鹿島茂
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1949年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。明治大学名誉教授。19世紀フランスの社会・小説が専門。『馬車が買いたい!』(サントリー学芸賞、白水社)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
『デパートの誕生 講談社学術文庫』より
投稿日:2021/07/23
『 パリのパサージュ 』行ったこともなく、映像で少し見たことあるというくらいの場所だが、昔からなんとなく惹かれるものがあった、パサージュという言葉の響きそのものにも魅力を感じるため、この本も自然と手にしていた。するとガイドという役割よりも、文章そのものの良さに連れて行かれてしまっている。「超現実を展示するショーウィンドーであるばかりか、そのまま〜異界〜へと通じる入口でもあるのだ。」ただ訪れただけでは感じれそうもない感覚を、さらりと伝えくれている。鋭い洞察力に驚くとともに、その場所の魅力がますます気になってゆく語りだ。さらには人生で出会う何か大事なことも書かれているような気にもなる。「過去未来という時制には、予言された事実が現実に実現されたか否かにはかかわらず、いちように、もはや過ぎ去ってしまった未来の明るさに対する哀切の感情が込められている。」繊細とも思える捉え方で町の雰囲気を表していたりしては「未来系の明るさを包み込む過去形の暗さ。」と伝えていたり、通過してゆくその街並みを「時間隧道」と表現していたり、表現の見事さに感心する。文章を読むごとに、独特の町の空気感に包まれたり、空間に足を踏み入れてゆくようだ。「夢の残像」「時間的な感情の交錯」「イメージの交錯」「相反する印象の共存」実際には訪れたことのない場所を、本の世界の中で行った気分になることで存分に楽しめている自分がいる。素晴らしい内容です。
seigo-hk さん |40代
投稿日:2021/04/08
とてもいい本なんだけど、やや著者の見解がくどいというか、別にそんなにフランスを推さなくてもいいのではという感じ。フラットな方が個人的には好み。歴史資料としては悪くないと思います。
kam さん |40代
投稿日:2021/04/08
ナポレオン三世について割と軽妙な調子で書いてあるけれど、どういう活動をした人かという伝記としては優れていると思う。とにかくトライ・アンド・エラーでどんどん行動する人に見える(晩年除く)。こういう人物が出て来た当時のフランスはやはり社会的に過渡期だったのかなと思う。
kam さん
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ありがとうございました
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