ローマ人の物語 ルビコン以後 13 ユリウス・カエサル 新潮文庫

塩野七生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101181639
ISBN 10 : 4101181632
フォーマット
出版社
発行年月
2004年09月
日本
追加情報
:
16cm,234,12p

内容詳細

前44年3月15日、ローマ都心のポンペイウス回廊で、ブルータスら十四人の元老院議員にカエサルは暗殺される。地中海全域を掌握し、迅速に数々の改革を断行、強大な権力を手中にして、事実上、帝政を現実のものとした直後のことだった。カエサル暗殺の陰で何が起こっていたのか。カエサル亡き後の帝国を誰が継承するのか。そして、カエサルの遺した壮大なる世界国家の構想は、果して受け継がれていくのだろうか。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ehirano1 さん

    前半はカエサル殺人事件簿。後半は駆け足でアントニウス自滅物語。小説的に言えば、各々の群雄達は死せるカエサルの掌でただ踊らされていた、まるで孫悟空のように・・・・・結論はそんな気がしました。

  • ヴェネツィア さん

    帝政ローマの完成を見届けることなく命を落とすとは思っていなかったであろうカエサル。しかし、彼は遺言状を残していた。それにしても、この遺言状の後継者は実に不思議だ。弱冠18歳と6ヵ月のオクタヴィアヌスだったのだから。いまだ何の実績もない上に、カエサルとの血縁からしても、彼の妹の娘の子であるにすぎなかったのである。ただし、結果的に見れば、それは見事にカエサルの庶幾した帝政ローマの体現者となるのであった。カエサルの慧眼であったのか、それとも、カエサルの後継者に指名されたことがすべてを決していったのであったか。

  • ハイク さん

    ついにカエサルはローマのポンぺウス回廊で暗殺された。犯人はブルータス等の元老院議員14人であった。これはカエサルのローマに於ける強大な権力者に上り詰めることを恐れる故の犯行であった。カエサルの後継者はオクタヴェアヌスとその対抗馬としてのアントニウスであった。一方エジプトの女王クレオパトラはアントニウスに接近して、東方の地域に勢力を張った。一方カエサル派の重臣はオクタヴェアヌスを対抗馬にしてロ−マを中心に対峙し、ついに戦いとなった。そしてアクティウムの海戦でオクタウヴェアヌス側が勝利し、覇権を手中にした。

  • 優希 さん

    長かったカエサルの独裁政権も遂に終幕を迎えることになります。事実上、地中海を掌握した直後にブルータスらに暗殺されたカエサル。陰で起きていたことや、カエサル死後の政権を継承するのは誰かという焦点を見ていると、その権力はいかに偉大であったかが伺えます。オクタヴィアヌス、アントニー、クレオパトラの身の振り方も興味深いところでした。カエサルの残したローマ構想は今後どのように動くのか気になりますね。

  • KAZOO さん

    この巻ではカエサルが暗殺されたのちにアントニウスとオクタヴィアヌスが対決して、後者が勝利し、その後の帝政ローマの礎を築いていくわけですが、このシリーズの中では一番面白いと感じています。様々な会戦の様子がよくわかるし、また結構表紙などにも取り入れられている銀貨や銅貨などがよく残っていて歴史の片鱗がうかがわれます。私はこのカエサルのところの6冊を再度また読もうと思っています。

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塩野七生

1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の

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