一般のファンは、このボックスセットと紙ジャケットで出ている『1978』を押さえておけば鬼に鉄棒だと思う。1stから『アレ(ア)ツィオーネ』まですべて紙ジャケット仕様で入っているうえにアレアの足跡の記された小冊子も付いている。お得。

前衛派のファンこと評者としては、MaledettiもEvent’76も収められておらず大いに不満。Are(a)zioneの紙ジャケットはこれで手に入ったが。しかし一般のポップス/ロックファンはこのボックスセットひとつでアレアはOK。

力強い“アヴァンポップフージョン”という印象を受けた。時代が下るにつれ大衆音楽で芸術を演るのが難しくなってゆくさなかにあってもアレアはやはりアレアだった。

アレアの醍醐味はライヴでこそ生かされるのだが、本作の迫力はさながらスタジオライヴ。スタジオものでは最上だと思う（なぜか人気の点ではいまひとつなのだが）。

ボックスセット『Live』は演奏は最高、でも音質は劣悪。ということで“ライヴバンドアレア”の最高作はこれということに。かねてから言われ続けているが、「ああ、もっと聴けたらなぁ」（ファンの心境）

収録曲数が少ないですがそれぞれ”濃い”演奏です。ﾘﾝｺﾞも食べてます。”生”で観たかったなぁ…

余裕を感じさせる安定した作品ですね。”確立”というか…それにしても上手い！

AREA上級者用といったﾄｺﾛですかねぇ。彼らの作品中一番過激なAlbumかも。

Demetrioが亡くなる直前の頃のLIVEか？まぁそうではなくても必聴！

散漫と言われてますが音響ﾓﾉ的な所もあって良いですよ。BassがAresに交替。