非常に惜しいというところか。リカルド以来、南米のテクノが熱いと思っている人は多いと思うが、彼のネタ扱いはややヨーロッパ志向と違和感があったが、生まれはスイスと聞いて納得。一曲目のアフリカンな曲は文句なしの必殺トラックとなるが、ワールドミュージック、ジャズ的な観点で言えば、このオーガニックなネタを調理しきれてない。それはパーカッションネタもそう。何も考えずに聞けば楽しめるが、潜在的に何かを音に求める人には騙されるなとなるだろう。だからこそ惜しい。

リッチー・ホウティンみたいなサウンドを深めていった印象を受けました。 僕が一度通して聴いた感想では、実験的な印象です。極力音数を絞って、絶妙に成り立っている曲の数々を、そつなくDJミックスしてありますが、もうすこしだけ色気のような音が増すと、さらに面白くなると思いますが・・・。ドイツを初めとするヨーロッパのクラブ・シーンでは、このような曲調でも盛り上がっているのでしょうか？？興味を引かれます。ともあれ、個人的に刺激は得られました。