張込み 新潮文庫 改版

松本清張

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101109060
ISBN 10 : 4101109060
フォーマット
出版社
発行年月
2001年08月
日本
追加情報
:
16cm,451p

ユーザーレビュー

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松本清張さんは長編だけではなく短編も傑作...

投稿日:2021/07/09 (金)

松本清張さんは長編だけではなく短編も傑作揃いです。この作品は松本清張作品の中でも特に好きな短編集です。この短編集は女性だけではなく男性の心理、人間の狡さ、エゴ、姑息さなどが描写された名作だと思います。人間の心理を書かせたら松本清張さんの右に出る人はいないのではないでしょうか。

Yuki さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 青乃108号 さん

    続けて松本清張作品、今度は短編集。やはり古い作品だが読みやすい。各話共導入がうまく、すんなり物語に入っていける。限られた頁数の中で必要最低限な情報量でこれだけ中身の濃い物語を語り、見事に締めくくってみせる構成の見事さ。ワープロもパソコンも無い時代、原稿用紙に手書きというスタイルで、このレベルの小説を執筆する苦労は想像を絶する。俺は昭和の人間なので、懐かしい情景を目に浮かべながらつい夜更かしして没入してしまった。睡眠時間を削る価値は十分ある作品集だ。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    男の身勝手さと女のいじましさと冷酷さが融合したがため、破滅に突き進む姿で統一された短篇集。表題作は刑事の思いやりも分かるが、数時間しか、命を燃やせた女の今後を思うと切ないものがある。「鬼畜」は大人が揃いも揃って酷い分、生きた子供達には強く、生きて欲しい。そして性格がキツい私はどうしても「顔」や「声」、「地方紙を買う男」の作家や「カルネディアスの板」の男の身勝手さにフンと鼻を鳴らし、「一年半待て」の最後の男の言葉に「なんだい、甲斐性無しが」と思わざるを得ない。

  • ehirano1 さん

    なんとも唯々切ないです。

  • mike さん

    長編ミステリーは読み応えがあるが時として「長けりゃ良いってもんじゃないだろ」と突っ込みたくなる話もある。本当に筆力の秀でた作家というのは短編であっても中身が濃く、十分な満足感を与えてくれる。清張の作品は「ザ・昭和」。人物も風景も言葉も小道具も何もかも…それなのに時を超えて読み継がれ褪せないのは理由があるのだ。本書には8編の短編が収録されているが、どれをとっても傑作である。唯一残念なのは表紙のオジサン…

  • やも さん

    短編集。昭和の推理小説だけど、今読んでも面白い👍人間の分かりやすい欲が書かれていても泥々にならず、かつ格好つけたキザな感じにもならないのが上手い。善悪や正義感を出しすぎずに読後に残る余韻。小粋だね。松本清張まだ2冊目だけど、短編集も全話ハズレ無しで安定の面白さ。

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人物・団体紹介

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松本清張

1909年、福岡県小倉(現・北九州市)に生まれる。50年、“週刊朝日”主催の“百万人の小説”で「西郷札」が三等に入選。53年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。55年、短篇「張込み」で推理小説に進出し、56年に作家専業となる。58年に刊行した初の推理長篇『点と線』は大ベストセラーになり、一

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