ペテロの葬列 上 文春文庫

宮部みゆき

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167905842
ISBN 10 : 4167905841
フォーマット
出版社
発行年月
2016年04月
日本
追加情報
:
407p;16

内容詳細

待ち受ける驚愕の展開。ドラマ化もされた話題作、待望の文庫化

杉村三郎が巻き込まれたバスジャック事件。実は、それが本当の謎の始まりだった――。『誰か』『名もなき毒』に続くシリーズ第三弾。

【著者紹介】
宮部みゆき : 1960年生まれ、東京・深川育ち。法律事務所勤務を経て、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。以降、「龍は眠る」で日本推理作家協会賞(92年)、「本所深川ふしぎ草紙」で吉川英治文学新人賞(同年)、「火車」で山本周五郎賞(93年)、「蒲生邸事件」で日本SF大賞(97年)、「理由」で直木賞(99年)、「模倣犯」で毎日出版文化賞特別賞(2001年)、「名もなき毒」で吉川英治文学賞(07年)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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主人公がある日バスジャックに遭遇し犯人は...

投稿日:2021/04/14 (水)

主人公がある日バスジャックに遭遇し犯人は拳銃を持った老人だったが事件はすぐに解決する。 だが、被害に遭った乗客たちに次々に意外なことが起こる。老人の謎、乗客に広がる事件の波紋とは?杉村三郎シリーズ第3弾。 本作は700ページ近くの大作だが惹き込まれ一気に読んでしまった。面白い作品だと思うがラストの後味が悪くその点だけは残念でした。

aozo さん | 鳥取県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yoshida さん

    安定の面白さにぐいぐい引き込まれる。やはり宮部みゆきさんは人間の持つ感情、特に悪意を描くのがとても巧みである。杉村三郎が巻き込まれたバスジャック事件。事件は短時間で解決するが犯人は自死。犯人の動機等の謎が残る。事件も犯人死亡で解決と思われた時期に、杉村らバスに監禁された人々に犯人が約束した慰謝料が送られ事件が動く。背景に見えるマインドコントロール、マルチ商法、豊田商事事件の残滓。杉村は2週間で事件を調べる。中盤以降、加速度的に読ませる作品。宮部みゆきさんの作品をリアルタイムに読める幸せな時代に感謝。

  • るーしあ さん

    杉村シリーズ第3弾。頼りなくも芯がしっかりしている杉村三郎の愛されるべきキャラクターが懐かしい。ドラマを見ていたはずだが、幸いなことに結末を覚えていないために復習しながら楽しめている。今回はバスジャックの被害に遭う杉村。過去の事件と比べても過激な部類だ。奇妙で謎だらけのバスジャック犯に興味は尽きない。しかし北見探偵の件は本筋と何か関係あるか? このまま下巻へ。

  • katsubek さん

    杉村三郎シリーズの三作目。「小さな」事件の背後から、もっと大きなものが垣間見えてきた。さて、宮部は私たちをどこに連れて行こうとするのか?

  • fukumasagami さん

    「お義父さん」と、私は言った。「お尋ねを受けて、やっとわかりました」 義父は黙ったまま、わずかに身を乗り出した。告解を促す神父のように。 「私はあのとき、何も考えられませんでした。だから今になって、考えずにいられません」 あの場にあるべきだった<飢え>が、どこかに残っているのではないか、と。

  • rico さん

    杉村三郎シリーズ。バスジャックに巻き込まれた三郎。事件はあっさり解決したが、犯人の残したものをたぐっていった先の闇の深さ、それが垣間見えたところで上巻は終了。下巻では、あちこちばらまかれた伏線が回収されるのか。口絵はレンブラントの「聖ペテロの否認」。キリストのことを知らないと言い、それを悔いて身を粉にして布教活動を行い、最後は逆さ磔になったと伝えられるペテロ。誰がどんな嘘をつき、どうやってその罪を贖おうとしているのか。下巻を読むのが少し怖い。

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人物・団体紹介

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宮部みゆき

1960年東京生まれ。東京都立墨田川高校卒業。法律事務所などに勤務の後、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。93年『火車』で山本周五郎賞、99年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞。02年司馬遼太郎賞と芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、07年

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