ローマ人の物語 3 ハンニバル戦記 新潮文庫

塩野七生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101181530
ISBN 10 : 4101181535
フォーマット
出版社
発行年月
2002年06月
日本
追加情報
:
16cm,151p

商品説明

ローマ人の物語――ローマに立ちはだかる地中海の大国カルタゴ。

紀元前三世紀後半、イタリア半島を統一したローマは、周辺諸国にとって無視できない存在になっていた。そのローマに、紛争絶えないシチリアの小国が救援を依頼。ローマは建国以来初めて、海を渡っての兵の派遣を決める。しかしそれは、北アフリカの大国カルタゴとの対決も意味していた――地中海の覇権を巡って争われ、戦争史上に残る大戦「ポエニ戦役」、その前半戦を描く。

内容詳細

紀元前三世紀後半、イタリア半島を統一したローマは、周辺諸国にとって無視できない存在になっていた。そのローマに、紛争絶えないシチリアの小国が救援を依頼。ローマは建国以来初めて、海を渡っての兵の派遣を決める。しかしそれは、北アフリカの大国カルタゴとの対決も意味していた―地中海の覇権を巡って争われ、戦争史上に残る大戦「ポエニ戦役」、その前半戦を描く。

【著者紹介】
塩野七生 : 1937年7月7日、東京生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。83年、菊池寛賞。92年より、ローマ帝国興亡の一千年を描く「ローマ人の物語」にとりくむ。93年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞。99年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労賞を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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定評のあるこのシリーズですが、ハンニバル...

投稿日:2021/06/12 (土)

定評のあるこのシリーズですが、ハンニバル戦記は特に良く、分かりやすいです。ハンニバルはイタリアに侵入してから十数年も居座っていたことに驚きます。

海尾水 さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    ここから3巻は、『ローマ人の物語』序盤の華「ハンニバル戦記」だ。全編を通しても、「ユリウス・カエサル」に次ぐ面白さだろう。ただし、序章にあたるこの巻には、まだハンニバルは登場して来ない。彼の父親のハミルカルと、それ以前の時代だが、地中海の覇権をかけて、ついにローマとカルタゴが第1次ポエニ戦役を闘うのだ。この時から、陸の王者であったローマも海軍を持つことになった。「カラス」の発明など、前半は躍動感に溢れるが、それだけにローマ軍団の説明となる後半は、幾分かの退屈は免れない。しかし、いよいよハンニバルの登場だ。

  • ehirano1 さん

    第一次ポエニ戦役は確かに面白いです(カラスは誰が考案したのでしょうか?これはすごいです!)、しかしそれ以上に第一次ポエニ戦役“後”の記述が興味深かったと思います。特に、“ローマ軍団”については初めて知ることが多くあり、仕事上参考になる箇所も見受けられました。さて、それでは、大多数が起こるとは思っていなかった第二次ポエニ戦役(著者はそう言っています)の中巻へ!

  • アキ さん

    COTEN RADIOでハンニバルを聴いたので、ハンニバル戦記(上)を読んだ。地図でカルタゴとシチリアとイタリア半島の距離がよくわかる。第一次ポエニ戦役前には地中海の制海権と商圏を握っていたフェニキア人の植民都市カルタゴがローマより力があった。シチリアはパレルモを含む西側をカルタゴが、東側はイタリア半島に近いメッシーナとシラクサがそれぞれ支配していた。紀元前264〜241年までの第一次ポエニ戦役でローマ軍は海軍を作りカルタゴに勝利した。ハンニバルの父親ハミルカルは息子に生涯ローマを敵とすることを誓わせた。

  • 優希 さん

    ハンニバル戦記というタイトルですが、まだここではハンニバルは登場しておらず、メインとなるのは第一次ポエニ戦争。カルタゴを相手にできるほど、ローマも大きくなっているのですね。戦の行方はどうなるか、続きを読みます。

  • ntahima さん

    第一次ポエニ戦役戦後。高校時代に戦争名と年号だけを必死に記憶したが、その裏にこれだけの物語が隠されていたとは!イタリア半島を統一したばかりの新興ローマ連合と地中海の覇者カルタゴの第一ラウンドは、司馬遼太郎の『坂の上の雲』に出てくる日本海海戦を思わす。それにしても驚くのは、全権委任総司令官とでも言うべき執政官の任期が一年しかなかったこと。次から次へと新任官が現れては、その任を果たし、ローマへと帰って行く。兵士も一年で総入れ替え。そして当時のローマには国債や、国勢調査の制度もあったとか。当時、日本は弥生時代。

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塩野七生

1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の

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