とうとう正式メンバーが、フィル、マイク、トニーの3人となってしまったジェネシスは、サウンド・スタイルやバンドの在り方に少々の変化が加わりながら、存続していくことになった。そんな状況が反映されたトリオとしての初作品 そして3人が残った(And Then There Were Three) (1978年発表)では、過去のプログレッシヴ・ロック感覚を失うことなく、ポップなテイストをも導入。同作からは初の全米トップ30入りする“フォロー・ミー”のヒットも生まれている。またこの後のツアーから準メンバー扱いでチェスター・トンプソンとダリル・スチューマー(g)が参加。同1978年11月には初来日も果たしている。