シーソーモンスター

伊坂幸太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784120051821
ISBN 10 : 412005182X
フォーマット
出版社
発行年月
2019年04月
日本
追加情報
:
432p;20

内容詳細

我が家の嫁姑の争いは、米ソ冷戦よりも恐ろしい。バブルに浮かれる昭和の日本。一見、どこにでもある平凡な家庭の北山家だったが、ある日、嫁は姑の過去に大きな疑念を抱くようになり…。(「シーソーモンスター」)。ある日、僕は巻き込まれた。時空を超えた争いに―。舞台は2050年の日本。ある天才科学者が遺した手紙を握りしめ、彼の旧友と配達人が、見えない敵の暴走を阻止すべく奮闘する!(「スピンモンスター」)。

【著者紹介】
伊坂幸太郎 : 1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒。2000年「オーデュボンの祈り」で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。04年に『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞を、短編「死神の精度」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。08年には『ゴールデンスランバー』で本屋大賞、山本周五郎賞を受賞、14年『マリアビートル』で大学読書人大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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嫁と姑、それから幼い時に同じ事故で両親を...

投稿日:2021/06/24 (木)

嫁と姑、それから幼い時に同じ事故で両親をなくした子ども同士、という因縁の2組の話。嫁姑の話の方が面白かったです。元スパイとは…

ぽん さん | 岡山県 | 不明

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2つの話が収録されており、一見別の話です...

投稿日:2021/04/18 (日)

2つの話が収録されており、一見別の話ですが実は後から繋がってきます。最強の嫁姑の活躍が爽快。こんな風に年を取りたい!

とらばたー さん | 北海道 | 不明

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シーソーモンスター序盤から一気に引き込ま...

投稿日:2021/04/11 (日)

シーソーモンスター序盤から一気に引き込まれます。●「嫁姑の大事な相槌『さしすせそ』を知ってるか?」「さすがですね。知らなかった。素敵ですね。せっかくですから。そうですね」 ●「かなりまいってるな、北山」「病気になりそうです」「製薬会社の社員に相応しい言葉じゃないか」●大きな声はそれだけで恐ろしいんだよ。……だから、偉そうな言動をする人間は、ぼろが出るまでは、偉い人物として扱われやすい。 一方、スピンモンスターはいまいち。右目のカメラにSAの事故映像が録画されていたけど、カメラが埋め込まれたのはいつ?

serena26 さん | 愛知県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    本書は中央公論社の文芸誌『小説BOC』創刊に際して8人の作家の競演によって紡がれる「螺旋プロジェクト」の1作。伊坂の担当は昭和バブルと近未来。ここでは、それが「シーソーモンスター」と「スピンモンスター」の連作の形をとっている。いわば、序章と正編といった趣きで、全体のタイトルに反して後半にむしろ主題の結実があるようだ。近未来ということは、当然ながらそれはディストピアの様相を強く帯びることになる。およそ現代の作家たちにとって明るい未来は描きようがないほどに、「今」は逼迫した状況にあるのだろう。⇒

  • starbro さん

    伊坂 幸太郎は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。中央公論新社創業130周年記念「螺旋」プロジェクト第二弾です。 http://www.chuko.co.jp/boc/spiral.html 今回、「螺旋」プロジェクト完読倶楽部を組成しました。 https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11423997?sort=book_count&order=desc オススメは、表題作「シーソーモンスター」です。続いて薬丸 岳の「蒼色の大地」 へ。

  • うっちー さん

    プロジェクトのせいで強引なところも。スピンの方は近未来とのことですが、情報管理、操作はすでに始まっていて怖いです

  • ひさか さん

    小説BOC創刊号~5号(2016年4月~2017年4月)、6号~10号(2017年7月~2018年7月)掲載のものを加筆修正し、2019年4月中央公論新社刊。螺旋プロジェクト8作品の内の年代順で、8作品目。海族と山族の対立の物語、シーソーモンスターとスピンモンスターの2編を収録。テーマがファンタジー系で、時代も現代と近未来なので話もその流れになってしまうのは仕方が無いが、アイデア的には、陳腐。展開にも驚く程のものは無かった。それでも、一定の水準は維持していて、楽しめました。

  • ウッディ さん

    嫁と姑、2台の自動車事故で両親を失い遺された子供同士という海族と山族でなくとも、相性が悪そうな二人が主人公の2編でした。元スパイとして卓越した能力を持ちながら、今は平凡な主婦が反目する義母と力を合わせて夫の窮地を救う表題作。一通の手紙を届けたことで、追われる身となり、人工知能の監視から逃れ、依頼人の遺志を果たそうとする「スピンモンスター」。どちらも、伊坂さんらしい設定のスリルあふれる物語で、螺旋プロジェクトの一冊だが、単独作品としても楽しめるストーリーでした。妻と母の対立、監視社会、どちらも怖い怖い・・。

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伊坂幸太郎

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。04年『アヒルの鴨とコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、短編「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞(短編部門)、08年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞・第

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