ローマ人の物語 16 パクス・ロマーナ 新潮文庫

塩野七生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101181660
ISBN 10 : 4101181667
フォーマット
出版社
発行年月
2004年10月
日本
追加情報
:
16cm,123,11p

商品説明

繁栄の礎を築いた皇帝は、苦悩する父親でもあった。 
ローマ世界に平和をもたらし、繁栄の礎を築いたアウグストゥスを、人々は「国家の父」と呼ぶようになる。しかしその彼にも大きな悩みがあった。後継者を誰にするか──妻リヴィアの連れ子ティベリウスは偉大なる父に反発して一方的に引退。娘ユリアの息子たちに期待をつないだものの、いずれも若くして死んでしまう。カエサルの構想した帝政は果してローマに根付くのか。アウグストゥスの「戦い」は続く。

内容詳細

ローマ世界に平和をもたらし、繁栄の礎を築いたアウグストゥスを、人々は「国家の父」と呼ぶようになる。しかしその彼にも大きな悩みがあった。後継者を誰にするか―妻リヴィアの連れ子ティベリウスは偉大なる父に反発して一方的に引退。娘ユリアの息子たちに期待をつないだものの、いずれも若くして死んでしまう。カエサルの構想した帝政は果してローマに根付くのか。アウグストゥスの「戦い」は続く。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    14からの3巻は「パクス・ロマーナ」を招来させた初代皇帝アウグストゥス伝であるが、この下巻はいよいよ彼の晩年である。万事に周到であり、遠大なスパンで事に当たったアウグストゥスであるが、後継者選びばかりは思うようにいかなかった。アウグストゥスが切望した彼の血を引く者たちは次々と早世し、2代皇帝に就いたのは、本人もそれを望まず早々に隠棲していたティベリウスであった。しかし、このティベリウスもまたなかなかに魅力的な人物であり、軍団の圧倒的な支持もそれを物語っている。帝政ローマは結局、最良の後継者を得たのである。

  • ehirano1 さん

    皇帝であれ何であれ、人生を通じて各々は何かと闘う宿命にあるんだなぁ、ということを再認識しました。オクタヴィアヌスの終盤は「血族(娘の醜聞、家族の不祥事、後継問題)」との闘いが印象的でした。

  • ハイク さん

    アウグストゥスは60歳と老いて来た。老いると心配するのは後継者の問題だ。これまで跡継ぎとしていた孫たちが死んでしまったからだ。そんな中ロードス島に引き籠っていたティべリウスが復帰した。皇帝は彼を養子にして後継者としたのである。更に弟のドゥルーススの遺児ゲルマニクスを養子に迎えて、その後の皇帝候補としたのである。アウグストゥスは家族には恵まれなかったが、皇帝としては成功したのだ。77歳の前に死んだ。カエサルが考えアウグストゥスが共和制を目指すと嘘をついて帝政をの基盤を作ったローマはその後長く続いたのである

  • ケイ さん

    アウグストュス統治後期は、守りにはいったかのような政策が取られる。姦淫は罪だと法で決め、違反すると女性は強く罰っせられ、彼の娘や孫もそれを逃げられなかった。また独身より既婚者が、さらに子持ちが優遇される税法も制定した。男子の孫を跡継ぎにしようとしても相継いで亡くなり、ティベリウスに後を託す。また晩年にはゲルマン地方の反乱もあり、ゲルマンとの国境は西のライン川と後退した。アウグストュスは、77才で死を迎える。

  • 優希 さん

    アウグストゥスの晩年はいつしか「国民の父」となっていたようです。後継者を誰にするかという悩みと共に、帝政はローマに根付くのかというのも問題のように思えました。76歳で死を遂げるまで、カエサルの理想の中にありつつも戦い続けていたのかもしれません。共和政が善で帝政が悪という考えをも覆させられました。

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人物・団体紹介

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塩野七生

1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の

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