漱石と寅彦 落椿の師弟

志村史夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784895001229
ISBN 10 : 4895001229
フォーマット
発行年月
2008年09月
日本
追加情報
:
20cm,285p

内容詳細

知をもとめた最高の関係がここにある。「文」と「理」。2つの世界の融合を追求し、醸成させた、文学者・夏目漱石と物理学者・寺田寅彦。そのふたりに知のあり方、教育のあり方、師弟のあり方を探る。

【著者紹介】
志村史夫 : 昭和23(1948)年、東京・駒込生まれ。名古屋工業大学大学院修士課程修了(無機材料工学)、名古屋大学工学博士(応用物理)。現在、静岡理工科大学教授、ノースカロライナ州立大学併任教授。長らく半導体結晶の研究に従事したが、現在は古代文明、自然哲学、基礎物理学、生物機能などに興味を拡げている。半導体、物理学関係の専門書・参考書のほかに、一般向け著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • shinano さん

    おもしろく読ませてもらいました。自然科学者的文学者「漱石」と文学者的科学者「寅彦」の互いに尊敬の念を深いところで嘆じ合っていた師弟であった。こんな師弟は歴史上そうはいない。互いに影響を与えあっているところが人間性というクセモノの妙味であるのでしょう。寅彦にとって社会生活の中での孤独感や孤立感を和らげてくれる唯一無比の大きな存在であり、自分の趣味(文化的才能)を対等に話せる良き師であった漱石の死は、寅彦に相当の悲しみを与えたことがこの本からよくわかります。

  • nai さん

    3月24日開始〜25日読了。一番読みやすそうだったので。著者は物理学者の方なので寺田寅彦の学術研究において漱石が与えた影響(落椿)というものや如何にして漱石が寅彦から得た科学知識を作品(猫・三四郎・野分)へと取り入れたのかという視点は面白かった。参考文献を元に更に読んでいきたい。

  • LARGO さん

    良い本ではあったが致命的な間違いが。ベースボールを野球と翻訳したのが正岡子規、という誤った俗説が堂々と載ってるのが残念過ぎる。2008年に書かれた本だが、既に中馬庚は常識レベルだったと思うのだが。

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人物・団体紹介

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志村史夫

1948年、東京・駒込生まれ。工学博士(名古屋大学・応用物理)。ノースカロライナ州立大学終身教授(Tenured Professor)、応用物理学会フェロー・終身会員、日本文藝家協会会員。日本とアメリカで長らく半導体結晶などの研究に従事したが、現在は古代文明、自然哲学、基礎物理学、生物機能などに興味

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