Gackt演じる長尾景虎こと後の上杉謙信が美しい。欲を捨て、生涯不犯の生き方をする正義に凝り固まった男。こんな人間がこの世に一人でも存在したら面白いだろうに。もっともこの世の人々はこういった人間を認めたがらない。自分たちには出来ない不犯な生き方をする人間を恐れるからだ。Gacktのような美しい外見の男が謙信のような文武両道かつ道徳を重んじる人間を演じたことは深い意味があった。

大河ドラマに、こんなにはまったの初めてだ。この番組を見ていると、色んな事を考えさせられた。それにしても、キャストが豪華だ。

大河ドラマもここまで来たか！と唸らせる完成度の高さ。義経自害のクライマックスは前人未到の感動を与えてくれる。最後のナレーションにはやや違和感を覚えるが…。

教科書的な人物像を作らずに、NHKらしくないエンタメ描写を積極的に盛り込んでいる処が評価できる。音楽はすばらしい。

オダギリ・ジョーが最後に全部おいしいところを持っていった感じだった。それまでは山南(堺雅人)ばかり見ていたけど。史実はどうあれ、ドラマの中の齋藤一は孤独で硬派な剣士だった。寡黙で人と交わらない一匹狼だが繊細で優しい仲間思いなところも見られて格好良かった。

笑いと涙の表裏一体。

長い間待っていましたが、やっと発売されてうれしいです。主演の渡瀬恒彦さんの抑えた演技の素晴らしさはもちろん、幸村役の草刈正雄さんの熱情、お江役の遥くららさんの草の者としての美しさ、中村梅之助・梅雀父子の共演など、見所満載です。この水曜時代劇枠は、前後に「宮本武蔵」「武蔵坊弁慶」を放送するなど、大河ドラマが現代劇を制作した裏で、素晴らしい時代劇を制作しており、今の大河のレベルを凌駕しています。今から見るのが楽しみです。

丁度今CATVでシリーズ再放送中だ。戦国の動乱に巻き込まれた真田一族の興亡を単に描いているだけでなく、真田父子に愛された忍び＝草の者たちの人間ドラマがあつい！！回をおうごとに出演者たちに愛着がわいてきてしまうのが不思議なところ。つい先日は丹波哲郎演じる真田昌幸が感極まり、素で嗚咽してしまう場面を観て、私も嗚咽してしまったり。夏八木勲、遥くらら、加藤嘉、中村梅之助...豪華な脇役たちがいっぱい！当時は水曜時代劇にすぎなかったらしいが、コレを観たら今の大河ドラマはバカバカしくて観ていられなくなってしまう。

これ買おうか迷ってるんだけど…ﾕｰｻﾞｰﾚﾋﾞｭｰ読んで決めようかなぁって思ってたら、あんま載ってなかったし�ﾇ未公開分があるってやっぱ惹かれるよなぁ…

待ち遠しいっっ!!! 土方山本大好き☆★