色悪作家と校正者の多情 ディアプラス文庫

菅野彰

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784403524868
ISBN 10 : 4403524869
フォーマット
出版社
発行年月
2019年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
223p;16

内容詳細

あなたを殺してしまいたい。いいえ―私は今、あなたに殺してほしいのです。まだあなたが、身の内にいるこの時に―。大吾を知り、恋を知って、それまで覚えたことのない強い感情に何度も身を灼く想いを味わうようになった正祐。一方、色悪な大吾には、当然過去の恋と別れがあった。文壇を騒がせたというそのロマンスを、ある日篠田から聞いた正祐だったが…。人気シリーズ第四弾!!

【著者紹介】
菅野彰 : 小説家・エッセイスト。おもな作品に「HARD LUCK」シリーズなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • みい。 さん

    相変わらずの面白さ♬でも、今回はちょっと理屈っぽかったかな。正佑の大吾のかつての恋人への嫉妬と羨望が、卑屈にも見えてつらーい⤵︎。なんだかんだ言って、大吾はゴロニャンって正佑に甘えてるんだけどねー。でっかいトラ猫、てか、虎?笑笑

  • beniko さん

    シリーズC。内容は相変わらず面白く、言い回し、表現、会話などの一つ一つまでがまさにこのシリーズ!という感じがまたいい。今回は大吾の元恋人が登場し、それに関連して大吾のすごくままならない男の子な部分が炸裂、それに振り回された正祐は「胸が冷える思い」をたくさん味わいます。正直、未練ではなくても、負けたままでは終わりたくない男の子の心理だとしても、自分の情人が自分以外の人間に強い執着を持つのを見るのは心穏やかではいられないと思う。違う人間だと認め合い、その上で理解しようと思える二人とラストの正祐の告白が素敵。

  • なみ さん

    電子☆正祐の人間レベルがまたひとつ上がった^^正祐の気持ちの戸惑いや揺れなどの表現の仕方が感情的でないからこそ読んでて刺さる。篠田さんってすごいよね、私も密かにファンですよー。

  • 嵩実 さん

    面白かった!いやもう、大吾のカッコ悪いことったら無かったね!そのカッコ悪さを正祐がきちんと理解してるとこがまたねー。確かに大吾のそんな姿も大変魅力的ではありましたが。大吾みたいな男性は確かに女性にモテそうだけど、彼が好きになるタイプの女性からは選ばれないタイプといいますか、それを年上のカッコイイ女性2人が大吾にとことんまで思い知らせてくれて、大変爽快でした!

  • 高尾治 さん

    少女時代に純文学にのめり込み、図書館の本を読破し全集も岩波もバイブルで、大学は国文学を専攻した身なのでこのシリーズは読んでいてとてもたのしい。大吾と正祐のビブリオバトル、共感できたりできなかったりするのもまたたのしい。すこしずつ心を通わせていくふたりに幸せな気持ちになる。盤石です。『多情』と書き下ろし『デート』どちらも素晴らしく面白かった!折にふれ読み返したい大好きなシリーズです。本好き誰にでも自信を持っておすすめできる。晴天シリーズのように息の長いシリーズになりますように。

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人物・団体紹介

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菅野彰

福島県出身。2月2日生まれ。小説、漫画原作、エッセイ、戯曲を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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