源氏供養 上 中公文庫

橋本治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122074736
ISBN 10 : 4122074738
フォーマット
出版社
発行年月
2024年01月
日本
追加情報
:
416p;16

内容詳細

「源氏物語」は紫式部の“復讐心”から始まった―?輝く美貌を持つ男・光源氏と女たちの恋物語に織り込まれた作者のたくらみとは?『窯変 源氏物語』の著者が日本最古の長篇小説をひもとき、天才女性作家・紫式部の思考に迫るスリリングなエッセイ。座談会「物語の論理・“性”の論理」前篇(三田村雅子・河添房江・松井健児・橋本治)収録。

目次 : 現代の源氏物語/ 空洞としての光源氏/ 女性の書く男/ 恋の残酷/ 女房の文学と『ぼんち』/ 源氏物語の構成/ 男性的と女性的/ 対句という修辞法/ イメージとしての名前/ 夕顔と朝顔/ 六条の御息所と「前の春宮」の謎/ 『若紫』の不思議/ 三つの始まりとその特徴/ 紫式部の視点/ 紫式部の好み/ 紫式部の敵討ち/ 夕顔と末摘花/ 近衛の中将という位置/ 二人の不遇な中将―夕顔の父と明石の入道/ 二人の按察使大納言〔ほか〕

【著者紹介】
橋本治 : 1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルで精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞。他に『巡礼』『橋』『リア家の人々』等、著書多数。19年1月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    源氏物語の見方が面白かったです。男性への復讐心で描いたというのが強烈でした。恋物語を男性目線で見た源氏物語のエッセイと言えますね。下巻も読みます。

  • LUNE MER さん

    同著者の「窯変源氏物語」を既読であれば、その創作秘話とも言うべきエピソードや原典への考察に触れることができる本書の面白さは増す。既読でなくとも、独自の考察は本当に面白く、他の研究者や作家達の考察と比較すると相違点は様々あろうし、源氏物語の愛読者個々が抱く作品世界と合う合わないもあると思うが、深い知見に裏打ちされた源氏物語の考察はそれ自身が興味深い作品となる。自分にとっての源氏物語をこのレベルで誰かと語り合うためにはどれだけ深く原典を読み込まねばならぬことやら。無理だ…

  • 眉毛ごもら さん

    三十年以上前の男性の視点から見た源氏物語のエッセイ。男は空虚で女は頼りないが弘徽殿の女御が例外的に雄々しいとか。空蝉のところの小君はともかく紅梅ちゃんもアッー!だった可能性、頭中将だけじゃなくて桐壺帝も朱雀帝も源氏の君LOVEだったろとか濃いのである。これ著された時はBLという言葉がなかったので女学生の同性愛趣味とかいうなんかお耽美な呼び方されてワロタ。小右記同時代記録の話が最後におまけで載ってる対談以外あまり出てこないのは現在からするとレアかも。全部が全部同意できるわけではないが面白い視点が多かった。

  • ぺこら さん

    源氏は橋本治の『窯変』で読んだので懐かしい。神奈川文学館の橋本治展にも行く予定。

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橋本治

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。77年『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。以後、小説・評論・古典の現代語訳・戯曲・エッセイ等、あらゆるジャンルで精力的な執筆活動を行う。96年『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年

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