苦汁100% 濃縮還元 文春文庫

尾崎世界観

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167914967
ISBN 10 : 4167914964
フォーマット
出版社
発行年月
2020年05月
日本
追加情報
:
304p;16

内容詳細

自意識過剰、
赤裸々過剰。
この愛すべき、
クソみたいな日常──。

あの『苦汁100%』が濃縮されて待望の文庫化!
人気ロックバンド・クリープハイプのフロントマンであり、
初小説『祐介』が話題をさらった尾崎世界観が赤裸々に綴る、日常と非日常。

文庫化に際し、コロナウイルスに揺れる2020年2月、
50ページ以上の書下ろし最新日記
「あとが記」を追加収録。


※※※

〈文庫書き下ろし「あとが記」より〉

2020年2月26日

起きたら
世の中が変わっていた。
大規模なイベントの
自粛要請が出て、
イベントが軒並み
中止になっていく。
積み上げたものが
たやすく流れるのを
ただぼうっと見てた。
液晶画面に表示された文言は、
どれも何かを押し殺してる。
クリープハイプも
3公演の延期を決めた。

※※※

〈本文より〉

2016年11月22日

私は誰の悪口も言わない。
そんな奴は信用できない。
ちゃんと人を好きになったことがないのだろう。
大好きです、愛してる。と、
大嫌いだ、死ね。は
限りなく似ていると思う。

【著者紹介】
尾崎世界観 : 1984年、東京生まれ。ロックバンド「クリープハイプ」のボーカル・ギター。多くの人から言われる「世界観が」という曖昧な評価に疑問を感じ、自ら尾崎世界観と名乗るようになる。2012年、アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビュー。14年、18年に日本武道館公演を行い、シーンを牽引する存在に。男女それぞれの視点で描かれる日常と恋愛、押韻などの言葉遊び、比喩表現を用いた文学的な歌詞が高く評価される。16年に刊行された半自伝的初小説『祐介』は「アメトーーク!」で読書芸人大賞の一つに選ばれるなど大きな話題となった。現在は、書き下ろし小説を追加し、『祐介・字慰』として文春文庫より刊行されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ロア さん

    ずっと「にがじる」だと思っていて、読み終わって奥付見てびっくり。「くじゅう」だったとは。。。勉強不足でごめんなさい。クリープハイプも知らなかったけど、この本読みながらYouTubeで『愛す』って曲を選んで聞いてみました。 固定観念をひっくり返し、既成概念をぶっ壊す、素晴らしい歌詞とMV!名曲!あ、これも「あいす」じゃなくて「ぶす」と読む。

  • ちぇけら さん

    「好きという気持ちは頼りない、脆い、弱い。だからこそ、好きを超えないといけない。好きに落ち着いてしまったらいつか捨てられる」なにかを手にいれようと必死でもがき、そしてそれはいくら努力したり苦しんだりしても、決して手にはいるものじゃないと知っているひとは、たまらなくかっこいい。その叫ぶような声で、殴りかかるような詞で、音で、ぼくのこころを揺さぶるだけの強さと優しさと照れを持っている世界観のことばが、大好きだ。いや、それは、〈好き〉以上のなにかだ。歌うものと、聴くものとの間にしか生まれない、強い、絆のような。

  • はるき さん

     ミュージシャンであることを知らない状態で読みました。日々のあれこれをつらつら語る日記形式。大きな波は無いのに、何だか心地よかった。何でだろう。

  • chie さん

    タイトルと内容(日記なので、尾崎世界観さんの日々)が一致している。なんか、悔しい... この文庫版のあとがきでは2020年2月の日記も収録されている。去年(2020年)は、また違った成長があったに違いない。私ごときが口にできる言葉ではないのだけれど、頑張れよ!と言ってみたくなる。

  • はるき さん

     完全な事実ではないだろうけど、それがリアルだと感じさせるのが日記式エッセイの面白さ。

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人物・団体紹介

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尾崎世界観

1984年東京都生まれ。ミュージシャン、作家。クリープハイプのボーカル、ギターとして活動しながら、2016年に半自伝的な小説『祐介』で作家デビュー。20年『母影』で芥川賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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