おやすみなさい、また明日 キャラ文庫

凪良ゆう

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784199007392
ISBN 10 : 4199007393
フォーマット
出版社
発行年月
2014年01月
日本
追加情報
:
265p;15

内容詳細

たとえ記憶をなくしても、愛する気持ちは永遠──秘密を抱えた青年×臆病な小説家が紡ぐ純愛。

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読書メーターレビュー

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  • よつば🍀 さん

    「おやすみなさい、また明日」「スイート・リトル・ライフ」の二話収録。官能シーンがあるBL小説を読むのは初めてで戸惑いもあったが凪良さんの繊細でしなやかな文章はやっぱり素敵。「子どもがほしいから別れてくれ」と十年来の恋人に振られ、傷付くつぐみの前に現れたのは記憶障害の青年・朔太郎。互いに惹かれあいながらも相手の事を想い、別れを選択する二人がもどかしくも切ない。不器用にしか生きられない人、生き難さを抱える人、そんな人達を凪良さんはいつも大きな包容力で包んでくれる。朔太郎視点のSSは安堵と共に幸せな涙が零れる。

  • りゅう☆ さん

    10年付き合った恋人に子供が欲しいから別れてほしいと突然言われたつぐみ。もうね、本当に反則モン極まりなく腹立たしかったけど、現実を受け止めなければいけないつぐみの気持ちが苦しくて苦しくて。売れない作家、身寄りなし、一生そばにいると思ってた恋人は去った。不安と絶望しかない時に偶然朔太郎と知り合い、彼の祖父が管理人のアパートに住むことに。そして朔太郎の存在がつぐみに変化をもたらす。でも朔太郎はある秘密を抱えてた。背表紙のあらすじを見ちゃったので衝撃半減しちゃったよ。お互いが好きなのに恋愛はしないと決めていた→

  • JUN+ さん

    これからな小説家つぐみと事故の後遺症を抱える朔太郎の長い年月に渡った話だった。じっくり描かれていくそれぞれの心情描写、時には甘く、痛々しく、時にはせつなく。℃の月と星、大学ノート、山茶花、家庭菜園、風鈴、ステンドグラス、縁側など印象的に盛り込まれていて、最後のSSも読み切ってからそれらを思い出すと涙が滲む。つぐみの小説の書き方、向き合い方は凪良さんご自身のそれとすごく重なるものがありそうで、あとがきを読むとますますSSの意味が納得できて、味わい深いものになったと思うし、読後は表紙を見るだけで泣けてしまう。

  • miyu さん

    『永遠に、永遠に、自分を忘れて、思惟のほの暗い海に浮かぶ、一つの侘しい現象を眺めて居たいのです/朔太郎』疵ついた者同士ためらいながら指先を触れあい彼らなりの幸せを手にするまでの逡巡(と一言で呼ぶにはあまりにも重い)は凪良さんの真骨頂だ。分かっていながら何度読んでも切なく苦しくやりきれない。この物語でも半泣き半笑いのち我慢しきれず号泣したが充ち足りた時間を味わった。まずドラマCDから物語に入ったあと原作で何度も彼らを反芻し再びCDに戻り更に泣かされる。そこには朔太郎と告美が確かにいた。とても素晴らしかった。

  • 那義乱丸 さん

    凪良さん、我儘を通してくれてありがとう。書きたいものを書き通すことを貫いてくれてありがとう。編集のアドバイス通りに終わらせていたら私はここまでの読後感を味わえなかっただろう。編集が止めようとした終盤のエピに号泣。それは悲しさ寂しさといったものを超えて静かに深くずっしりと心を揺さぶられたから。本編とSSで一つの物語。二人の状態を喩えた天秤ばかりに、ふたりの在り方を喩えたキルトに、随所に散りばめられた凪良さんの光る文章表現に、私の心が物語の中へするりと落ちて広がっていき……そしてSSのラストに深く感動!

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人物・団体紹介

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凪良ゆう

2007年に白泉社よりデビュー。以降、各社でボーイズラブ作品を精力的に刊行する。20年、一般文芸における初単行本『流浪の月』で本屋大賞を受賞。21年『滅びの前のシャングリラ』で2年連続本屋大賞ノミネート、「キノベス!2021」1位を受賞。23年『汝、星のごとく』で二度目の本屋大賞をはじめ、数多くの賞

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