現代作家アーカイブ 2 自身の創作活動を語る

平野啓一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784130830720
ISBN 10 : 4130830724
フォーマット
出版社
発行年月
2017年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
241p;20

内容詳細

詩人・美術家・小説家の創作の源泉とは?珠玉のインタヴュー集、かつ良質なブックガイド。

目次 : 谷川俊太郎―言語以前の存在に触れる詩が書きたい(ノートに書いた詩を父親に見せる/ ラジオ作りが好きだった少年時代 ほか)/ 横尾忠則―未完にして終わる、そこから僕は自由に動き始める(代表作の数々/ 通俗的なものにしか興味がなかった ほか)/ 石牟礼道子―誰か聞き取っておかなければ、私が書いてみようと始めた(人の原型に会う/ 女性解放運動家への関心 ほか)/ 筒井康隆―常識とか良識を疑問視する、それが文学の使命じゃないか(『日本以外全部沈没』―庶民のバイタリティ/ あらゆる人たちを面白がる ほか)

【著者紹介】
武田将明 : 1974年、東京都生まれ。京都大学文学部卒。東京大学大学院人文科学系研究科を経て、ケンブリッジ大学でPh.D.取得。法政大学文学部准教授を経て、2010年から東京大学大学院総合文化研究科准教授。専門は英文学(一八世紀イギリス小説)。2005年に日本英文学会新人賞佳作、08年「囲われない批評―東浩紀と中原昌也」で群像新人文学賞評論部門を受賞

谷川俊太郎 : 1931年生まれ。52年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。75年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、83年『日々の地図』で読売文学賞、93年『世間知ラズ』で萩原朔太郎賞、2005年『シャガールと木の葉』で毎日芸術賞、08年『私』で詩歌文学館賞、16年『詩に就いて』で三好達治賞など受賞。詩のほか、絵本、エッセイ、脚本、作詞などを幅広く発表

横尾忠則 : 1936年生まれ。72年にニューヨーク近代美術館で個展。その後も世界各国のビエンナーレ等で活躍する。95年に毎日芸術賞、2001年に紫綬褒章、08年に小説集『ぶるうらんど』で泉鏡花文学賞、11年に旭日小綬章、朝日賞、14年山名賞、15年高松宮殿下記念世界文化賞など受賞・受章。12年神戸に横尾忠則現代美術館、13年香川県豊島に豊島横尾館が開館

石牟礼道子 : 1927年生まれ。69年に公刊された『苦海浄土―わが水俣病』は、大宅壮一ノンフィクション賞となるが辞退。73年マグサイサイ賞、93年『十六夜橋』で紫式部文学賞、2002年朝日賞、03年『はにかみの国―石牟礼道子全詩集』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞

筒井康隆 : 1934年生まれ。65年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。81年『虚人たち』で泉鏡花文学賞、87年『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、89年「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、92年『朝のガスパール』で日本SF大賞、97年フランス芸術文化勲章シュバリエ、パゾリーニ賞、2000年『わたしのグランパ』で読売文学賞、02年に紫綬褒章、10年に菊池寛賞、17年に毎日芸術賞など受賞・受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • keroppi さん

    谷川俊太郎のコトバのリズムに耳をすませ、横尾忠則の世界的交友から生まれた芸術に目を見張り、石牟礼道子の染み出すような痛みに震え、筒井康隆の文学論と思考の飛躍に驚愕する。四者四様のインタビューに刺激を受けた。このインタビューの動画は、「飯田橋文学会」のホームページで見れるようだ。

  • 袖崎いたる さん

    詩は究極、意味から自由になるところを目指す。意味が読めるのは不自然なのだという認識の方へ。

  • いのふみ さん

    自分の表現を突き詰めたのではなく、人の注文に応じてものを書いていったという谷川俊太郎が印象に残った。また、世間にある先入観を作品の導入に利用すると言う筒井がろうたけている。同時に、純文とエンタメ両方の賞の選考委員をしているという事情があるにせよ、この歳の人でと言うと失礼だが、両者の現状を、クリアーに、周りにも分かりやすく見えていることに驚いた。

  • Sumiyuki さん

    石牟礼道子さん目当てだったが、他の御三方がめっぽうよかった。ジョンレノンの親指。@道端に生えてる雑草みたいな詩が書きたい@そういう知識階級のいわゆるエリート、たとえばマスコミ、文化人も含めて、農民、労働者、ときにはアフリカ人とかね、あらゆる人たちをすべて面白がるというのが私の姿勢なんですね。

  • kentaro mori さん

    「いま第二の十代を生きているのかなと思う」(横尾)ー「小説のなかで笑いを及ぼす箇所があったら、「なぜいま笑ったんだろう」、「笑いの前後の文章にどんな意味があるんだろう」と、じっくり考えられることをお薦めします。そういう笑いを触発する力について考えることが、社会批判につながるのだと思います」(筒井)

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人物・団体紹介

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平野啓一郎

1975年、愛知県生まれ。京都大学法学部卒業。大学在学中に発表した『日蝕』で第120回芥川賞を受賞。著書に、『一月物語』『葬送』『高瀬川』『滴り落ちる時計たちの波紋』『あなたがいなかった、あなた』『決壊』などがある。『決壊』で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

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