の率直な感想!数々のミステリー関係賞を受賞しているが、その印象やタイトルから受ける想像を軽々と超えていく物語。展開もうまく、それを過不足なく理解させる表現には非常な感服である。偶然と必然を絡ませたミステリー。それは、人間の若年性、恋愛、本性によりストーリーをより厚くさせる。また、非日常と日常とを重ねるが、知らず知らずに現実であるかと錯覚させるイメージも与えていく。今までに経験がない読書経験。そんな感動をくれた今村さんを尊敬し、彼に感謝!

  • 射手座の天使あきちゃん さん

    やあやあ、遠からん者は音にも聞け、近くば寄って目にも見よ。 我こそは、デビュー作にして年度三冠に輝きし本格ミステリーなり、のちに射止めし鮎川哲也賞など行きがけの駄賃。腕に覚えの本読みならば、見事この謎を暴き手柄にせよ〜! と叫びたくなるような古風なタイトルからは想像できなかった『アレ』が登場する奇想天外・斬新なストーリーでした。まずまず楽しめました(笑)

  • おたま さん

    始まりはユーモアミステリー、登場人物はキャラがたっていてライトノベル風。途中から、登場人物たちが泊まった屋敷はある理由から「陸の孤島」となってしまう。この辺りは、ある種のホラー系物語の趣となっている。だが侮るながれ、中盤からの連続殺人事件の辺りからは新本格となってきて、解決場面では極めてロジカルなミステリーとなる。いろいろな楽しみ方ができるが、基本は極めて緻密に構成されたミステリーだと思う。解決のところは唸らせてくれる。また、この物語は、ある意味で3.11後にしか書けなかったミステリーでもある。

  • ehirano1 さん

    開幕の「剣崎比留子殿」で、これは陰謀論的サスペンスミステリーかと思いきや、第一章では本格推理の匂いがプンプンしました。これは何かとんでもないものを掴んだかもしれないと思いながら読み進めると、間もなくその予感は的中。そう殺人事件とゾンビのコンビネーションなんて初めてでした。ゾンビなのに殺人も事件もあったもんじゃないだろうwwwという冷めた思いが無いわけではありませんが、解説でゾンビをもってきた経緯が説明されて、この作家さんに興味を持ちました。どうやら続編もあるようですので会える機会を楽しみにしています。

  • ソルティ さん

    ミステリーとしておもしろい。デビュー作ってのも驚き。ただ登場人物たちの心情や背景が少し弱くて、動機や行動の意味が納得しきれず、肩入れ度も減っちゃう、のが残念。アレの登場でややコメディっぽく、そこがまたいい。主要メンバーたちのキャラももう少し増幅できればさらにいい。「もしかしてあいつらは、あいつらっていう人間のいちばん醜い部分を曝け出しただけなんじゃないのか。そのただ一点を除けばそんなに悪い奴らでもなくて、お前も俺も、誰かの一番醜い部分を指差して、人でなしだ、許せないって叫んでるんじゃないのか。(後略)」

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今村昌弘

1985年長崎県生まれ。岡山大学卒。2017年『屍人荘の殺人』で第27回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。同作は「このミステリーがすごい!」、週刊文春ミステリーベスト10、「本格ミステリ・ベスト10」で第1位を獲得し、第18回本格ミステリ大賞“小説部門”を受賞して国内ミステリーランキング4冠を達成、第15

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