押絵と旅する男 江戸川乱歩全集 第5巻 光文社文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334738204
ISBN 10 : 4334738206
フォーマット
出版社
発行年月
2005年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,672p

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読書メーターレビュー

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  • ehirano1 さん

    表題作について。ホラーだけど、なんだかとっても微笑ましいです。著者はこういうのも結構巧いんだなぁと思いました。

  • かんらんしゃ🎡 さん

    明智君、私が分かるかね。怪盗ルパン?ちげーよ。似てるけどちげーよ。ヤツも今じゃ三世の方がメジャーで災害級に可哀そうなんだが。私の名を聞いて驚くな。怪人20面相だお。フッフッフ、GAっFAっFA!グリコ森永事件の犯人?いやあれは偽者だし。21面相だし。あんたも古いね。30年前の事件だぜ。おっと俺たちゃもっと古いんだ。ボーっと生きてたんじゃねーよ、ちと計画運休してたんだ。もともと高プロだったからな。そしたら頭もこんなグレイヘアになっぢまって(T-T) 押絵もいずれ頂くよ。さらばだ、明智君。

  • めしいらず さん

    乱歩自身が「私の短篇のうちで最も気に入っているものの一つ」と言った名篇。京極夏彦「魍魎の匣」の作中作にもその影響が見て取れる。「まるで熱に浮かされたような」と言われる語り口。冒頭の幻想的な蜃気楼の場面といい、主人公が老人から聞かされる世にも不思議な体験といい、まるで夢と現の境目を進むかのようですらある。昭和初期の浅草、その時代の空気が、物語の美しい雰囲気を一層深める。儚い恋の行方、それを見守る老人の優しい眼差し、哀しい未来を予感させつつ、静かに闇の中に溶け込むように閉じられる物語。見事。表題作のみ再読。

  • Tui さん

    職場の友人が乱歩で一番好きと話していた表題作。読後の余韻が美しく、読み返すほど味が出る。たしかに名作。その他収録作『蟲』は、まるで九相図を文字に起こしたような読み心地。後半になるほど「◯◯◯◯掃除したり、」といった伏字や「(以下十六字削除)」なんて削除箇所が増し、イヤ〜な想像が膨らむばかり。『蜘蛛男』は、明智小五郎が騙し騙されの大活躍劇だが、かなり早く犯人の目星がついてしまい忍耐の読書に。『盲獣』は、乱歩自身が「ひどい変態ものである」と呆れるほどのエログロ。なら何故こんな長さに?ほんと変態(賞賛してます)

  • 美羽と花雲のハナシ さん

    「盲獣」を読みたいが為に図書館で借りた次第である。乱歩の怪奇幻想系はやはり期待を裏切らない。盲人の中年男が美しい女性を拉致監禁し、あげくの果てに肉体を殺害・切断・遺棄する。盲人というハンデを利用し、肉体を触る・揉む・嬲る・痛め付ける事によって真の快楽を見出す。這いずり回りながら女性を執拗に狙うその様は、まさに盲獣。掉尾を飾る「触覚芸術論」が非常に興味深い。盲目となる事により他の感覚器官が従来以上に鋭く研ぎ澄まされる。触覚で見る芸術を手で味わい全身で体感する。恍惚の極致は健全な五感だと到達することは叶わぬ。

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