さようなら、ゴジラたち 戦後から遠く離れて

加藤典洋

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000230353
ISBN 10 : 4000230352
フォーマット
出版社
発行年月
2010年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240

内容詳細

「敗戦後論」の発表から15年。その間に深化した著者の思索は、壁が崩れ、夢が霧散した世界に、自ら選択したものとしての戦後の可能性を未来へ向けて押し広げる。戦後思想の核心から放たれる、現状変革への意志。

【著者紹介】
加藤典洋 : 1948年生まれ。東京大学文学部仏文科卒。現在、早稲田大学国際学術院教授。文芸評論家。「言語表現法講義」(岩波書店、1996年)で第10回新潮学芸賞受賞、「敗戦後論」(講談社、1997年/ちくま文庫)で第9回伊藤整文学賞受賞、「小説の未来」(朝日新聞出版、2004年)と「テクストから遠く離れて」(講談社、2004年)で第7回桑原武夫学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ころこ さん

    『「敗戦後論」をめぐる「Q&A」』は文脈の分からない外国人の短い問いに対して、善意には間違いないが、長文で応答するというのはいかにも著者らしい。しかし、その冗長さに力尽き、10年前、この本の途中で一旦、著者の本を読むのを止めている思い出深い本だ。『戦後を戦後以後、考える』はブックレットを含めて少なくとも3回目の再読のはずだが、今回初めて文意を受け取った感触がある。驚きを超えて、感動と共に、10年前には受け取れなかった力不足に寂しさを覚える。フランソワーズ・ドルト『無意識的身体像』に出てくるフレデリックとア

  • ミツ さん

    1995年に発表され、様々な批判と論争を巻き起こした『敗戦後論』から15年の間に書かれた『敗戦後論』関連文章集。『敗戦後論』補論として理解の助けとなると共に、アメリカでの9.11同時多発テロや日本での改憲を巡る議論の活発化、クールジャパン戦略など時流の変化を掬い上げて更に論を補強、修正している。目当てで読んだ表題作の『さようなら、ゴジラたち』はゴジラ好きたる著者の評判に漏れぬマニアックさと、戦争の死者とゴジラを絡めた魅力的な考察であった。今後是非とも本格的な『シン・ゴジラ』評を書いてもらいたい。

  • giant_nobita さん

    ハローキティに口がないことを、グローバリゼーション時代の支配的言語である英語を使えない日本人の象徴として論じるのは変化球としてはありかもしれないが、ハローキティが少女向けのカルチャーの中から出て来たことや、女性からの支持が圧倒的であるという事実を無視して、戦後の日本という大きな問題だけを論じるのは無茶だろう。常に無表情で口元の部分が×になっているミッフィーはどうなのかという疑問も湧いてくる。

  • 塩屋貴之 さん

    大学に入って忙しくなった。でもそれは読書ができないほどの忙しさではない。ではなぜ現に読めていないのか。本書の中で加藤さんは「戦後は一度死んだ方がいい」ということについて話している。戦後というバトンを地面に置くべきである。バトンをどのように渡すかが渡し手の問題であるとすれば置かれたバトンを拾うべきか、は受け手の問題であるからだ。受け手が拾う必要なしと判断すればバトンは地に落ちたままである。「手中のバトン」という文脈から若い人は自由である。だから若い人によってバトン=思想は験されるという。本も同様だと僕は思う

  • やま さん

    授業のため再読

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人物・団体紹介

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加藤典洋

1948・4・1〜2019・5・16。文芸評論家。山形県生まれ。1972年、東京大学文学部仏文科卒。国立国会図書館勤務、明治学院大学教授、早稲田大学教授を経て、2014年、同大学名誉教授。1985年、最初の評論集『アメリカの影』刊行。97年、『言語表現法講義』で新潮学芸賞、98年、『敗戦後論』で伊藤

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