12枚目となる今作のBurzumはダーク・アンビエント系男子!同氏のアンビエントアルバムである1997作”Daudi Baldrs”や1999年”Hlidskjalf”がやや荘厳なイメージがあったのに対し、今作は、アルバムカバーにも見られるように、「静かで不穏な空気が漂う湖畔」、心地よいけど少し不安になる、そんなイメージが強いです。じっくり聴いていると、そのサウンドに深淵まで沈み込んでいき、薄暗い北欧の自然の中を彷徨い歩く擬似体験ができるかもしれません…ブラックメタル然としたギターサウンドが垣間見えるA-16”The Road to Hel”が実に美しい……