冒険の森へ 傑作小説大全 20 疾走する刻

宮部みゆき

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784081570508
ISBN 10 : 4081570507
フォーマット
出版社
発行年月
2015年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
604p;20

内容詳細

ジャンルを越え、小説の面白さをとことんまで追求した画期的アンソロジー。
間に合うか? 第4回配本、第20巻「疾走する刻」は、刻々と迫る時間との闘いに挑む主人公たちの物語、9編!

●編集委員 逢坂剛 大沢在昌 北方謙三 船戸与一 夢枕獏

[編集室から]
「冒険の森へ」では、長編36編についてぇあ、ゆるやかなクロニクルを形成させたつもりだ。
福井長編は2000年8月刊であり、かろうじて20世紀に間に合った。
それにしても、馬に乗って疾走する作品がないのはなぜか。
ロケットが宇宙空間を駆ける作品もない。
ないはずはないのだが、時すでに遅し。
あ、疾走といえば「走れメロス」を忘れていたぞ。
邪悪に敏感なメロスは、暴虐無謀なるこの「冒険の森へ」に激怒しているはずだ。

[収録作]
【長編】
宮部みゆき「スナーク狩り」
福井晴敏
「川の深さは」

【短編】
海音寺潮五郎「男一代の記」
佐々木譲「鉄騎兵、跳んだ」

【掌編】
眉村卓「走る」
景山民夫「ポルシェが来た」
中島らも「自転車行」
船戸与一「深夜ドライブ」
北方謙三「高速道路」

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO さん

    このシリーズの最終巻だそうです。ショートストーリーが5編で船戸与一、景山、眉村、中島らも、北方と常連のような感じです。短編が海音寺潮五郎、佐々木譲です。長編が宮部みゆきと福井晴敏さんのものです。私は両方とも読んでいますが、宮部さんのは最近のものとはかなり異なりスピード感があります。

  • starbro さん

    集英社の創業90周年企画 傑作小説大全「冒険の森へ」全20巻完読プロジェクト第五弾は最終巻の第20巻「疾走する刻」です。タイトル通りどの作品も突っ走っていて色褪せていません。収録作全部面白いですが、ショートストーリーは船戸与一の「深夜ドライブ」、短編は海音寺潮五郎の「男一代の記」、長編は宮部みゆきの「スナーク狩り」が特にオススメです。

  • ちょき さん

    タイトルに偽りなく疾走感のある話が凝縮されていた。私のイチオシは天と地とで有名な海音寺潮五郎さんの「男一代の記」。藩主島津義弘が目に止めた村娘をどこの娘か調べてこいと言われた中馬大蔵。訪ねて見つけた娘に一目惚れしその場で嫁にし帰って藩主に「なにものか」と聞かれ、言った言葉が「拙者の妻でごわした」。なんという豪傑。その疾走感たるやよしである。長編2作品はもとより、そのほかの作品も負けず劣らずの走りっぷりだった。

  • はれひめ さん

    宮部みゆきさんの「スナーク狩り」一択の感想で恐縮ですが、'92と'12にドラマ化されたのを見逃してしまった過去の自分は大馬鹿者です。25年前刊行とは思えない正にタイトル通りに疾走感溢れる傑作。人の心の闇に迫ってます。列車の時刻表やテレホンカード、電話ボックスを探して、、って今やスマホ一つで事足りるでしょ、なんて野暮な突っ込みは無しに読み継がれていくだろう宮部みゆきさんの筆力に脱帽です。

  • ぐうぐう さん

    『冒険の森へ』第20巻のテーマは疾走。ノンストップで走り続ける物語達が収録されている。長編二編が特にいい。福井晴敏『川の深さは』は、『亡国のイージス』の翌年に発表された作品で、作家としての手応えが自信となって迸った勢いが全編に感じられる。と思いきや、実はこれが福井の実質的なデビュー作なのだという(乱歩賞に応募し、落とされた曰く付きの作品)。そうか、福井晴敏はそのデビュー作からしてすでに福井晴敏だったのだな。巻末に収められたのが、宮部みゆき『スナーク狩り』。(つづく)

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人物・団体紹介

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宮部みゆき

1960年東京生まれ。東京都立墨田川高校卒業。法律事務所などに勤務の後、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。93年『火車』で山本周五郎賞、99年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞。02年司馬遼太郎賞と芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、07年

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