ローマ人の物語 4 ハンニバル戦記 新潮文庫

塩野七生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101181547
ISBN 10 : 4101181543
フォーマット
出版社
発行年月
2002年06月
日本
追加情報
:
16cm,262p

商品説明

ローマ人の物語――不可能を可能にした男、ハンニバルの実像。

ローマを相手に思わぬ敗北を喫した大国カルタゴで、一人の青年が復讐を誓った。その名はハンニバル。スペインから象と大軍を率いてアルプスを越え、彼はイタリアに攻め込んだ。トレッビア、カンネ……知略と戦術を駆使し、次々と戦場で勝利を収める。一方、建国以来最大の危機に見舞われたローマは、元老院議員でもない若者スキピオに命運を託した――冷徹な筆致が冴える大戦記。

内容詳細

ローマを相手に思わぬ敗北を喫した大国カルタゴで、一人の青年が復讐を誓った。その名はハンニバル。スペインから象と大軍を率いてアルプスを越え、彼はイタリアに攻め込んだ。トレッビア、カンネ…知略と戦術を駆使し、次々と戦場で勝利を収める。一方、建国以来最大の危機に見舞われたローマは、元老院議員でもない若者スキピオに命運を託した―冷徹な筆致が冴える大戦記。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ehirano1 さん

    本巻でもハンニバルが立ち上がった理由は不明のままですが、困難を悉く跳ね除けローマを四方から囲むまでに至るハンニバル。一方、有能な執政官や兵を多数喪失、そして裏切りにあいながら満身創痍であるはずのローマですが、驚くくらい静かに只管反撃のチャンスを着々と待つのではなく小さく反撃していくことで大掛かりな反撃へと展開していく姿には驚愕します。これには、世の強者が持つ“何か”を感じることができます。そして戦はいよいよ終局へ、下巻では「どうなるのか?」という勝ち負けよりも「どう畳むのか?」に興味がそそられます。

  • ヴェネツィア さん

    再読。この巻はいよいよ「ハンニバル戦争」といわれた第2次ポエニ戦役。象を引き連れてのアルプス越えにはじまり、ハンニバルの縦横無尽の対ローマ戦が展開する。ハンニバルは、まさに軍略の天才。例えば、アルプス越えにしても、遠い将来の最終形(ローマの殲滅、またはカルタゴに圧倒的に有利な条件での講和)を見通し、中期的な戦略(敵地のガリアを越えながら、しかも非ローマ化をはかる)を立てながら、しかも目前の難題(大軍団のアルプス越え)を解決してゆくのだから。凡人なら、目前の課題に全力を傾けることだけで、よしとするだろう。

  • 優希 さん

    第一次ポエニ戦争はローマの勝利に終わったようですね。大敗をしたカルタゴで復讐をすべく立ち上がったハンニバル。ここから戦場を追っていくのが緊迫感があり、面白いところです。描き方が戦略家視点なのが気になりますが。戦争の着地点とハンニバルの運命が気になりながら下巻へ行きます。

  • ntahima さん

    戦史に名高いハンニバルのアルプス越え。苦労して連れて行ったゾウがイタリアの冬の寒さの為に全く機能しなかったとは…。アフリカ生れの彼等にしても偉い迷惑だっただろう。ゾウはなくても、その後のハンニバルがローマ軍を手玉に取る様子は英雄的と言うよりも悪魔的。一方のローマ軍も一年交代の軍政にも拘わらず、次々と人材が現れる。そしてカンネの闘いにおける歴史的大敗時にも、負軍の将の責を一切問わなかった処に、却って凄身を感じた。途中、敵軍師として「エウレ〜カ!」の老アルキメデスが顔を出し、最後は若き日の“老スキピオ”登場!

  • aponchan さん

    第4巻読了。ハンニバル登場で、1冊に描かれている期間が短くなり、この期間は資料も充実しているのか、濃度が濃い。遠征したままで10年以上、主戦力の増強も殆どなく戦い続けるハンニバルは凄いし、一緒に戦い続ける兵士も凄い。まだまだ、4巻、これからも地道に読み進めていこうと思う。

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塩野七生

1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の

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